【河内長野市】河内長野のへそはここ!昔の集落の様子が残る唐久谷に行ってみました
河内長野は南側に山が広がっているので、最北端以外は山の中にあるためなかなか行けません。先日最南端に行きましたが、本当に山の奥にありました。では、河内長野の真ん中「へそ」はどこだろうと思っていたら、唐久谷(からくだに)だという情報を見つけました。
改めて市内にある唐久谷と河内長野市全体との位置関係を地図で見てみましょう。そうすると市域が南西に出っ張っていますが、唐久谷は真ん中あたりにあるのは確かなようですね。
唐久谷については以前から気になっていました。「唐」という言葉から中国と関係ある山里なのかなと思ったのです。アクセスも思ったほど大変ではなく千早口駅や神納バス停から歩いて行けるようです。
また以前、河内長野市ができるまでの歴史を調べてみると、河内長野市になる前は唐久谷のあたりは加賀田村で、その前は加賀田村、唐久谷村、石仏村が合併したことがわかります。
唐久谷の地名の由来について情報がないか調べました。加賀田川の支流の川の谷あいに古くからある集落ということと、昔は市村(千代田駅近くの市町周辺)と同じ領主だったということくらいしか情報がありません。
そこで図書館にいって、こちらの資料に唐久谷について情報がないか調べてみました。
こちらによれば、唐久谷の唐は空っぽの谷で空「から」が由来のように書いてありました。中国とは直接関係がなさそうですね。
いずれにせよ、唐久谷には何があるのかについては、実際に行って見ないとわからないということで、南河内グリーンロード経由で唐久谷に行って見ることにしました。
なお、訪問したのは今年の晩秋のころなので、冬になった今とは少し違うかもしれません。
南河内グリーンロードから細い道に入り進んでいくと唐久谷の小さな集落が見えてきました。
しばらくすると建物が見えてきました。
この建物には「唐久谷集会所」と書いてあります。
集会所の近くは建物が多く、中には立派な石垣と塀のある古民家がありました。
さて、奥まで進みました。この先は山道のようです。
ここは加賀田川の支流が流れている橋のあたりです。道が二手に分かれていましたが、地図上ではさらに先に分かれ道があるようです。晩秋のころに訪問したので柿の木に実が生っていました。
これ以上進むと山の中に入りそうだったので、引き返しました。
ということで、唐久谷に実際に行ってみました。小さな集落ですが、周りが住宅地として宅地造成された中で、ここだけはそのまま残りました。
宅地造成される前の河内長野の山の中の集落の雰囲気を残しているという意味では貴重な気がしました。
唐久谷
住所:大阪府河内長野市唐久谷
アクセス:河内長野駅からバス 神納バス停から徒歩25分
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