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コロナの影響を引きずり不振が続いたフルスイングマニア、二塁打3本4打点の活躍<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
二塁打3本を放ち4打点のチェ・ジュファン(写真:SSGランダーズ)

27日のKBOリーグは全5試合が18時開始で行われた。

SSGランダーズ-ロッテジャイアンツ(インチョン)は10-0でSSGが勝利。SSGの先発、途中加入のショーン・モリマンドが6回7安打無失点で無傷の4勝目を挙げた。

打線では2番ファーストで先発出場のチェ・ジュファンが4打点の活躍。初回にレフト線に二塁打を放つと、5回には1死満塁で左中間に走者一掃のタイムリー二塁打。SSGはこの一打で先制し、逃げ切って決勝打となった。

さらにチェ・ジュファンは6回2死一塁で、今度はライトに二塁打を放ち一塁走者が生還。この日のチェ・ジュファンは左から右へ3本の二塁打を放った。

今季のチェ・ジュファンは開幕直前に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて以後、打撃感を取り戻せず、7月末時点での打率は1割5分2厘だった。しかし8月中旬からヒットが出初め、この日の3安打で2割目前(1割9分8厘)まで上がってきた。

(関連記事:「山本由伸は打てない」「でも勝てないとは思わない」 韓国の選手たちが語った言葉【東京五輪・野球】

◇8月27日(土)の結果

・LG 1 - 0 キウム(チャムシル)

 勝:イム チャンギュ

 敗:アン ウジン

・SSG 10 - 0 ロッテ(インチョン)

 勝:モリマンド

 敗:ソ ジュンウォン

・サムスン 7 - 4 ハンファ(テグ)

 勝:ホン ジョンウ

 敗:シン ジョンラク

・KIA 1 - 2 トゥサン(クァンジュ)

 勝:クァク ピン

 敗:イム ギヨン

・NC 9 - 2 KT(チャンウォン)

 勝:ク チャンモ

 敗:デスパイネ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「LGが6投手で完封リレー」

LGツインズがキウムヒーローズに1-0で勝利。先発のイム・チャンギュが5回無失点と好投すると、以後5人の投手がロッテ打線に得点を与えず、1点リードを守った。LGのリリーフ陣はリーグトップの防御率を記録している。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

この日、トゥサン2軍は試合がなかった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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