【姫路市】この重量感で破格の安値。寿司職人が作るカツサンドは苦みある魅惑のソース。86歳のファンも
店内のBGMは陽気なロックンロール。それに負けないくらいに明るい東谷拓郎さんと絹代さん夫妻が営んでいます。姫路市兼田のカツサンド店「TIGER ONE」。
画像からも伝わる、夫妻の輝き。
言葉を交わすと、前向きで晴れやかな気分になると同時に癒やされもします。
ここだけにしかないカツサンド、艱難辛苦を乗り越えたからこそ深みのある人柄。“Wの魅力” がありました。
できたてを店内で、テイクアウトで家飲みを
内装はおもちゃ箱をイメージして。10席。できたてをいただけるイートイン、一部のメニューを除きテイクアウトも可能です。ビールとの相性も良いのですって。
拓郎さん愛用のバイクや約80のミニカーが並び、バイカーや旧車愛好者が訪ねることも多いとか。
岡山県出身の拓郎さん。15歳でボクサーを目指して大阪へ。トレーニングに励みながら、叔父が経営する虎寿司でのアルバイトを続けたものの19歳のとき不慮の事故で左目を負傷。叔父に「料理のセンスがある」と言われ、本格的に寿司職人の道に。約30年のキャリアです。
寿司からカツサンド?
「シドニー出身の弟子が帰国して寿司店を開くというので、軌道に乗るまでサポートするため虎寿司を閉じました。でもコロナ禍で渡豪できなくて」。カツサンドが大好きだったことから、ひとまず2021年に絹代さんの実家のある姫路で店をオープン。その後、シドニーでの任務を果たし、23年11月にこの地へ「TIGER ONE」が誕生しました。
3種のカツサンド、2種のたまごサンド、地元産米とカツのコラボレーション「カツと米」がメニューに。
気づくと食べてしまっているサンド
看板メニューの「カツサンド」。
え~!! あ~!! ボリュームが。
豚肉の厚さに仰天。しかも二つ。
粗めのパン粉は自家製。オープン時から野菜を継ぎ足してきたソースはコクがあり、ほんのり苦みも。一般的なイメージではない。
やわらかいカツ。鉄板で焼いた食パンは香ばしくて、バターも香る。
オリジナルのカツサンド! 追いソースもOKなのです。
野菜や肉は近隣地域の農家や精肉店のもの。
サラダ、お菓子も付いている。
さぁ、ショーの始まり。
卵4個分を使用した「超たまごサンド」。
千姫の目の前で絹代さんが炙る、炙る。まさかの二刀流。
炙るアイデアは拓郎さんの就寝中の夢に出たきたそう。
クラッシュ卵の上に半熟卵、これまたボリュームが。
カツサンドのパンより少しカリッとした甘めのドッグパンが卵とガチッと合います。
カツサンドとたまごサンドのハーフサイズがセットになった「TIGER BOX」には86歳の女性ファンも。ペロリと。分かりますよ、気がついたら食べてしまっていますもの。
コーヒーまでサンド類とそろえてメガサイズ。
「姫路といえばTIGER ONEのカツサンド」となるのも近い!?
TIGER ONE
兵庫県姫路市兼田255-1
電話番号:070-9200-3101
営業時間:火、水、木曜11:00~15:00 金、土、日曜11:00~20:00
定休日:月曜
駐車場:あり