キャッシュカードだけで取引し続けるとどうなるの?入出金履歴が通帳に記載されなくなる“集約”とは?
インスタグラムを中心に活動しています元窓口お姉さんのなぽです。
キャッシュレス決済がふえてきている昨今でも、ATMでお金を引き出す機会はまだまだたくさんありますよね?
キャッシュカードだけでATMを利用する人が、通帳を使わず取引し続けた場合、入出金の履歴はどうなると思いますか?
実は、キャッシュカードで取引し続けると
”集約”というものが行われます。
今日は“集約”という仕組みと対処法について、解説します!
集約ってなんですか?
“集約”とは、キャッシュカードだけで取引をした場合に通帳への記載をまとめて行う仕組みのことです。
通帳記入をしていない期間が長いと、その期間入出金の詳細が印字されず、数か月分まとめた取引の記載をされることになります。
たくさんの取引があることでデータ量が膨大になり通帳への記載にも限界があるため、1回ごとの入出金の履歴が通帳に直接反映されなくなってしまうんですね…
実際の通帳には、入金●●件¥○○/出金●●件¥○○などと入出金の合計金額だけが通帳に記載されます。
金融機関によっては、合計記帳とも呼ばれています。
集約ってどうなったらなるの?
一定期間、通帳を記帳しないと取引が集約されてしまいます。
各金融機関集約される対象の期間や件数が違うので、利用している銀行のHPなどを確認してみてください!
集約のメリット、デメリット?
- メリット
ATMの操作が簡単通帳を頻繁に持ち歩く必要がない - デメリット
取引履歴がすぐに確認できない記帳を忘れると入出金や振込などの詳細がわからなくなる
集約されてしまった!取引履歴を確認したい時どうすればいい?
すでに集約された内容が気にならない人はそのままでも問題はありませんが、気になる方は取引金融機関の窓口に行きましょう。
窓口で取引が集約されたことを伝えれば、入出金の明細を受け取ることができます。
金融機関によっては、取引明細発行手数料などが発生する場合があるのでお気を付けください。
集約を防ぐためにできること
やはり一番は、こまめな通帳記帳が効果的です。
とはいえ、管理するのも通帳を持ち歩くのもちょっとな…という方は、そもそも通帳がないネット銀行や、キャッシュカードだけで取引ができる無通帳型(○○ダイレクト)などの取引ができるものに移行してもいいと思います。
インターネット上で銀行取引ができるサービスや銀行のアプリなども充実してきました。
通帳レスを銀行が進める動きが盛んで、有通帳→無通帳型への切り替えキャンペーンなどもあるので波に乗るのもいいかもしれないですね。
自分のお金を見つめなおすタイミング
入出金の取引が集約されてしまうことで、自身のお金の流れを把握することが難しくなってしまいます。
お金の流れを把握できる良いタイミングの通帳記帳。
ついついキャッシュカードだけで取引してしまう人は、通帳記帳をしてお金の動きを見る習慣をつけていきましょうね。
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