HGCE【ダガーL】を買ってみた!

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」より、HGCE版の「ダガーL」をご紹介します。
※ HGCE:High Grade Cosmic Era

HGCE 1/144 GAT-02L2 ダガーL
定価¥1,320(税込)
劇中での主な搭乗者:ミラー / ジョーン
2021年04月10日に発売されたキットです。
■全体像


「105ダガー」の生産性を高めた改良機。
「ストライカーパックシステム」に対応しており、パックの換装によって様々な戦況に対応できます。
ちなみに「105ダガー」は、2004年9月に発売済みで、


並べるとこんな感じです。
かなり昔のキットなのでプロポーションは異なりますが、デザイン上の類似点が多く見られます。
■パーツ構成







成形品が6枚に、ポリキャップ、と、なっています。
フレームを構成するCパーツは「HGBF ビルドストライクガンダム」からの流用です。
シールは付属しません。
■キットの内容

- 本体
- ビームカービン
- ビームサーベル x 2
- シールド
■付属品
ビームカービン

当機の主兵装です。
可動箇所はありません。

標準の握り手で保持できます。

握り手で保持する都合上「トリガーガード」は下側が切れた造形になっています。
ビームサーベル

サイドアーマーにグリップがマウントされているので、これを取り外し、

ビームエフェクトを接続して使用します。

グリップとエフェクトは二本づつあります。
これらも握り手で保持可能です。
シールド

対ビームコーティングが施された装甲板です。
表側は成形色で完璧に色分けされています。

裏側には着脱可能な「コの字型のジョイント」が設けられており、

装備の際は、それを介して前腕に装着します。

ジョイント自体はクリップタイプで、前腕の段差に引っ掛ける仕様です。

ジョイントとシールドの接続位置は2ヶ所から選べます。
■構造
本体

「頭部」「腕部」がボールジョイント、
「腰部」「脚部」は軸関節で接続されています。
頭部

首は一般的なポリキャップ接続ではなく、専用のパーツが採用されています。

胸部側の可動は前後のみで、横には振れません。

バイザー奥のディテールは、マスク部分と別パーツになっています。
塗装に配慮されている感じです。
腕部

腕部自体は、
肩 :横スイング
二の腕 :回転軸
肘 :二重関節(KPS)
ハンドパーツ :ボールジョイント
といった構造です。

肘は干渉が少なく、150度ほど曲がります。

ハンドパーツは、シンプルな握り手が一対付属します。

手のひらが「穴の外側になる」タイプです。
腹部


二軸の関節で、前後左右に動きます。
ここがボールジョイントではないのは珍しいですね。
腰部

腰部も軸関節です。
若干すれますが、360度回ります。
ボールジョイントより角度がカッチリ決まるので、個人的にはこっちのほうが好みです。

股関節は横スイングできる軸関節。
HGによくあるタイプで、底面にはスタンド用の3mm穴が設けられています。
脚部

ポリキャップが組み込まれた、三軸の関節でつながっています。


開脚幅も申し分ありません。

膝は二重関節で、90度以上曲がります。

下腿部のスラスターも、角度を調整可能です。

足首は、
下腿部側 :前後スイング
足部側 :ボールジョイント
といった構造。


可動範囲は悪くありませんが、横方向にあまりスイングできません。
過去のストライク系のキットは、足部側でも横スイングができましたが、当キットでは固定されているのが原因です。
■アップを数枚









以上、HGCE「ダガーL」のレビューでした。
■まとめ
- 手足の構造は、ビルドストライク以降のストライク系キットと同じです。
- 胸部わまりは新規設計で、軸関節が主体になっています。
- 難易度は低めなので、初心者さんにもお勧め!
- 組み立てやすいけど、分解はしづらいので、塗装する場合は注意しましょう。