【長野市】ここは猫好きが集う優しい空間。保護猫と遊んでまったりしよう
好きなだけの時間を猫とたわむれることができる、猫好きにとっては夢のような空間があります。
南県町の長野中央郵便局の東隣にある保護猫ハウス「信州猫日和」。各地で保護された猫をここで飼育しています。来場者に実際に触れ合ってもらい、猫との相性などを確かめてもらい譲渡につなげる活動。もちろん保護猫ハウスでただ猫と遊びたい人も入場できます。
猫の餌代や治療代、施設の運営費は来場者の寄付でまかなっているため、たくさんの人に来てもらうことが、保護猫ハウスの猫を救うことに直結します。
NPO法人信州猫日和が運営し、2022年1月にオープン5周年を迎えました。5年間で計311匹を保護し、234匹を譲渡してきたそうです(2月末現在)。
外からはよく見えないため、「ここって何の建物なの?」と思われている方も多いと思います。入り口は2階にありますので上がってみましょう!
2階の出入り口手前に手洗いスペースがありますので、必ず手洗いと消毒をし、備え付けのスリッパをはいて入場します。これは猫たちの健康を守るためで、コロナ禍前から徹底して行われています。
2・3階が猫と触れ合えるスペースになっています。
入場時に寄付をお願いしていますが、金額は決まっていません。猫たちへの「気持ち」の額の寄付をお願いします。
「猫と遊ぶだけでなく、家に帰りたくないときに気軽に漫画を読みに来て」と信州猫日和代表の櫻井さん。
フォトブックなどの各種グッズも販売しています。購入することが猫たちへの支援につながります。
最初は13匹から始まり、最多で75匹を保護していましたが、現在は子猫から大人猫まで43匹を保護しています。
100円で乳酸菌入りの猫のおやつを販売しています。
ぐいぐい来る猫もいれば、離れたところから控えめに見ている猫もいて、性格もさまざま。
信州猫日和のSNSで猫の動画や写真を見ることができますが、実際に会ってみると雰囲気が違うこともあります。譲渡を希望する方は、必ず来場して猫に会うことが条件になっています。トライアルは1ヵ月間としており、トライアルから譲渡に至る割合はほぼ100%だそうです。
来場者はこれまでリピーターが8割でしたが、メディアへの露出が続いたせいか、新規の来場者も増えているそう。
コロナ禍で来場者が激減し、2月頃には施設を閉めなければならないと覚悟をしたそうですが、支援が集まったことで今は何とか持ちこたえている状況だといいます。
猫好きの一人として、猫を飼いたいと思ったときに、ペットショップだけでなく、保護猫の受け入れも検討してくれる人が1人でも増えるといいなと願わずにはいられません。
猫が飼えなくても猫とたわむれたい欲求を満たしてくれる、こんなすてきな場所があることを覚えていてくださいね!