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吉本興業から生まれた少女歌劇団ミモザーヌとは? 初の卒団生を送り出す少女たちの青春模様

斉藤貴志芸能ライター/編集者
(左から)いわむらゆきね、きくたまこと、いわなみゆうか 撮影/S.K.

吉本興業のプロジェクトから生まれた「少女歌劇団ミモザーヌ」。“清く、明るく、麗しく”をモットーに、10代の少女たちが歌とダンスのレビューを繰り広げる。令和元年から始動し、コロナ禍にも見舞われながら、華やかで清々しいステージが観る者を魅了してきた。最年長で20歳になったきくたまことの卒団公演を控え、3人のメンバーに話を聞くと、まさに麗しい少女たちの青春模様が浮かび上がった。

広井王子の総合演出で歌やダンスをダイナミックに

 和の文化を背負い、世界で活躍できる少女たちの成長を応援するライブ・エンターテイメントとして、吉本興業の「少女歌劇団プロジェクト」から発進したミモザーヌ。10代の少女を募集したオーディションを経て、令和元年5月に始動した。

 総合演出を『サクラ大戦』や『天外魔境』などで知られるマルチクリエイターの広井王子が手掛けるほか、世界的ダンスカンパニーCONDORSの古賀剛、SILENT SIRENのサウンドプロデューサーのクボナオキらがスタッフに名を連ねている。昨年12月にオンラインによる第一回公演、今年8月に初の有観客公演を開催。様々なジャンルの歌やダンスにアクロバットも取り入れて、ダイナミックなステージを展開した。

 現在のメンバーは26名。20歳で退団と決められている。12月28日に大阪、1月9日に東京で『Winter Story~きくたまこと卒団公演~』を開催する。

吉本でお笑い以外もやるんだなと(笑)

――まことさんは3年前にミモザーヌに入ったときは、どんな高校生だったんですか?

きくたまこと 野球部のマネージャーをしていて、泥だらけになったボールを洗ったり、人をサポートすることに力を入れて青春してました。でも、高校に入る前は子役の活動をしていて。やっぱり自分が得意なことをやりたい気持ちがあって、ミモザーヌのオーディションを受けました。

――ダンスや歌の基礎は子役時代に学んでいて?

きくた そうですね。高校の頃も習いごとみたいな感じで続けていましたけど、人前で披露することはなくて。

――ミモザーヌの募集はどう知ったんですか?

きくた 母がネットで見つけて勧めてくれました。少女歌劇団ということで、宝塚歌劇団や松竹歌劇団を思い浮かべて、お芝居も歌もダンスも私の好きなことだから、いいなと思いました。

――吉本興業のプロジェクトということで、何か考えたりは?

きくた 女の子で新喜劇にも出るのかなと(笑)。でも、ホームぺージを見たら、そんな感じでもなくて。「吉本でもお笑いと違うことをやるんや」と思いました。

歌劇団って何かわからなかったけど楽しそうで

――ゆうかさんは応募当時は、まだ小学生だったんですよね?

いわなみゆうか 5年生でした。お母さんが募集を見つけてくれて、歌劇団って何なのかわからなかったんですけど(笑)、何か楽しそうだなと思って。「清く、明るく、麗しく」と書いてあったので、美しい感じはしました。自分に合っているのかはわかりませんけど(笑)。

――歌やダンスの経験はあったんですか?

いわなみ ダンスは小1のときにお兄ちゃんと一緒に習い始めました。あと、ピアノも幼稚園の頃からずっと習っていて、小6のときに急に好きになって、めっちゃ練習するようになりました。

――ゆきねさんは当時は中学1年生。

いわむらゆきね 私も歌やダンスは小さい頃からやっていて、中学時代には地元の子たちとアイドルっぽいグループを組んで活動したり、小さい劇団に入って小劇場で1人芝居をさせてもらったりしてました。

――中学生の頃から精力的だったんですね。

いわむら でも、中学生の自分たちで運営していたので、それこそ吉本のような大きい会社の舞台に立てるチャンスがないか、探していたんです。そしたら、お母さんがこの歌劇団のオーディションを見つけてくれて、受けることにしました。

撮影/S.K.
撮影/S.K.

