【川崎市中原区】春の七草は準備完了? 若菜求める袖に雪はふりつつ 新丸子の青果店へ
いやー、寒いですね!!!
首都圏もガッツリ雪が降って、ホワイト七草イブ(なんだそりゃ)となりましたが、みなさま暖かくしてお過ごしでしょうか?
本日は1月6日ということで、春の七草を八百屋さんに買いに行かれた方も多かったのでは?
七草粥は七日の朝に食べる
七草粥は1月7日の「人日(じんじつ)の節句」の行事食です。
お正月から数えて七日目を「人の日」という意味で「じんじつ」と定めたのは、古代中国のならわしです。この日に七種の若菜を入れた汁物を食べる風習があり、奈良時代にそれが日本に入ってきて、もともと日本のお正月の宮中行事だった「若菜つみ」や、七種の穀物で作る「七種粥」と結びつき、現在の形になっていったと言われます。
私の好きな百人一首の歌に「君がため 春の野に出て若菜摘む 我が衣手に雪は降りつつ」というのがあるのですが、この和歌に詠まれているのがまさに「若菜摘み」です。
「あなたに食べさせてあげたくて、春の野原で若菜をつんでいる私の袖に
しきりに雪が降り積もっていきますよ」
というような意味なのですが
古来より人は正月に雪の中で若菜を求めたのだなあ、と雪の中を七草を求めて八百屋さんに行くシチュエーションの中で、作者の光孝天皇に勝手にシンパシーを感じていましたw
医大モールの真ん中にある八百惣(やおそう)さんへ
というわけで、八百屋さんといえばこちら! IDAIモール中程の八百惣さんです。
七草セットは神奈川県産
神奈川県産の七草セットでした!嬉しい♪
それに、スーパーよりも若干安いですね。
店内では「あら!懐かしい、お元気だった?」「まあ、お久しぶりねえ」というような会話を交わしている人がいたり、店員さんと新年のあいさつを交わしている人がいたり、何だか昭和の風景を残したような情景が繰り広げられているのも、このお店の魅力です。
焼き芋
八百惣さんといえばこれ、冬は焼き芋!(夏はとうもろこし)
雪の中、お芋の焼ける甘い匂いがしてくると思わず購入しちゃいますね♪
珍しい果物も
私は八百惣さんの果物をしょっちゅう買います。
たまにとても珍しいものがあったりして、店頭を眺めているだけでも楽しいです。
今日はザクロがありました!
こちらは珍しくはないですが、みかんがとても美味しそうでした! 大きな箱にいっぱい入って2980円は魅力的! 10秒ほど考えましたが、持って帰れないので諦めました(涙)
生鮮市場 八百惣
住所:川崎市中原区新丸子町763-4
電話番号:044-733-6922
営業時間:10時〜20時(土曜日は10時30分〜)
定休日:日曜日
さて、七草粥を作ります
さて、手に入った七草でおかゆを作るんですが、お米から作るのが面倒なのでうちはいつも、こんな感じで作ります。
- 中華スープの素で中華スープを作る
- 七草を刻んで軽く茹でておく
- ごはんを投入して煮る
- ご飯が柔らかくなったら七草を投入し、さらに卵を回しかけて余熱で火を通す
- 塩、コショウ、ごま油で味を整える
これだけでもいいんですが、お正月のお餅が残っている時はさらにアレンジして、餅を焼いて大根おろしをかけて、お粥(おじやですがw)に乗っけたりします。
小さい頃にちびまるこちゃんを読んで、「七草粥はおいしくない」「お正月の残りの餅が入っていたりして意味がわからない」というような記述(うろ覚えです)に頷いたこともありましたが、歳を重ねた今は美味しいと思うし、お餅は入っていた方が楽しいw
というわけで、わざわざ桔梗屋さんでお餅も買ってきちゃいました♪
作るのが面倒な人は…
餅は餅屋!ということで、「粥や佐藤」さんに行きましょう!(笑)
7日は七草粥のみの提供ということで、きっとおいしい、本物のおかゆが食べられますよ♪
(わたしは朝は自作のを食べて、昼は佐藤さんに行こうかと真剣に考えていますw)
ちなみに、いつもお世話になっているホテルメトロポリタン川崎のTwitterからもめっちゃ美味しそうな写真が流れてきていたので、幸区や川崎区のかたはぜひそちらへ!
寒い朝でしょうけれども、雪の中、大切な人の息災を祈って若菜を摘んだ平安時代の天皇陛下のような心持ちで行事食を楽しめば、きっと1日心も温かく過ごせるのではないでしょうか。
この記事を読んでくれたみなさまが無病息災で新しい1年を過ごせますように!