【神戸市】西国街道の神戸ルートの旅 「ブラタモリ」にも登場した直角にまがる街道編
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/itchan/article/01659382/title-1707223696103.jpeg?exp=10800)
ほぼ直角に曲がる西国街道の理由は港にあった!?
![西国街道を示す現地図。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/itchan/article/01659382/image-1707224180021.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
今回訪ねた西国街道の場所は、ほぼ直角に曲がるところ。上の写真は現地の案内図ですが、薄紫色で示されたルートが西国街道。「現在地」の部分が角にあたるのがわかります。
![ここには道標が残されている。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/itchan/article/01659382/image-1707225663232.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
本来の西国街道は山側に走る一直線の街道だったのですが、兵庫津が栄えたことによりあえてルートを曲げられてこのような直角の街道になりました。この少し先には、船が着く内海があり、そこが人や物が行き交う物流の拠点になっていたことがその理由。船から物資が届き、それがこの街道を通じて京都や九州にも流れていったのでしょう。このようなエピソードから神戸の港が繁栄していく歴史の流れが感じられるのが興味深いです。
![「札場の辻」、左は九州、右は京都につながる。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/itchan/article/01659382/image-1707225964046.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
この場所は「札場の辻」と呼ばれています。「札場」とは当時幕府からの告知の札が貼られていた場所のこと。今の掲示板のようなものでしょうか。それが立っていた辻ということからつけられたそう。
この場所は、「ブラタモリ」でタモリさんも訪れています。神戸の港が繫栄した痕跡としてここで説明を受け感嘆しているシーンが放送されました。ちなみにこのときのアシスタント役は近江アナでした。
![札場の辻跡の案内板。](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/itchan/article/01659382/image-1707226638485.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
西国街道も場所を区切って見ていくと歴史の断面がドラマチックにイメージできる瞬間があります。この「札場の辻」もそんな場所のひとつでした。
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札場の辻跡
神戸市兵庫区南仲町2