同年代の女の子たちで切磋琢磨しました

――3人ともダンスの経験はありつつ、ミモザーヌでは最初、クランプとかアイソレーションとか、基礎を徹底的に叩き込まれたそうですね。

いわむら 私はもともとダンスはナンチャッテというか、あまり基礎をやらず、できてるふうに踊ってきたところがあって。歌劇団に入って基礎レッスンを受けたら、できないところばかり見つかりました。本当に全然できなくて心にグサッときて、辛いなと思ったときもあります。でも、できなかったことができるようになるのが、自分の中で楽しくて。

きくた 私はずっとバレエ寄りのダンスをやってきて、新しいことを学べる楽しさがありました。でも、バレエは重心を上に上にという感じだったのが、ヒップホップは下に下にということで、真逆の感覚が掴めなくて。今までやってきたことを壊すのは難しかったです。

――やっぱり辛いときもありました?

きくた ありましたけど、ヒップホップが得意なメンバーが「こうやるんやで」と教えてくれたり、苦手な同士で励まし合ったり、みんなで一緒にやれたから頑張れました。

いわむら 同い年くらいの女の子たちで切磋琢磨しながら、支え合っていけました。

いわなみ 私はダンスをやっていたのに、先生のコメントで「できてない」と書かれて、「できることが何もないやん」と思ったりもしました。ビシッと注意されて「あーっ……」となったりもしましたけど、ちゃんと言ってくれるから直せて、良かったなと思ってます。

きくたまこと 2001年10月1日生まれ、大阪府出身(吉本興業提供)
きくたまこと 2001年10月1日生まれ、大阪府出身(吉本興業提供)

運動を避けてきたのがアクロバットもできるように

――広井王子さんがゆうかさんについて、「踊りはでたらめだけど、楽しいというオーラを出していた」とコメントされたことがありました。

いわなみ ダンスがでたらめとはよく言われますけど(笑)、楽しいです。

――ゆきねさんから「できなかったことができるように」という話がありましたが、どんなことでそういう実感がありました?

いわむら 腹式呼吸で歌えるようになったのと、歌劇団ではアクロバットのレッスンもあるんです。私は本当に運動神経がなくて、鉄棒で顔から落ちたこともありました(笑)。だから危ないことは極力避けてきた人生だったのが、アクロバットをやらないといけなくなって。倒立すらできなかったので、家で泣きながら、壁倒立をお母さんと練習しました。できるようになったのはすごく嬉しくて、自信になりました。

――アクロバットで回転したりもできるように?

いわむら バク転はまだできませんけど、最初の頃に比べたらアクロバットを怖がらずにやれます。動きも大きくなって、ダンスにも繋がったと思います。

いわむらゆきね 2005年11月27日生まれ、大阪府出身(吉本興業提供)
いわむらゆきね 2005年11月27日生まれ、大阪府出身(吉本興業提供)

みんなが慕ってくれたから今の自分になれました

――まことさんは最年長として、最初から意識していたことはありました?

きくた 当初は1期生に同い年が3人いたんです。一緒に歌劇団を支えていこうと思っていたら、2人は退団して、私1人になってしまって。もともとリーダータイプではなくて、人についていく性格なんです。歌劇団では「自分が最年長やから」と動くというより、みんなが慕ってくれたので、リーダーのようになれました。みんなが今の私の存在を作ってくれた感じがします。

