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涌谷町にある珈琲豆焙煎店の店主に珈琲のことや今後について全力インタビュー!大人かっこいいが滲み出てた

ささキジ宮城県記事に特化したWebライター(涌谷町・大崎市担当)

どうも。ささキジです。

この記事を書いているのが2024年の4月。

あったかくなってきたねぇ。20度を超える日もあったりね。

こう暑くなってきますと、私の方はアイスコーヒーをがぶ飲みなわけです。

コーヒーは飲まない人ももちろんいるだろうけども、結構たくさんの人に愛され、重宝されてきた飲み物だと思うんです。

学生の頃

昔のささキジ「おれさぁ!甘いの苦手でさー。ブラックコーヒーしか飲まんわけよ。」

なんて無理してカッコつけてましたけど、33歳。いまじゃブラックコーヒーのおいしさもわかってきました。

ということで

今回は涌谷町にある新町裏珈琲店にお邪魔してます。

こちらのお店は自家焙煎した珈琲豆の販売店です。

さっそくこちらのお店の紹介記事を…書きません!紹介記事はほんのちょっとだけしか書かない!

じゃあなにを書くのかというと

今回は新町裏珈琲店主の佐藤英生(さとうひでお)さんをメインにした記事を書いていきます。

あんだけ冒頭でコーヒーのこと触れてたのにね。まさかのお店紹介じゃないパターンで攻めていきます。

いろいろ話を聞いていきます

まぁまぁアイスコーヒーでも飲みながらお話ししましょうや。と笑顔で自家焙煎豆のコーヒーを淹れてくれる英生さん。

新町裏珈琲の中。大人の趣味をぎゅっと詰め込んだかのような空間。この中で英生さんは日々豆を焙煎している。

ささキジ:「新町裏珈琲って自家焙煎した珈琲豆の販売店じゃないですか?自分で淹れた珈琲を販売とかはしないんですか?」

英生さん:「そうね!お店にきていただいたお客さんには試飲で飲んでいただくことはあるけど、基本的には豆の販売・配達がメインだね!でも以前何回か、イベントで珈琲を淹れて販売させてもらったことはありますよ!でも…まぁ。うん。」

はぎれの悪い会話。一体何があったのだろうか?

英生さん:「珈琲豆を店先で煎ったほうがいい匂いもするし、お客さんも喜ぶからいいかなぁと思って、フライパンみたいなやつで豆を煎ったんだよね。16時までのイベントだったんだけど、14時くらいになってから肩が痛くなってきてね。やめよう。って思いました。」

そらそうよ!ふだんやらないことやっちゃうから!でもお客さんのためにというのはすごく伝わる。愛だよね。

外に最高に雰囲気のいい試飲スペースがあるので、そこでいろいろ話を聞いていきます。

大人になった男の隠れ家、秘密基地みたいな。そんなロマンを感じる空間。すきだなぁ。

いやーアイスコーヒーうまい。

ささキジ:「いきなりド直球行きますけど、英生さんっていま個人事業主じゃないですか?始める時に奥さんに反対とかされなかったんですか?」

英生さん:「反対というよりかね…最初は子供の戯言だろと、半信半疑だった感じかな。それが焙煎機とかも揃え始めるとさ、「あ、こいつ本気だな」って思ったんだろうね。ここまでくるともう半ば諦めくらいでOKをだしてくれたんじゃないのかなって思ってます。」

ささキジ:「外堀を徐々に埋めていった感じですなw私がライターとして独立した時は反動をつけた勢いだけで押し切ったので、すごく嫁は不安そうだったのを覚えてます。その奥さんの顔を見た瞬間、頑張んなきゃ!!という熱い思いじゃなくて自分も不安になったのをすごく覚えてる。」

キリッとたった苦味によってテンションが上がり会話を盛り上げてくれる
キリッとたった苦味によってテンションが上がり会話を盛り上げてくれる

英生さん「店を構えたのが2020年の11月だから、もう3年半くらい経ってるんだね。地域のお客さんとか、常連さんとかも増えてきて本当にありがたいです。だからこそね、俺の焙煎した珈琲がお客さんの家庭で粗相してないかな?大丈夫かな?なんて気になっちゃうんだよね。」

ささキジ:「まるで珈琲豆を子供と思っているかのような発言。素敵。職人って感じがする。大丈夫だよ!英生さんの珈琲おいしいもん。」

状況別においしい珈琲を聞いてみた

ささキジ:「珈琲を愛する人だからこそ、聞きたい。状況別のおすすめのコーヒーを教えてください。」

英生さん:「うちの豆だとこんな感じかな。焙煎の度合いが違うと味も全然変わるものだからさ。状況別にコーヒーを使い分けるってのもいいんじゃないかなと思います。ちなみにコーヒーを淹れる時の水の温度も大事で、温度が高いといろんな味わいが抽出されて、温度が低いと甘みが多くなるんです。個人的には90度以下で抽出が豆の個性がよくわかるように感じますね。」

かっこいい。使い分けができる大人って、大人が見てかっこいい大人だよね。

英生さん:「ちなみにアイスコーヒーを淹れる時はコツじゃないかもしれないけど、いつもよりも1割くらい多めに豆を使って濃いめに淹れるといいですよ!氷が溶けた分水っぽくなってしまうので!香りが飛ばないようになるべくすぐ冷ますのもポイントですね!ぜひ試してみてください」

そんな英生さんはどんな趣味を持ってるの?

