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【東近江市】昭和、平成、令和と数十年続けられた恒例行事「初恵比須祭」が、今年で最終を迎えました

どうのるも地域ニュースサイト号外NETライター(東近江市・近江八幡市)

2025年1月9日、JR能登川駅前の垣見町の一角では「商売繁盛で笹持って来い」という威勢のよい声が、朝から放送されていました。

毎年1月9日と10日に執り行われている能登川神社(能登川恵比須宮)の「初恵比須祭」の開催を知らせるものであり、実際に笹を持った参拝者の姿も多く見られました。

新春らしさやきらびやかさが感じられる数々の縁起物が販売(吉兆頒布)されたり、午後4時からは「福もちまき」が実施されたりして、普段は静かな境内が大いに活気づきます。

「どうすればより確実にもちをゲットできるか」を相談し合う方々や、上着やフードを網や受け皿代わりに用いようとする方々の姿も開始前に見られました。

同様の試みをなさる方々は例年少なからず見られるので、これもまたある種の風物詩であると感じられます。

そして太鼓の音に合わせ、本年も福娘をはじめとした方々によって紅白のおもちが空に向けて放り投げられました。

翌日の1月10日は、前日とは打って変わって、寒さ厳しく雪が舞い散る空模様となりました。

市内には大雪、風雪、着雪といった注意報が出され、JR能登川駅のすぐ近くにある猪子山も、その山頂が降雪により見えづらくなっていました。

そんな中、本ゑびす神事の焼納祭が午後3時から執り行われました。

初恵比須祭は昭和、平成、令和と長く続けられてきた能登川地域の伝統行事ですが、本年が最後の開催になるとのことです。

能登川恵比須宮奉賛会の方にお話をうかがったところ「高齢化などもありまして、今年で奉賛会も解散となる予定です」とのことでした。

【初恵比須祭】
開催地
滋賀県東近江市垣見町798
主催
能登川恵比須宮奉賛会
開催日
2025年1月9日・10日
(※この催しは終了しました)

地域ニュースサイト号外NETライター(東近江市・近江八幡市)

かつて「そこを制する者が天下を制する」といわれた近江国。聖徳太子ゆかりの地であり、数多くの太子伝説が今に残る東近江市。そして安土城や観音寺城など、戦国時代の城跡がある近江八幡市。そんな歴史深き故郷の文化や伝統、美味しい食べ物や飲み物、楽しいレジャーや賑やかなイベントなどなど……至らぬところばかりの若輩者ではございますが、皆様に諸々をお伝えする一助となれれば幸いにございます。

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