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【京都市】駅伝シーズン到来! 駅伝発祥の地・京都の記念碑をめぐる

くまライター(京都市)

毎年冬から春にかけて、京都ではいくつもの駅伝大会が行われます。今年(2023〜2024年)も12月24日(日)の全国高等学校駅伝競走大会を皮切りに、1月14日(日)の皇后盃全国都道府県対抗女子駅伝競走大会、3月10日(日)の全国車いす駅伝競走大会が開催。コロナ禍前までは2月に京都市小学校大文字駅伝大会も行われていました。

こんなに駅伝がさかんなのは、京都が「駅伝発祥の地」だから。京都市内にはそのことがうかがい知れる場所があります。

日本最初の駅伝

日本で最初に行われた駅伝は「東京奠都(てんと)50周年記念」として1917年(大正6年)4月に行われた「東海道駅伝徒歩競走」とされています。

これは東海道の始点である京都の三条大橋を出発し、東京の上野不忍池(しのばずのいけ)までの約508kmを23区間に分けて昼夜を問わず走り抜けるという過酷なもの。ゴールしたのは翌々日だったそうです。

レースは関東組と関西組の2チームによって争われ、勝利した関東組のアンカーは大河ドラマ『いだてん』の主人公にもなった金栗四三でした。

三条大橋東詰の「駅伝発祥の地」の記念碑

現在「東海道駅伝徒歩競走」のスタート地点である三条大橋のほとりには、財団法人 日本陸上競技連盟によって「駅伝発祥の地」の石碑が建てられています。

東海道の始点ということで、三条大橋の反対側には『東海道五十三次』の弥次さん喜多さんも。
東海道の始点ということで、三条大橋の反対側には『東海道五十三次』の弥次さん喜多さんも。

駅伝の碑
住所/京都市東山区三条通川端角(三条大橋東詰北側)
財団法人 日本陸上競技連盟
Webサイトはこちら

西京極総合運動公園の「駅伝発祥の地」の記念碑

西京極総合運動公園は京都マラソンや京都で行われる駅伝のスタート・ゴール地点であり、京都における陸上の聖地といえます。

国道9号からの入り口付近。
国道9号からの入り口付近。

陸上競技だけでなく、サッカー・バスケ・野球もできる京都のスペーツの聖地でもあります。
陸上競技だけでなく、サッカー・バスケ・野球もできる京都のスペーツの聖地でもあります。

「飛翔」の像。この足元に「駅伝発祥の地」の記念碑があります。
「飛翔」の像。この足元に「駅伝発祥の地」の記念碑があります。

国道9号沿いの北側から西京極運動公園に入ると正面の突き当りに彫刻「飛翔」がありますが、その足元に「駅伝発祥の地」の記念碑と、オリンピック女子マラソンのメダリストである高橋尚子さん、有森裕子さん、野口みずきさんの足型が設置されています。

西京極総合運動公園
住所/京都市右京区西京極新明町32
電話/075-313-9131

駅伝のほかに2月には京都マラソンもあり、そのたびに京都市内では交通規制があるので気をつけなければなりません。「めんどくさいな」と文句を言いつつも、やっぱり楽しみだったりします。なんだかんだ言いながら当日はテレビにかじりついて応援してしまうのでした。

ライター(京都市)

大阪生まれの大阪育ち、京都在住のライター・DTPデザイナー・イラストレーターです。京都の情報誌を経てフリーランスになりました。よろしゅうおたのもうします。

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