いわなみ まこちゃんはめっちゃ頼りになります。私たちがちょっと気が緩んじゃったとき、しっかり注意してもらって。気を引き締めようと思いました。

きくた 夏公演の前に、先生方からガツンと怒られて。時間がない中で、メンバー同士のコミュニケーションが足りてなかったんです。発言する人が限られていて、みんなが考えていることがわからない。「何かある?」と聞いても無言。「ほんまに何もないの? 絶対あるはずやで!」と、1人1人の思っていることを口に出してもらいました。それで、「そんな想いがあるんやったら大丈夫やね」と、みんなで頑張れました。

いわむら まこちゃんは自分から発信していくタイプのリーダーではないんです。だからこそ歌劇団がまとまって、みんなが仲良くできているのかなと思います。小学生もいるので、最年長がビシバシ厳しかったら、萎縮して何も言えなくなってしまう。まこちゃんはみんなをやさしく包みこんでくれて、歌劇団のお母さんみたいな(笑)。でも、普段がそうだから、ムチが入ると、みんなが余計に引き締まります。

きくた 弟がいるので、年下の子と接するのは苦手ではありません。年は離れていても、みんな舞台に立ちたい想いは一緒だから、同じ気持ちで活動できています。

いわなみゆうか 2007年4月25日生まれ、兵庫県出身(吉本興業提供)
いわなみゆうか 2007年4月25日生まれ、兵庫県出身(吉本興業提供)

いろいろ挑戦して自分の可能性が見つかって

――ミモザーヌの楽曲やダンスはジャンルが幅広いですよね。

きくた 苦手なこともやらないといけないので、大変です。でも、「これはやりたくないです」と言ったら、絶対使ってもらえないので。何でも「やって」と言われたときに、どこまで力を出せるか。毎回オーディションみたいな感じです。

いわむら いろいろなことに挑戦できるので、自分の可能性を見つけられます。

きくた 私は第一回公演でミュージカルナンバーをやらせていただきました。小さい頃からミュージカルは大好きで、いろいろな楽曲の中でも自分を一番解放できました。

――『ベイビーキャッツ』ですね。

きくた そうです。最初は猫になると言われて「人間じゃないんか!?」と思ったんですけど(笑)、自分が絶対なれないものになるのは楽しかったです。

いわなみ 私はずっと、歌っているとお母さんに「演歌みたいやん」と言われていて(笑)。最近は和楽器バンドさんの歌い方をマネしていたら、どんどん民謡みたいになって、そういうのが得意なのかなと思います。『とらとら』という曲をきれいに歌おうとしたら、「ゆうかはもっと元気なほうがいい」と言われて。きれいすぎてもダメなんだとわかりました。

いわむら 私は最近、ジャズのダンスで曲の感情を表現するのが楽しいです。毎回レッスンの最後に、良かった子を先生がピックアップして、みんなの前で踊るんですけど、そこで選んでもらうことが増えました。

きれいに歌おうとする殻を破りました

――公演で誰がどの曲を歌うかは、どう決まるんですか?

いわむら 夏公演のときは、自分たちで「この曲のオーディションを受けたいです」と見てもらって、選んでいただきました。今度の冬公演は時間がなかったので、広井さんが決めてくださいました。

――今まで広井さんから指導を受けて、刺さった言葉とかありました?

きくた 私は「歌のお姉さんっぽいイメージがある」と言われ続けてました。どうしてもきれいに歌おうとしてしまって、良いところでもあるけど、殻を破らないといけないと。それで、前回の夏公演では『Welcome in the Mood』に『ストレンジャー』と、女性らしい演目に参加させてもらったんです。前々回には男性を演じる『ラストダンス』も歌っていて、「いろいろな面が見えて、すごく良くなってきたよ」と言っていただいたのは、「研究して良かった」と思えた瞬間でした。

――『ラストダンス』のときも大変でした?

きくた めちゃめちゃ恥ずかしかったです。ずっと「男じゃない」と怒られ続けました。「そりゃ女やから……」と思いながら(笑)、宝塚の男役の方を観たりしました。

いわなみ 私は大きい声は出せるんですけど、小さく歌うことがあまりできてなくて。夏公演のあと、広井さんにもっと腹式呼吸を使うように言われました。曲のオチサビとかで声を抑えて歌えるようになりたいです。

手を挙げているうちに自信がついて

――ゆきねさんは何かありました?

