【那覇市】創業60年以上、地元に愛され続ける老舗居酒屋で新たな泡盛との出会い。
常に人で溢れかえる人気店の「小桜」。国際通りから一本入ってすぐにあるこちらは、クラシカルな木造の建物が特徴的です。なんでも1955年からこの地にお店を構え、現在三代目のオーナーは創業者のお孫さんとのこと。家族で支え合いながら営業し続け、地元の人に愛されて60年以上。このお店が沢山の人の笑顔と楽しい時間を見守ってきていると思うと、感慨深いものがあります。
中に入ると、1階は10名ほど入るカウンター席のみとこぢんまりとしています。この日は週末の18時、小桜は基本的に満席なので予約必須ですが、この日はたまたま「19時30分までならご案内可能です。」とのことで入れてラッキーでした。1時間半1本勝負! 飲むしかありません。
2階に上ると、4名テーブルが3つある座敷になっていて、靴を脱いでくつろげそうです。この木造の建物に、畳とローテーブル、そして扇風機。うーん、風情のある落ち着く空間がたまりません。次は2階を予約して、くつろぎながら飲みたいものです。
お酒のメニューも豊富で、特にAボールという泡盛の炭酸割りが人気とのことです。Aボールに使用される泡盛は自身で選ぶか、迷ってしまう場合は店員さんのオススメで作って下さるそうです。そして何よりメニューの下半分が泡盛で埋まるほど、泡盛の種類も豊富です。グラスの大きさを選べるので、少量を飲み比べたり、気に入ったものはしっかり飲めるのも嬉しいです。
沖縄らしい料理と、お酒のアテに合いそうな、美味しそうなメニューが並びます。
一際目立つ場所に貼ってあったこちら、新時代の日本酒という文言が目に入る人も多いはず。
【SAKE × AWAMORI】 2022 FIRST EDITION(新世代の日本酒)とは
日本酒の造り酒屋 「田嶋酒造株式会社(福井県)」と、酒類の企画販売を行う「株式会社 OneSpirit (沖縄県)」の共同開発商品です。果実味溢れる香味、やさしい口当たり、そしてほのかに乳製品のニュアンスも感じられる一品。沖縄限定のブルーボトルは、7月に限定 250本リリースし、その後ひと夏の熟成を経た日本酒の総称「ひやおろし」にて、秋頃250本販売予定とのことで、7月リリース分は早々に完売したとのこと。
すでに完売しており、あまり出回っていないこちらの日本酒を飲めるなんて運が良いです。日本酒と泡盛のいいとこ取りをした新しいお酒で、果実味を感じる爽やかな飲み口で非常に美味しいです。
こちらはスーチカーです。スーチカーとは、沖縄の言葉で「塩漬けする」と言う意味で、豚の三枚肉を塩漬けする正月や祝いの席でも食べられる、沖縄の伝統料理です。スーチカーは冷蔵庫などがなかった時代に、元々は保存食として作られていたようで、さすがしっかりした塩味と味付け。酒のアテにもちょうどよく、少しずつ頂きたいです。
こちらはわたがらす豆腐です。カツオの腸の塩辛は酒盗のようなお味。わたがらすがむっちりとした島豆腐に乗っていて、これだけで何杯もお酒を飲めちゃいそうです。
1階のカウンター席の裏には沢山の泡盛の瓶が並びます。どれを飲もうか悩んだら、店員さんに質問してみるのも手かもしれません。女性の店員さんに聞いたら丁寧にオススメを教えてくれました。
気になる泡盛があればまずはおちょこサイズで試してみるのも良いかも!
店員さんも全員対応が良く、泡盛の知識も豊富なので、飲むお酒に迷ったら相談に乗ってくれる対応の良さも長年愛されていることがよく伝わってきます。実家のような安心感のある「小桜」。那覇にお立ち寄りの際は一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
小桜
住所:沖縄県那覇市牧志3丁目12−21 小桜
電話:098-866-3695
定休日:火曜日
営業時間:18:00~23:00
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