【川崎市麻生区】麻生川桜の定点観察でなぜか桜との攻防戦が勃発
麻生区の春の風物詩となっている麻生川の桜並木。
今年は不安定な天気が続きましたが、この季節だけ見られる美しい景色が街行く人の目を楽しませました。
私がたずさわっているロコっち新百合ヶ丘のTwitterでは、そんな麻生川の桜の開花状況をほぼ毎日観測していたのをご存知でしょうか?
最終的には桜との根比べとなった定点観察。今回はその様子をお届けします。
気付いたらつぼみが・・・
昨年の開花状況を踏まえ、3月初旬から気持ちだけはスタンバイしていた私。
(昨年の桜に関しては2021年のロコっち新百合ヶ丘の記事「麻生川の桜が満開。今年もお花見はひっそりと」をどうぞ)
しかし、新年度に向けてバタバタしているうちに桜のことが頭のすみっこに行ってしまい、ある日、夫であり定点観察の協力者・オトーサンから「うかうかしてたらもう咲きそうだよ!」という声が。
そう。日本気象協会によると東京の桜の開花は3月20日予想のため、麻生川の桜もチラホラ咲き始めていたのです。
3月17日、慌てて自分なりの標準木を見に行くと、そこには可愛いピンクのつぼみが。
ギリギリでしたが、この日からTwitterで「本日の麻生川」というつぶやきをスタートさせました。
3月24日に開花を宣言
その後、ほかの桜の木は続々と花を咲かせ始めましたが、ロコっちしんゆりの標本木は少し遅れており、“5〜6輪以上の花が咲けば開花”という日本気象協会に乗っ取り、定点観察スタートからちょうど1週間目の3月24日に開花を宣言。
フォロワーさんからお祝いの声も届き、次なる目標=満開の告知に向けて気を引き締め直しました。
あっという間に満開に
その後は気温20を越える日もあったため、あっという間に満開に。
さらに、「麻生川桜まつり」は今年も中止でしたが、柿生駅側の川沿いがライトアップされ、通りすがりに夜桜を楽しむ人の姿も見られました。
桜とは儚いもの・・・のはずが
そして、不安定な天気が続き、3月31日には早くも美しい“花いかだ”が見られました。
印象としては、瞬く間に開花し、瞬く間に散っていった、そんな2022年春だったように思います。
そんな中、自分なりの標本木の中で1輪だけ粘り強さを見せる花があり、粘り強さには定評のある私は、“よし、桜がその気なら”と、最後の花びらが散るまでしっかり見届けることを決意。
4月8日のツイートから桜と私の攻防戦(?)がしばらく続くこととなりました。
根比べの始まり
最初の頃は最後の1輪を応援していた私でしたが・・・
だんだんポエムのようなツイートをし始め・・・
時には尊敬してみたり・・・
「むむむ」としか言えず、根負けしそうになりましたが・・・
4月19日、ついに最後の1枚が散ってしまいました。
しかしここでお知らせしておかないといけないのは、これだけ最後のひとひらを見守り続けた私ですが、散ってしまった4月19日の観察は、なんと私ではなくオトーサンだったのです!
私が「あの桜がまだ頑張ってるか観察に行かないとな」と家でつぶやいたところ、「さっき見に行ったけど葉っぱだけになってたよ」と普通のトーンで言うオトーサン。
まんまと桜(とオトーサン)の策略にハマってしまった私でしたが、そんなこんなで桜と私の攻防戦はサラリと幕を閉じたのでした。
約1ヶ月に渡る定点観察を終えて
朝のウォーキング時や、出勤前、買い物の合間、そして「撮り忘れた!」という日は夜中に出動したりと、この1ヶ月間、完全にライフワークとなっていた桜の定年観察。
つぶやき続けたおかげで小田急さんからも注目していただき、思いもよらない交流をさせていただいたことも。
起き抜けに「今日も桜、撮りに行くか〜。…って、もう撮らなくてもいいじゃん!」とひとりツッコミを入れる日がしばらく続いた私でしたが、今後は爽やかな新緑を気楽に楽しみたいと思います。
2022年麻生川の桜の動画を公開
最後に、文章が長すぎて読み疲れちゃったよという方、すみませんでした。そしてお待たせしました。
1ヶ月に渡る麻生川の桜の定点観察と、ライトアップされた桜並木を動画にしましたので、ぜひご覧になってください。
それでは1年後。桜の花が咲く頃に、またお会いしましょう