昨年はアン・シネ“ミニスカ旋風”、今年は“ホット・シックス”イ・ジョンウンが日本上陸!!
明日から開幕する女子プロゴルフの『ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップ』。国内女子ツアーのメジャー初戦だけに注目度は高いが、韓国から注目のスター選手が参戦する。
別名“ホット・シックス”と呼ばれるイ・ジョンウンだ。
なぜ、“ホット・シックス”なのか。例えばイ・ジョンウンは昨季、KLPGAアワードで最多勝(4勝)、賞金女王、平均ストローク、大賞(MVP)に加え、“KLPGAウィナーズ・クラブ”、さらにはファン投票で選ばれる“人気賞”も受賞し、その別名通り、6冠を達成した。まさに現在のKLPGAを代表するトッププロで、最近はKLPGA広報モデルとしてグラビアにも登場しているほどなのだ。
(参考記事:美女ゴルファーがウェアを脱いだ!! 2018年KLPGA広報モデルがギャップで魅了)
ただ、“ホット・シックス”と呼ばれる所以は、それだけではない。そもそもKLPGAに登録されている名前が「イ・ジョンウン6」となっていることが、そのニックネームの由来だ。
では、なぜ、「イ・ジョンウン6」なのか。それは韓国に同姓同名の名が多いことと関係している。
漢字名もあるものの、ハングル表記が一般的な韓国では同姓同名が実に多い。日本女子ツアーで活躍している「キム・ハヌル」には同姓同名の女優がいるし、「イ・ボミ」にいたっては同姓同名の“マッスル美女”まで登場したほどだ。
(参考記事:人気プロゴルファーのイ・ボミと同姓同名の“マッスル美女”にスターの予感!?)
そうした同姓同名ゆえの混乱を避け、記録上の重複などを避けるために、KLPGAでは入会年数順に番号を振り当てている。
例えばユン・チェヨン、アン・シネらと並ぶ“韓国美女ゴルファー神セブン”で、そのルックスから“フィールドの妖精”と呼ばれるキム・ジャヨンは、同姓同名選手が3人いることから「キム・ジャヨン2」で登録されている。
1996年5月28日生まれのイ・ジョンウンは2015年にKLPGAに入会。同姓同名では6番目(5番目のイ・ジョンウン5は2006年に入会)ということで「イ・ジョンウン6」で登録されており、先輩キム・セヨンが昨季、目覚ましい活躍を見せていた彼女のことを「今、もっともアツい」という意味を込めて「ホット・シックス」と呼んだことで、そのニックネームが定着したというわけだ。
ちなみにKLPGAでもっとも多い同姓同名選手はイ・ジョンウンで、その次が「キム・ミンジ5」。パク・ジュヨン、シン・ジウン、キム・ミンソンは4名いる。
ただ、そのスレンダーなスタイルとKLPGA屈指のドライバー飛距離から“長打美女”“飛ばし屋美人ゴルファー”とされるキム・ミンソンの登録名は「キム・ミンソン5」。本来なら「キム・ミンソン4」だったが、本人が「4(サ=死)」の数字を付けることが嫌い、「キム・ミンソン5」になったらしい。
また、名字こそ異なるが、名前が同じ選手も多い。最近では「ジヒョン」がその代表だ。
昨季、イ・ジョンウン6に次ぐ3勝を飾って賞金ランク2位となったキム・ジヒョン、そのキム・ジヒョンと同じ1991年生まれでプロテスト合格年度も同じながらKLPGA入会が遅かった「キム・ジヒョン2」、さらには昨季2勝を飾って賞金ランク3位に入ったオ・ジヒョンなど、「ジヒョン」という名の選手の台頭も目立つ。
ちなみに三人の名を漢字で書くと「金知●=火へんに玄」「金智賢2」「呉知●さんずいに玄」となる。漢字表記にすれば区別がつくのだが、韓国では名前をつけるにあたって“音”を重視するところがあるので致し方ない。同姓同名ゆえのトラブルや苦労も耐えないという。
(参考記事:人気女優も「キム・ジョンウン」として生きる苦悩を吐露!! 韓国に“同姓同名”が多すぎる理由)
もっとも、イ・ジョンウンに限っては同姓同名選手が多かったことが、“ホット・シックス”というニックネームの所以となったのだからポジティブに受け止めていることだろう。KLPGA関係者によると、イ・ジョンウン自身、そのニックネームを気に入っているらしい。
明日から始まる『ワールドレディスチャンピオンシップ・サロンパスカップ』。昨年はキム・ハヌルが優勝し、“セクシークイーン”アン・シネが“ミニスカ旋風”を巻き起こしたが、“ホット・シックス”は韓国で見せるような活躍を日本でも披露できるだろうか。注目したい。