富士市にある岩本山ではパノラマ展望台付近の蝋梅が見頃、早咲きの梅が咲き始めています。

梅が咲き始めたという情報を聞くと、一足早く春感じますね。

市内には蝋梅や梅の見られるスポットはあまりありません。

それでも春の訪れを感じたいと思い、さくらの園なので、梅はありませんが、運が良ければ早咲の桜に出会えるかもしれないと『富士山さくらの園』を訪れてみました。

場所は登山道(富士山スカイライン)篠坂交差点を北へ350mほど進んだ右側にあります。

駐車場に着くと、富士山がとても近くに感じられました。

『富士山さくらの園』には、開花時期の異なる、40種類約200本が植えられています。

園内には広々とした芝生広場とあずまやがあり、桜の開花時期にはお花見に来た方々でにぎわいます。

また令和4年には、芝生広場東側に桜の樹をテーマにした複合遊具とカラフルなステップが完成しました。

ここからも富士山が見えます。

10月から12月と4月の2回咲く冬桜。

見上げると、高い位置にある枝にはつぼみとちらほらと咲いている桜が見えました。

でも、高すぎて肉眼で見えてもスマホでの撮影では、これが限界です。

暖かな日でしたので、園内を歩いていると、ピンク色で八重咲の桜が咲いているのを見つけました。

この桜は十月桜という品種で、10月から翌年の1月頃まで咲いているそうです。

そうすると、そろそろ見納めということになりますが、枝にはまだたくさんのつぼみがありました。

今咲いているのは全体のつぼみの約1/3で、残りの2/3のつぼみは春に開花するのだそうです。

小さくまばらに咲く十月桜は、温かい春の訪れを教えてくれているようでとても力強く感じました。

晴れた日は、暖かい恰好をして、『富士山さくらの園』に出かけてみてはいかがでしょうか？

花盛りの『富士山さくらの園』とは違いますが、まばらに咲く小さな桜を見つける、四葉のクローバーを見つけたときみたいにとても嬉しい気持ちになりますよ。