【南アルプス市】職人でありアーティストなコーヒー店でいただく絶品コーヒー
筆者は、一年中水代わりにコーヒーを飲んでいます。缶、インスタント、ドリップ、何でもありです。ただ、専門店で飲む機会は何故か少なかったりします。
今回は、以前から気になっていたものの、筆者の行動範囲と時間帯から少し外れていたため、立ち寄る機会を逃し続けてきたお店に意を決してお邪魔してみました。
お店は、南アルプス市上今諏訪の「Roasteria Orchard ローステリア オーチャード」さんです。コンテナを改造した店舗は、なかなかオシャレ感あってセンスの良い趣です。
開国橋西交差点より北側に少し進んだジョナサン駐車場横にあります。交差点近くですが、車の出入りはしやすいと思います。
店内は外観の無機質感と変わって暖かみのある空間になっています。焙煎機をはじめ、コーヒー関係の器具ってスゴいオシャレ感あるのは筆者の気のせい?それとも機能美ってことなのでしょうか?
その日の豆を掲示。迷う筆者に、好みを聞き取りながら丁寧に分かりやすく豆ごとの特徴を説明してくださいました。この時点で、お店のコーヒーへの強い拘りを感じることができました。押しつけや一方通行感が無くとても自然な流れでした。
店内での飲食のほか、テイクアウトもできます。また、豆や粉、ドリップバッグの販売も行っているようなので、様々なシチュエーションで楽しむことができそうです。
落ち着いて、ゆっくりコーヒーを楽しめる店内。
ハンドドリップコーヒー(¥580)豆の解説が付いていて、飲んでいるコーヒーの来歴が分かりやすく説明されています。ゆっくり味わって飲みながら思ったことは、豆ごとに様々な条件で焙煎して淹れることの難しさが職人技であるということは言うまでもなく、同時にアーティスト的な感覚にも近いのかなと感じました。
ひっきりなしに訪れるお客さん。常連さんが多いように感じます。そんなお忙しい最中、短い時間でしたが佐野氏とお話しさせていただきましたが、印象としてはやはりアーティストの感覚でした。表情や物腰、知識と技術、探究心と自信、筆者の友人知人のアーティストさん達と同じ匂いがしました。ただ飲み物としてコーヒーを提供するのではなく、コーヒーに関わる全てを大事にして、それをお客さんに楽しんでもらおうとしているように思います。
ただ、残念なことに今年の8月をもって閉店する予定とのこと。こんなことなら時間とタイミング見計らって、もっと早くにお邪魔しておくべきでした。本当に残念。
今からでも遅くありませんので、美味しいコーヒーと時間を楽しみに立ち寄られてはいかがでしょうか?