ささキジ:「英生さんは趣味とかあるんですか?」

英生さん:「バイクだね!元々ちょっとお堅い感じの技術職だったのもあって、機械とか乗り物が大好きなんだよね。週の半分はバイクに乗ってたいと思うくらい好きです。個人的に単気筒のさ〜〇〇がさ〜。車も好きでさ〜インプレッサとか乗っててさー。〜〜〜でさ。〜なんだよね。」

めちゃくちゃ楽しそうに話す英生さん。子供のような無邪気な笑顔。守りたい。その笑顔。
めちゃくちゃ楽しそうに話す英生さん。子供のような無邪気な笑顔。守りたい。その笑顔。

英生さん:「話は変わるかもしれないけど、以前焙煎機の温度センサーが壊れちゃったんです。それで機械をバラすことになったんだけど、もーうワクワクしちゃって。なるほどこれはこうなってたのか!だからこういうことができるんだ!とかすっげーワクワクするんですよ。」

ささキジ:「それはわかる!めっちゃわかる!私もそういうメカチックなやつが好きなのよ。普段当たり前に使ってるものとかの仕組みとか原理を知るとすげぇ興奮すんのよ。知的好奇心が超爆発するのよ。」

英生さん:「ねー!!ほんと楽しいよね!」

英生さんが今後やってみたいこと

ささキジ:「英夫さんは今後なにかやってみたいこととかあるんですか?」

英生さん:「やってみたいこととは違うかもしれないけど、心の安定を目指したいと思っています。お客さんと接する時、慌てちゃったりとかして安定した自分をなかなか出せないんですよね。」

なるほどなるほど。

英生さん:「前もさ、冗談でフルーティなコーヒー飲みたいときはフルーツ食べればいいじゃん!とお話ししてたら、いざ注文いただく時、そのお客さんフルーティな珈琲が好きだったりとかさ…」

そ れ は き ま ず い 。

ささキジはその時の空気感を想像しながら吐きそうになりました。

英生:「ほんっとにね。ほんっとに申し訳ない。なので、今後はお客さんと楽しく会話しながらも安定した自分を出せるように頑張っていきたいなと思ってます。」

英生さん:「あとは自分にとっての何かを見つけたいですね!おおきなことはできないかもしれない。もう61歳ですから。お前腕立て30回できるんか?と言われたらできない。だからやれることには限度があるんだけど、なにかやりたいなって思うんです。」

ささキジ:「そんなことない。そんなことないよ英生さん」

英夫さん:「ほんとに?じゃ言っちゃうけど、実は1日限りでもいいから昭和の喫茶店をやってみたいんですよ。60〜70代の方達が当時を思い出しながら会話ができるような昔ながらの喫茶店を涌谷町でやりたい。」

ささキジ:「カウンター席の木の椅子に座って、両手に新聞で咥えタバコみたいな?」

英生さん:「そうそうそうそうそう!!!!!音楽も当時の音楽をかけて当時話に花を咲かすの。おじいちゃんおばあちゃんがその空間にいる間だけ20代に戻れるようなのっていいですよね?」

そんなの。そんなの最高に決まってるじゃん。60代〜70代限定の喫茶店にしちゃおうぜ。

英生さん:「なんだか話をしてたらワクワクしてきた!」

私のようなしがないライターとのお話でワクワクしてもらえるのはとても嬉しい。

今回は新町裏珈琲の店主「佐藤英生」さんの紹介でした。

さすがにお店の紹介をあまりしないのはアレなので、最後にお店の紹介を少しします。

店舗詳細

アクセス: 宮城県遠田郡涌谷町新町裏3−3

営業時間:10:00〜15:00

定休日:水、木

・注文戴いてからからの焙煎

・100gからの注文可能で、注文料が変わっても再現性の高い焙煎方法を実現させています

新町裏珈琲の記事はこちらから

涌谷町【新町裏珈琲】大人感溢れる試飲スペースで焙煎したての珈琲を飲む贅沢時間を体験してきた

ささキジがいつも購入している新町裏ブレンド100gあたり600円

すんげぇいい匂いすんのよ。是非みんなも行ってみてください。

宮城県記事に特化したWebライター(涌谷町・大崎市担当)

宮城のローカルメディア【ミヤキジ】を運営しています。実際に体験しないと良さは伝わらない。【大人に夢と遊び心を思い出させる】を信条に日々、宮城県を這いつくばってます。

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