防府市大道、国道2号線沿いに、気になる看板を目にしました。

「いとをかし」と「お菓子」を組み合わせ、「芋」をイメージさせる造語「をかしぃもん」という名前のお店は、台道近辺では珍しい洋菓子店です。

隣接するフジイ工業という建設会社さんプロデュースの、どこか懐かしい雰囲気のお店です。

フジイ工業の社長さんが大の芋好きということで、いつか美味しい焼き芋をお客様に振舞えるようなお店を持ちたいと考えられていたそうです。

そこで会社のお隣の納屋を改装して、今年の４月に「生コンから生クリームへ」を合言葉に、紅はるかの焼き芋をはじめとしたスイーツ店をオープンされました。

大きな梁が目を引く店内は、どこか懐かしい心地良さと温もりを感じます。一歩店内に入ると、甘くおいしい匂いとスタッフさんの笑顔であふれていました。

お店の看板商品の焼き芋は、自家製の窯で藤井社長自らオープンの２時間前から焼き上げられるそうです。

明るく朗らかな店長さんは、パティシエールを経て給食調理員としての経歴を持つ女性で、その経験から作られた、サツマイモがたっぷり入ったおこわのおにぎりも人気商品ひとつとのことです。

おにぎりに使われる味噌や、ケーキをはじめとしたスイーツに使われるコーヒーや餡子は、近隣のお店から仕入れた製品だそうで、地元愛を感じます。

一つ一つ丁寧に作られているケーキなどは、季節によってラインナップが変わって行くそうなので、何度でも訪ねてみたくなります。

手土産にぴったりな、焼き菓子も充実していて、見ているだけで華やかで温かい気持ちになる商品がたくさんありました。

ソフトクリームも人気の商品で、多くのお客さんが手にされて帰って行かれていました。そのソフトクリーム今回、焼き芋をトッピングをしてご厚意でご提供いただきました。

ソフトクリームと焼き芋の相性はバツグンで、ねっとりとした食感の焼き芋で、冷たいソフトクリームをすくっていただきました。

店長さん手作りのトッピングされたクッキーも優しい味わいで、ソフトクリームと焼き芋にぴったりでした。

店内にイートインスペースはありませんが、外に休憩所があるので、そこを利用してソフトクリームや焼き芋を食べながら、一息つくお客様もいらっしゃいました。

アットホームなお店には、愛情いっぱいで手に取りやすい「をかし」でいっぱいで、誰もが気軽に立ち寄れる癒しの空間でした。