【映画評】金曜日に長者町フライデーの前を通って映画「FRIDAY」を観に行ったよ
と、このタイトルを思いついただけで、ニヤリとしてしまった。きっと横山剣なら1曲ぐらい簡単に作ってしまえるだろう。
つまり本当は、それ以上を語れない、語るべきでもない、ドキュメンタリー映画、だということである。
概要は以下のとおり。
引用:映画「FRIDAY」公式サイトhttp://www.g-film.net/friday/
違和感を感じていた原因が、観始めて10分ほどするころにわかってきた。
最近のドキュメンタリー映画(テレビ番組を含む)と大きく違うと感じたのが、画面に説明を置かない、いわゆるテロップで“言い訳をする”ことがまったくといっていいほどない映画だということ。
だからこの映像は、帰納でも演繹でもない。
ただそこに音楽があり、音楽を発して楽しむ人と、音楽を浴びて楽しむ人がいる、ということ。
ライヴハウス“フライデー”を取り巻く環境には、いろいろ考えなければならない問題があると、横浜に住んでいれば耳にすることも少なくない。
ドキュメンタリーが問題提起もなしに存在していいのかという批判もあろう。
そのうえで、ボクはこの映画が、音楽に無心で浸れる喜びを思い出させてくれたと評価したい。