いわむら 私は広井さんから「入団当初は全然視界に入らなかった」と言われました(笑)。そのときはエーッと思いましたけど、その分、「だんだん目に入ってくるようになった」と言われたときは嬉しかったです。夏公演では『いろは恋歌』や『夏色レモン』でセンターを任せてもらえました。

――広井さんの目に止まるように努力もしたんですか?

いわむら はい。最初の頃は自信がない部分があって、「人がやっているから私も……」みたいな感じだったんです。歌劇団のミーティングでは広井さんが「何か質問ある?」と聞いてくださって、質問がなくても手を挙げるように言われていました。でも、みんなも私も、最初はなかなか挙げられなくて。学校の授業でも手を挙げない風潮がありますけど、何かしないと変わらないと思って、どんなミーティングでも積極的に挙げるようにしたんです。それから注目してもらうことが増えました。

――パフォーマンスにも繋がりました?

いわむら 自信が付いたかなと思います。

きくた ゆきねの顔に自信が表れてきました。もともと仕草とか女性らしくて、少女歌劇団のテーマに合っていたんですけど、自信がプラスされたことで、力強さもあってはかないような表現が上手になったと思います。

オンラインのレッスンは孤独な戦いでした

――コロナ禍ではレッスンもオンラインになったとか。

いわむら 正直キツかったです。

きくた 対面のときはどんなに厳しくても、やめようと思ったことはなかったのが、Zoomになってからは「もうやめたい」と何回も思いました。閉ざされた空間で先生と1対1みたいになって、メンバーと会えないし、成長を見てもらうこともできない。指導はちゃんとしてくださいましたけど、やっぱり対面とは全然違って、「意味あるのかな?」みたいな状態に陥ってしまって。

いわなみ 対面だったら、みんなが踊っているのを見て学べますけど、Zoomの画面では見られないから、どんなふうに踊っていいのかわからなくて。家は狭くて大きく踊れないし、1人で歌うのもすごく孤独。みんなに早く会いたいと思っていました。

いわむら Zoomだとダンスをしていても音楽がズレて、めっちゃ気持ち悪いんです。しかも、Zoomでは基礎練習をやっていて、みんなで集まってもキツいのに、1人でやるとなったら体も精神も疲れました。ずっと孤独な戦いでしたね。

――その戦いをどう乗り切ったんですか?

きくた 誰かが「メンバーでZoomミーティングをしよう」と声を掛けてくれて、話すようになりました。広井さんもミーティングを開いてくれて、みんなの抱えている悩みを共有して「自分だけではないんや」と思えました。

いわむら 1人で頑張る強さもちょっとは身に付いたと思います。

撮影/S.K.
撮影/S.K.

4日間延々と踊った合宿が一番の思い出です

――まことさんは卒団公演が近づいて、どんな心境ですか?

きくた 全然実感が湧きません。「まだあと1年あるんちゃうか?」と思うくらいです(笑)。けど、この前、レッスンの最後にメンバーが「1コ1コのレッスンが終わるたびに、まこちゃんと過ごす時間が少なくなっていく」と泣いていて。「もう泣く?」と思ったんですけど、確かに数え切れるくらいの回数なんやと考えたら、すごく寂しくなりました。

――改めて、この3年間でどんなことが特に思い出に残っていますか?

きくた 1期生の合宿ですね。一番怒られたし、一番みんなと仲良くなれました。4日間ずっと『Sing,Sing,Sing』を延々と踊って、最後はみんなで一緒に泣きました。

――やり遂げた達成感で?

