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【川崎市中原区】新丸子の駄菓子屋さんで、かつての街の姿を聞く 花街の面影ははるか遠くに

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

こんばんは!

さいきん、にわかに絵本作家の仕事が舞い込んできててんてこ舞いしておりました、俳優のAshです。でも、どうやら目処がつきそうで… 心からほっとしています。

絵本の舞台は新丸子のまち、ということで新丸子の今昔を改めて調べ直していました。

新丸子は花街だった

ご存知の方も多いとは思いますが、新丸子はかつて、芸者さんのお座敷が毎日のように開かれていた花街でした。

こちらの写真の奥に大きなマンションが見えますが、まさにそのマンションの建っている場所は、大きな料亭があり、そちらに出入りする芸者さんの置屋さんなども、川沿いの道の方にはあったようです。

小野沢商店さん

そんな話をちょっと聞かせてくれたのは、子どもたちが大好きな駄菓子屋の小野沢商店さん。

空太郎が、上丸子小学校のお友達に連れて行ってもらった、といって私を連れてきてくれました。

この写真の左側の赤っぽいシェードのお店がそうです。 看板もないけど、放課後の時間になると子どもたちで一杯になります。

右の路地の向かいには、先日、記事でご案内した絵本の古本屋さん「STAR BOOKS」さんが見えていますね。

優しいお母さんが「ここが三業地だったのは、私がお嫁に来るより前のことだから、わたしも聞いた話だけどね」と言いながら、とっても賑やかだったみたいですよ、と教えてくれました。

たしかに、もうほとんど面影はありませんでしたが、そういう風な視点で街をめぐってみると、面白い発見がたくさんありました。

それは、物語の中で生かしていこうと思います。

そして、この駄菓子屋さんの昭和な雰囲気は、せめてそういうかつての街の姿と、現在の街の姿をつなぐ扉にもなっているのではないか、と思うのでした。

せっかくなので、子どもに帰った気分で駄菓子を買っていきます(ルン♪)

くじが人気

子どもたちには、相変わらずくじが人気なのだそうです。

ガラスにくっつくおもちゃ! 

うっかりくじを引きたくなるかわいさです。

あ、なつかしいお菓子を見つけました。「梅ジャムせんべい」これ好きだったな。

みなさんは何が好きでしたか?

見ているだけで楽しいですね。

「今は消費税で、中途半端な価格になっちゃったから、子どもたちも計算がたいへん」とお母さん。 でも、子どもたちは暗算力を鍛えられますね(笑)

(空太郎君は若干予算オーバーしてました…)

お母さんの頭の近くにある「棒かる」が気になって、私は次の日またこれを買いに来てしまった(笑)。そのときには、大人の男性の先客がいらっしゃいました。

大人も買いに来るんですね。なんだかうれしい。

戦利品

なんとなく、買ってしまったものたち。

棒かるは、期待に違わぬ心ゆかしさで、空太郎みたいな今時の子どもでも「うまい」とハマっていました。(まあ、味覚がおっさんな人なので、あんまり信用できませんがw)

これが13円なら、また買いに行きたいです。

何かと駄菓子屋さんがセットになっているお店は時々見かけますが、こういう純粋な「駄菓子屋さん」は本当に少なくなりました。

でも、空太郎は「なんて夢のある場所なんだ!」と心から感動していました。子どもにとって駄菓子屋さんがパラダイスなのは、昔も今もかわらないんですね。

小野沢さん、素敵な子どもたちの居場所をありがとうございます。ずっと元気で子どもたちに夢の扉を開いてあげてくださいね。

駄菓子屋(小野沢商店)
住所:川崎市中原区新丸子東1-794
営業時間:(確認中)
定休日:火曜日
アクセス:東急東横線新丸子駅より徒歩3分

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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