今週末は熱中症に要警戒の暑さ 内陸では35℃近いところも
今週末は、季節を先取りした暑さとなります。昼間は30℃を超えるところも多く、本州の内陸では35℃近い暑さも。熱中症に警戒が必要です。
危険、梅雨の晴れ間の熱中症
今週末は、18日(土)をピークに気温が上がります。
東北南部~沖縄にかけての広範囲で30℃を超えて、関東甲信・東海・近畿の内陸では、35℃近い暑さのところも出てきそうです。
昨年の統計を見ると、6月でも30℃近い日は、熱中症の患者が一時的に増加。学校の部活中、警備などの仕事中、ビニールハウスの中での農作業などの際に発生している事例が過去にはあります。
今週末も、真夏と同じように、こまめに水分・塩分や休憩をとるなど、念入りな熱中症対策をお願いします。
強まる太平洋高気圧
高温の原因の一つは、日本の南海上で、夏の太平洋高気圧が強まっているためです。
梅雨前線を押し上げ、沖縄を梅雨明けさせただけでなく、高温の南風を本州付近にもどんどん送り込んできます。
そういった下地ができたところに、日差しが加わると、梅雨の晴れ間の暑さが出来上がります。
来週末はさらに高温になるおそれも
さらに、この傾向は来週も続きそうです。
南から暑い空気が流れ込み続けるため、いっそう気温のベースが上がり、地面付近にただよう空気は暑く変質していきます。
来週末(25日、26日)には、今週末より暑くなることも十分に考えられます。
夏にかけて、気温が上がるほど水の使用量は多くなります。関東で水不足の心配が出てきていますが、季節先取りの高温が、拍車をかけるおそれも。今からできる節水はしていきましょう。