【神戸市東灘区】発祥の地神戸・日本で最初の鉄道トンネル 旧石屋川隧道記念碑を訪ねる
日本の最初の鉄道トンネルの跡地が神戸にあります。東灘区と灘区の境を流れる石屋川が天井川になっていたため川の下に鉄道トンネルを作ったのが明治4年(1871年)です。現在石屋川の鉄道トンネルは埋め立てられていますが、記念碑が設置されています。その日本で最初の鉄道トンネル跡地を訪ねてみました。
石屋川沿いにかつての鉄道トンネルの跡を見る
日本で最初の鉄道トンネルがあったのは石屋川公園とJR線が交差する高架下の場所になります。石屋川公園にはいまも石屋川が流れていて穏やかな雰囲気のする公園になっています。
石屋川公園のJRの高架近くには旧石屋川隧道の建築当時の写真と説明が入った記念のレリーフ板が設置されています。ここに鉄道トンネルがあったことを示すものが目立つ場所に立てられていました。
そしてJRの高架下に進むと石屋川と歩道が区切られています。この歩道側を進んでみます。
高架下を歩くとフェンスには「旧石屋川隧道跡」のプレートがつけられていました。この場所がかつての鉄道トンネルがあった場所ということでしょうか。
さらにフェンスから下を見ると「日本で最初の鉄道トンネル 旧石屋川隧道跡」と書かれた御影石の記念碑が立てられていました。この辺りがトンネルになっていて川の下を鉄道が通っていたことを示す記念碑です。探さないとわからない地味な場所にある記念碑でしたが、その価値は日本で最初の鉄道トンネルという大変貴重なものだと思います。
天井川自体が珍しいものですが、神戸には現在も住吉川鉄道トンネルと、近隣では芦屋川にも天井川になっている現役トンネルが存在しています。
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石屋川公園
神戸市東灘区御影1丁目21