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【大阪市】あられの老舗が新たな大阪名物を目指し改良を重ねる阪神梅田本店にしかないスパイシーなショップ

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

たぶん全国でも唯一のカレーせんべい専門店!

 2022年6月、日本初のカレーせんべい専門店として阪神梅田本店にデビューした「カレーのくち」。大阪池田市に本社があり、明治35年創業で創業100年を超える老舗あられメーカーのとよす株式会社手がけるブランドです。手間暇をかけた製造方法と、複数のスパイスを複雑に組み合わせることで完成する、カレーせんべいとして好評だったのですが、2024年4月3日、「“スパイスを極めた スパイスカレーせん”をコンセプトにパワーアップした」という情報を仕入れたので実際にいってみました。

 お店があるのは阪神梅田本店。週に2回は利用する、個人的にもなじみ深い場所です。

 地下からのアクセスのよさが魅力の阪神梅田本店。そのままデパ地下に突入できます。

 OsakaMetro梅田駅側の入り口に近い和菓子エリアにあるのが「カレーのくち」。ちなみに、お隣は、個性的なかきの種が楽しめる「かきたねキッチン」。

 店頭には、カレーせんべいだけで全6種用意されています。「スパイシーカレーせん」や「グリーンカレーせん」など、それぞれ違ったアプローチ。個包装の14枚入りで各594円です。

 単品以外にセットボックスもラインアップ。

さまざまなカレーをせんべいにアレンジ!

 現在販売中のカレーせんを食べてみました。こちらではカレーせんべいではなく、カレーせんと呼んでいます。

スパイシーカレーせん

 ブラックペッパーとガーリックパウダーで刺激的な辛さとコクを味わう、少し大人のカレーせん。これまで食べてきたカレーせんべいのええやつ的な感じ。最初にスパイスの風味、そのあとからしっかりとしたスパイスの辛さ。いつまでも辛い余韻が口の中に残ります。

グリーンカレーせん

 青トウガラシの鮮烈な辛さに、ココナッツの甘味と爽やかな香草が特徴のタイ料理の代表的なカレー味。最初は、軽めの塩せんべいのようですが、中盤からココナッツの風味が来て、その後、じんわり辛さが訪れます。

大阪スパイスカレーせん

 大阪の出汁文化と融合して生まれた大阪スパイスカレーにインスパイアされた、カレーせん。最初にかじった瞬間から力強いカツオの旨味がを感じます。ダシの旨味をしっかり感じた後に、やってくるのがスパイスの辛さ。

バターチキンカレーせん

 ほとんど辛みを感じないやさしい味のカレーせん。スパイスとバターの風味が印象的で、どこか蜜のような甘い風味もあり鶏肉由来の旨味も楽しめます。

カレーのくちカレーせん

 15種類のスパイスをオリジナル配合したというスパイスの香りと旨味のバランスにこだわった自慢の定番カレーせん。大阪スパイスカレーせんほどではありませんが、旨味とスパイス感がしっかりあり、昔懐かしのカレーせんべいの上品版的な味わい。

キーマカレーせん

 お肉の旨味と19種類のスパイス&ハーブを使ったカレーせん。クミンを使っていることから力強いカレーの風味と辛さ。最初から最後までしっかりカレーを感じるせんべいです。

GWのてみやげにもおすすめ!

 ひとそれぞれで違うと思いますが、個人的には大阪スパイシーカレーせんとキーマカレーせんが好みでした。選んだ基準はビールに合うというものですが。

全国的にもスパイスカレーの聖地的存在である大阪。 その街だからこそ生まれたスナック菓子であり、ご当地名物になる可能性があるように思います。

 また、写真のアソート3種セット1,080円など、GWのてみやげにもおすすめです。

カレーのくち
住所/大阪市北区梅田1丁目13−13 阪神梅田本店 地下1階 和菓子売場
電話/06-6345-1201
営業時間/10:00~20:00
休日/不定休
交通/OsakaMetro梅田駅すぐ、阪神大阪梅田駅徒歩すぐ

カレーのくち公式HP

阪神梅田本店 公式HP

編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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