【長野市】自由に遊べて交流できる「篠ノ井こども広場このゆびとまれ」で防災講座が開催されました!
乳幼児のいるご家庭にとって、日中の遊び場の確保は大きな関心事。特にこれからの季節は、小さなお子さんがいると長時間の外遊びは難しいので、こども広場は大きな味方です。
篠ノ井の駅から程近いところにある「篠ノ井こども広場このゆびとまれ」は、1階が広い遊び場になっていて、2階は飲食スペースなどになっています。
乳幼児のいるご家庭向けにさまざまな講座なども企画されていますが、12月5日には、防災講座「乳児を持つご家庭の災害時の備えと豆知識」が開かれました。
江崎グリコ株式会社のアドバイザーさん3人が、乳幼児がいるご家庭向けに、必要な備えを説明してくださいました。
特に離乳前の赤ちゃんにとっては、ミルクの備えがとても大事です。
グリコでは「アイクレオ」というミルクのブランドがあり、粉ミルクだけでなくパック式の液体ミルクがあります。調乳済みで常温のまま飲めるので、お湯が手に入らない環境下ではかなり重宝すると思います。
避難時には、清潔な哺乳瓶を用意できない場合があります。そんな時に使える技として「カップフィーディング」も教わりました。
小さな透明にミルクを注ぎ、カップでミルクを飲ませる方法です。ちょっと苦労していた方、スムーズに飲ませていた方、いろいろな親子さんがいましたが、緊急時の備えとして覚えておくと良いと思いました。
日常使いできる食品を多めにストックし、使ったら買い足すという「ローリングストック」についても学びました。
離乳中は特に短い期間で食べられるものが変化しますので、ストック内容を時々チェックする必要があると思います。
地元篠ノ井の防災士の東方みゆきさんからは、今年新しくなった長野市のハザードマップの案内がありました。
もし、ハザードマップが自宅にない方は、各地域の支所に行けば自分の地域のものをもらえるそうなので、ぜひ確認してみて下さい。
行政がつくる避難所に限らず、親せき宅、友人宅、宿泊施設など、安心して避難できる場所を確保を考えておくことも大事だそうです。
赤ちゃんがいるご家庭は特に、赤ちゃんの夜泣きがあったりして、避難所での生活はとても心配だと思います。平時から自分事として緊急時への備えをしておくと良いと思います。
「長野市防災ナビ」など、防災用のアプリをスマホに入れておくのもよいでしょう!
このゆびとまれでは、子育てに関する相談を各種受け付けています。
防災に関する取り組みもずっと行っており、このゆびとまれを運営するNPO法人ワーカーズコープは、災害時に迅速な支援を行えるように平時からつながるネットワーク「長野市緊急時における子ども支援ネットワーク」の運営にも参加し、NPO法人ながのこどもの城いきいきプロジェクトと共に事務局を担当しています。
長野市内には行政と民間が連携する支援体制があるので、市民としては、常日頃からこども広場などを活用することで、いざというときに孤立しないようつながりを持ち続けることも必要だと感じます。