【長野市】ペットショップに行く前に。里親との出会いを待つ保護猫たちが集まる譲渡会へ行ってみよう
引き取り手がない猫を保護し、新しい飼い主につなげる「保護猫」に関する活動をする団体が、長野市内にも複数あります。
以前、「保護猫ハウス信州猫日和」もご紹介しました。(過去の記事:【長野市】ここは猫好きが集う優しい空間。保護猫と遊んでまったりしよう)
今回取材したのは、2019年3月からスタートし、ほぼ毎月保護猫の譲渡会を開いているというボランティア団体「ながの鈴ねこの会」。
篠ノ井西小学校の近く、細い通りを進んだ先にあるJAグリーン長野旧川柳支所が譲渡会の会場です。
5月14日に開かれた譲渡会には、17匹の猫が参加。普段は、預かりボランティアさんたちのもとで過ごしている猫たちです。会場内は、猫を見に来た親子連れや、預かりボランティアさんたちでにぎわっていました。
平均すると毎回20~25組の人たちが猫を見に訪れるといいます。1回だけでなく何度も足を運び、家族になる猫を探す方もいるそう。毎回、参加した猫のうち2~3割は里親が決まります。
年齢や個性がさまざま。譲渡を希望する際は、どんな猫なのかをしっかり確認し、注意点を理解した上で受け入れる必要があります。
会場にいらした、とある預かりボランティアさんに保護猫の魅力を聞いてみました。
「常にエサをもらえる環境にいた子とは違い、生きようとする強さがすごくあります。はじめは人間に対して緊張感がありますが、次第に『人間と暮らすのっていいな』と思ってくれて、それを感じる瞬間がたまらないです」
今は保護猫3匹を預かっていて、5年間でなんと80匹ほどを預かってきたそうです。こうした方たちに保護猫活動が支えられているのだと実感しました。
「この日の譲渡会では一番人気だった」という子たち。里親とのご縁が決まったそうです!
また来月以降も譲渡会が予定されています。
当日に猫を連れて帰ることはできませんが、譲渡先を探している猫たちに実際に会える貴重な機会。猫を迎えたいと考えている方は足を運んでみてはいかがでしょうか。猫の飼い方相談もできます。