博多駅地下街にある創業57年の豚骨ラーメン店〈朝から地元民のお腹を満たしてくれる古き良き昭和のお店〉
福岡県福岡市博多区博多駅中央街の「博多駅地下街」にある〈名代ラーメン亭〉は、1967年の創業なので、今年57年の歴史を誇る老舗のラーメン店。有名グルメ漫画の「クッキングパパ」や映画の舞台としても登場したことでも知られる博多ラーメンの古き良き時代からの人気店でもある。朝9時から開店する活気あるお店の内外には〈名代ラーメン亭〉が登場した時の漫画や映画のカットが、パネルで掲載されているので近くにお越しの際はご確認ください。
2020年頃までは、福岡市の中心街天神の、天神ビブレ地下の「天神店」や、西鉄大橋駅地下の「大橋店」があり、それ以前にも福岡市中央区「長浜」の、有名な長浜系のラーメン店が立ち並んでいた場所でも営業されていた。自身は「名代ラーメン亭 天神店」のチャンポンにハマった時期があり、その頃はかなりの頻度で通っていた。それくらい思い入れのあるお店だけど、残念ながら天神地区の再開発の影響で閉店。現在、店舗を構えているのは〈名代ラーメン亭 博多駅地下街店〉のみになっていて、昔ながらの懐かしいスタンダードな豚骨ラーメンをいただけるのは、このお店だけになる。
朝9時から地元民のお腹を満たしてくれる
休日の早い時間にもかかわらず、先客も多くてびっくり。以前、訪問した際はカウンター席がすべて空いているにもかかわらず(なぜか)テーブル席に案内され、カウンターには座らせてもらえなかったという不思議な経験をしたけれど、この日は、すでにカウンター席が埋まっていて特に案内もないまま自らテーブルの空いている席に座ることができ、今回初めてのモーニングサービスの「チャーシューメン」を注文してみた。
モーニングサービスの「チャーシューメン」
朝の9時〜10時30分まで。朝限定のお得なモーニングサービスは、開店と同時にスタートする。通常650円の「チャーシューメン」が100円引きの「550円」というお値段で提供されているため、朝イチから先客が多いのも頷けるサービス。
待つことしばし。配膳されたのはシンプルな「チャーシューメン」。シンプルと言っても「チャーシュー」は小さめながら5枚入っていて、博多ラーメンには珍しい小さめの「海苔」が1枚と「玉子」1個が初めから入っている。スープは昔ながらの素朴さもあり、豚骨のまろやかな味わいと、カエシの旨みがピタリとハマる一品。
中細のストレート麺も、博多らしいパツパツとした食感。総じて、近年の洗練された豚骨や脂コッテリなタイプとも違う。臭みはほとんどないけれど、豚骨の香りはほのかに感じられる、濃厚でもあっさりでもないスタンダードなタイプの博多の豚骨ラーメン。
博多駅近くにお越しの際は「朝9時から10時30分まで」なら、モーニングサービスの「チャーシューメン」も体験できますので、機会がありましたらぜひご利用ください。
名代ラーメン亭 博多駅地下街店
住所 :福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1地下1F 博多駅地下街
[地図]
営業時間:09時00分~20時30分 ※要確認
定休日 :無休 ※要確認
駐車場 :専用駐車場なし、近隣有料駐車場あり