きくた そうですね。合宿1日目に着いた瞬間から歌のテストがあって、できる人とできない人に分けられて。次の日もジャズ、ヒップホップとダンスのテストがあって、選抜組とアンダー組に分かれて練習したんです。選抜でも辛いことはありましたけど、アンダーはダンスの経験がない子が多くて、もっと辛かったはずなんです。でも、弱音を吐かずにやっている姿を見て、自分もしっかりしないといけないと思ったし、最後にアンダーの子たちが良いパフォーマンスを見せてくれて、みんなで頑張れた良い思い出になりました。

いわむら 『Sing,Sing,Sing』の練習をしていた頃は、ゴールが見えない中でやり続けないといけなくて、本当に大変でしたけど、今考えると、私たちはよく頑張ったと思います。それがあったから強くなれました。

吉本興業提供
吉本興業提供

一緒に同じ夢に向かう仲間ができたのが嬉しくて

――青春っぽいエピソードが出ましたが、ゆうかさんとゆきねさんはミモザーヌの良さって、どんなところだと思いますか?

いわなみ 私が泣きそうになると、みんなが慰めてくれたり、やさしく包んでくれて家族みたいなんです。メンバーそれぞれ個性があって、「こういうときは、あの子みたいにしたらいいんや」とか学べるのもいいなと思います。

――泣きそうになるのは、厳しいレッスンとかで?

いわなみ 嬉しすぎて泣くときもあります。

きくた ゆうかはよく泣くねんな(笑)。

いわなみ 古賀さんの表現のレッスンで、「アーッ!」と叫んだり、パワーを出す練習があったんですけど、そういうことは日常であまりしないじゃないですか。だから、どうしたらいいんやろうと悩みましたけど、何も考えずにやればいいとわかってきました。最近はパワーも感情も出すぎて、泣いてしまうんです(笑)。

いわむら 私はひとりっ子で、同じ夢に向かって一緒に頑張れる仲間ができたことが、すごく嬉しいです。メンバーは本当に姉妹みたいな存在。女の子ばかりの集団ってゴタゴタしそうですけど(笑)、そんなことは全然なくて。お互いを尊重し合える関係なのが、すごく良いところかなと思います。

失敗してもやってみようと成長できました

――そんなミモザーヌの中で、人間的にも成長できたと思いますか?

きくた それはありますね。自分発信が苦手で引っ込み思案だったのが、歌劇団ではアピールした者勝ちなところがあって。失敗してもいいからやってみる姿勢が身に付いたのは、成長できた部分だと思います。

いわなみ 前はみんなについていくだけだったのが、最近はちゃんと発信しようと思って。学校でもみんなの話を聞いているだけでなく、自分から発言するようになりました。

いわむら 自分が動かないと変われないと思って、最初は頑張って動いていたのが、だんだん動くこと自体が楽しくなりました。自分が行動することで周りが変わっていくんだと学べました。

――まことさんは卒団後も芸能活動は続けるんですか?

きくた 歌劇団で学んだことを活かして、ミュージカル女優を目指します。自分が前に出ることで、ここでお世話になった分を還元できたらいいなと思います。

吉本興業提供
吉本興業提供

少女歌劇団ミモザーヌ 冬公演「Winter Story~きくたまこと卒団公演~」

2021年12月28日/大阪・堺市立東文化会館

2022年1月9日/東京・草月ホール

公式HP

芸能ライター/編集者

埼玉県朝霞市出身。オリコンで雑誌『weekly oricon』、『月刊De-view』編集部などを経てフリーライター&編集者に。女優、アイドル、声優のインタビューや評論をエンタメサイトや雑誌で執筆中。監修本に『アイドル冬の時代 今こそ振り返るその光と影』『女性声優アーティストディスクガイド』(シンコーミュージック刊)など。取材・執筆の『井上喜久子17才です「おいおい!」』、『勝平大百科 50キャラで見る僕の声優史』、『90歳現役声優 元気をつくる「声」の話』(イマジカインフォス刊)が発売中。

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