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囲碁AIの弱点発見 囲碁AIはまだ「神」ではない 人間が簡単に分かることが認識できない事が判明

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
AIが誤認する形を大橋拓文七段が実戦した局面=大橋拓文七段提供

今、ネット上で話題なのが、ハンディをもらっても勝てなかった囲碁AIに、何回でも勝てる棋士がいるニュースだ。

なんでも分かっている「神」のようなAIが分かっていないことがある。それも囲碁が打てればそれほど難しい話ではないという。

いったいどんなことなのか。AIに詳しい大橋拓文七段にうかがった。

2016年に囲碁AIが人類に勝ってから、AIの強さは人類を凌駕し、今ではトッププロでも2子、3子のハンディが必要なくらいの差があるという。

AIは「神」か、少なくとも「神」に近い存在とみる囲碁ファンもいるなか、囲碁AIが互先で何度も負ける事態が起きたのだ。

AIが認識できない形があることがわかったのです」と、囲碁AIに詳しい大橋拓文七段。

AIはそれぞれ違う学習をしているはずなのに、どのAIも同じ形を間違えて認識している弱点があることが分かったのだ。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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