【八王子市】初詣に行きたい町の鎮守さま。小此企稲荷神社の茅の輪をくぐれば、幸せが訪れそう!
北野街道から八王子市立由井第三小学校を湯殿川の方に行くと、「小此企稲荷神社」があります。
神主さんがいつもいらっしゃるような大きな神社ではありませんが、町に根付いた素敵な鎮守さまです。
長い歴史を秘めた小比企の稲荷神社は戦争で焼けることもなく、現代までその姿を保っている貴重な神社です。
このお稲荷様、見どころがたくさんあります。
インスタ映えしそうな茅の輪くぐり。8の字型に3回くぐると罪穢れが払えるそうです。
まず、手水舎で手と口を清め、 その後茅の輪の前に立ち、ご本殿に向かって一礼をしてからくぐってください。
心身を清めて災厄を祓い、無病息災を願えます。
茅の輪は、神社の境内や鳥居の下など、いわゆる「結界」の内側に設置されます。
お稲荷さんのお使いのきつね。キリッと凛々しいお顔です。
この小此企稲荷神社は神社役員さんがお守りしていらっしゃるようです。
お掃除も行き届き、清々しい空間を保っています。お守りなどお求めの方は役員さんのいる時間に訪れてください。
本殿の素晴らしい彫刻は精巧で、時を忘れて鑑賞してしまいそう。
日光東照宮にかかわった棟梁が手掛けた作品と伝えられています。
天を見上げると、文化財級の手の込んだ彫刻があちこちに見られます。
こちらも古そうな木の板に描かれた作品。本殿の入り口左上に飾ってあります。
見えないようなところまで、美しい細工がされています。
お参りは、神拝詞(となえことば)を口にしてから。
祓え拾い 清め給え 神ながら 守り拾い 幸え給え
神拝詞三唱二拝二拍手一拝です。
本殿の中も、粛々とお正月を迎える用意ができていました。
初詣に遠くから大勢の参拝客が訪れる大きな神社やお寺にはない、ほっとするような親しみやすさが感じられます。
境内にはお狐さまが集まった小さなほこらが。
稲荷神社は稲という字が表すように、農作物の豊作を祈り祀る神社が起源とされていますが、その後、商売繁盛や家内安全の神様として信仰の対象になったそうです。
本殿の後ろにも、造作が細かい少し小さめのお社のようなものがあります。
横を流れる湯殿川は自然豊かで、運が良ければカワセミやイタチなどに会うこともできます。
夏には蛍も飛ぶ、地域の皆さんが守ってきた川です。
初詣がてら川沿いの遊歩道をのんびりと散策するのも良いですね。
北野街道からいらっしゃる際はMATSUI商店の角の道を入ってください。北野方面から高尾方面に向かって、由井第三小学校の手前左側奥に神社はあります。
【小此企稲荷神社】
東京都八王子市小比企町1201