創業44年！国道13号線沿いの老舗焼肉店『じゃんじゃん』とは？

大仙市から横手方面に向かって車で国道13号線を走っていると、左手に年季の入った黄色い看板が見えてくる。そう、今年で創業44年目を迎える老舗焼肉店『じゃんじゃん』だ。

店内に入ると親切なお母さんが迎えてくれた。年配のご夫婦が営む『じゃんじゃん』はテーブル席のほか、広い座敷も完備。気取らずにお腹を満たせる街の焼肉屋さんという印象だが、今日はこの店で真冬の漢メシタイムといこう。

品書き

ご飯物

牛丼（味噌汁・つけもの付）：600円、カツ丼（味噌汁・つけもの付）：700円、カルビクッパ（辛）：700円、ビビンバ（スープ付）：650円、お子様ランチ：550円など。

定食

牛鍋定食（つけもの付）：700円、じゃん鍋定食（つけもの付）：750円、牛ホル鍋定食（つけもの付）：800円、もつ定食（ライス・味噌汁・つけもの付）：650円

麺

ラーメン：550円、味噌ラーメン：650円、カルビラーメン（辛）：750円、冷麺：700円、冷やし中華（夏季限定）：700円など。

焼肉

上カルビ：1,000円、牛カルビ：700円、牛ロース：750円、牛タン：700円、牛タン塩：700円、牛ホルモン：600円、トントロ：550円、ラム：600円、ウインナー：450円など。

コース

カルビコース：1,250円、ロースコース：1,250円、タンコース：1,200円、タン塩コース：1,200円、ホルモンコース：1,100円、ビビンバコース：1,150円など。

メインの焼肉はもちろん、丼ものや定食も充実しているじゃんじゃん。焼肉は一人用のお得なコースが嬉しいし、焼肉屋さんでは珍しいお子様ランチがラインナップされているのも面白い。一人焼肉も家族連れも宴会もみんなまとめてウエルカム。そんな印象の『じゃんじゃん』だが幅広いメニューの中から、今回私がチョイスしたのがコイツだ。

焼肉屋さんの絶品スタミナメシ！『じゃんじゃん』名物のカルビラーメンとは？

腹を空かせた男を裏切らないもの。それが『じゃんじゃん』名物のカルビラーメンだ。真っ赤なスープの中に潜む肉とラーメン。いやはや、このワイルドなビジュアルがたまらない。冬の寒さも吹っ飛ぶ横手の漢メシだ。

見た目は激辛フェイスのカルビラーメンだが、思ったほどの辛味はなくスイスイ食べられる。肉とニンニクの旨味が凝縮されたスープの中で躍動する中細麺。味が染みた玉ねぎや溶き卵も良い仕事をしている。

男気のあるワイルドなラーメンで横手の冬を行く私だが、楽しみはこれだけでは終わらない。ここで密かに頼んでいたコイツの登場だ。

『じゃんじゃん』の人気ラーメンに欠かせないもの。それが白飯だ。

麺を食べ終わった後は、残った具材を白飯の上に乗せたセルフカルビ丼をかき込む。これがカルビラーメンを余すことなく楽しむ漢たちの流儀である。愛と欲望のカルビ丼。このままがっつくのもアリだし、スープを投入しておじや風にするのもおススメだ。

国道13号線沿いで40年以上に渡って愛され続けている老舗焼肉店じゃんじゃん。その慣れ親しんだ味を求めて足を運ぶ常連さんも、国道沿いの看板に魅せられて入店した「はじめまして」の方も、思い思いに過ごす昼休み。ウマ辛なカルビラーメンとセルフカルビ丼でお腹いっぱいの私も、もちろんそのひとりである。

さて、次回は焼肉とビールだな。そんなことを思いながら店を出ると、秋田の冬には珍しい真っ青な空から『じゃんじゃん』の看板に向かってまばゆい光が差していた。