【京都市】中京区 ビジネス街にある『御所八幡宮』は初代室町幕府将軍である足利尊氏が勧請した神社♪
「御所八幡宮(ごしょはちまんぐう)」は、京都市中京区のビジネス街にある神社。
応神天皇、神功皇后、比売(ひめ)神の三神を祭神とする、とあります!
ここ最近、「古事記」や「日本書紀」に携わることが多くあるので日本神話、そして天皇家の名前を見るとワクワクが止まりません!
太平洋戦争中、御池通の強制疎開によってこの地に移転した、とあります。戦争が神社の移転にも関係するのですね。
旧社格は村社。足利尊氏が邸内の守護神として勧請したとされ、尊氏の戒名から「等持院八幡宮」とも呼ばれるとか。
「等持院」といえば、『高津商会』が日本映画産業に創成期から携わるきっかけとなった日本映画の父「牧野省三先生」の像と撮影所があった臨済宗天龍寺派の寺院。足利歴代将軍ととってもつながりの深いお寺さんです!
過去記事ご参照ください→『等持院』”日本映画の父” 『牧野省三先生像』と『等持院撮影所』
また御池通にあるので、「御池の八幡さん」としても親しまれています。
安産と幼児の守り神として信仰も深く、「三宅八幡」とならんで子供の「かんの虫封じ」(夜泣き、かんしゃく、ひきつけなどを抑える)の信仰から「虫(むし)八幡」 と呼ばれています。
例祭は9月15日で神幸祭で、神輿渡御があるそうですよ!
また八幡さんは武運や勝負運などのご利益があるので、古くより将軍や大名が篤く庇護してきました。
日本では八幡宮の祭神である「応神天皇」が、国内を平定する際、道案内したのが鳩だったと言われています。そのことから「八幡様のお使い」として鳩さんのマークをよく見かけますね!
八幡宮といえば九州の「宇佐八幡宮」が有名!全国に4万社あまりある八幡様の総本宮で、571年に開基された応神天皇(誉田別命/ほんだわけのみこと)の神霊を祀る神社です。和気清麻呂が宇佐八幡宮大宮司に復した大神田麻呂による託宣を受けた「宇佐八幡宮」事件で知られる場所、僧侶であった道教が天皇位に就くのを和気清麻呂が阻止したという事件です!
和気清麻呂といえば、京都市の北西にある紅葉の名所として知られる古刹『神護寺』を開基し、平安京を作った方ですね!「神護寺」さんは私が大好きな特別なお寺さん♪
参考過去記事→
・時代劇撮影で知られる『神護寺』で「五大虚空蔵菩薩像」御開帳♪
・高雄『神護寺』大師堂で「板彫弘法大師像」御開帳&「世継ぎ地蔵」と「小道具展」♪
「御所」という名前の由来は、もともと堺町御池の御所八幡町にあったからだそうです!
ビジネス街に突如現れ、夜になると提灯に灯りがともりとっても幻想的な雰囲気になる「御所八幡宮」では、海外の人たちも写真を撮っているのをよく見かけます。
映えを意識しつつも、喧騒の世界から一息ホッと心落ち着かせれるのはいいですね。
「御所八幡宮」
〒604-8105 京都市中京区高倉通御池東亀甲屋町596