ご当地の名物素材を活かした伝統駅弁をご提供している「松浦商店」さん。駅弁を購入する際には必ず見かける、名古屋を代表する老舗のお弁当屋さんです。

そんな松浦商店さんの駅弁ですが、具材がとても充実しており、あっさりながら食べ応えがあるという特徴があります。

今回はそんな松浦商店さんの絶品の名古屋駅弁を3つご紹介したいと思います。名古屋にレジャーで来る方はもちろんのこと、出張のビジネスマンにもオススメです。

天下とり御飯

昭和7年に「親子めし」として発売して以来、幾重にもわたるリニューアルを重ね、現在、名古屋を代表する駅弁の一つになっているのが「天下とり御飯」。創業当時からの伝統的な製法で作った鶏・玉子そぼろが敷き詰められたご飯を中心としたお弁当です。

松浦商店伝統の大釜で仕上げた鶏そぼろは味わい深く、伝統の粉雪製法で仕上げた玉子そぼろは、ほろほろとした味わい。卵の濃厚さも鶏出汁の美味しさも生きています。

また他にも、老舗お弁当屋さんらしい、一つひとつ技の光るお惣菜が勢揃い。コンパクトな区画に、実にバリエーションに富んだメニューが並びます。

チキンカツ、鶏肉の磯辺揚げ、照り焼きつくね、鶏肉の照り焼き、バンバンジー、ウインナー、煮物（ごぼう、竹の子、椎茸、うずらたまご）、玉子巻きなど、どれも懐かしく落ち着く味わいで満足度が高いですよ。

コーチンわっぱ飯

丼風の駅弁でおすすめしたいのが「コーチンわっぱ飯」です。松浦商店さん特製の鶏のだし汁で炊いたご飯の上に、名古屋コーチン入りの時雨煮をはじめ、自家製の煮物やうずら卵煮など10種類のおかずが入っています。

ご飯が見えないほどボリューミーで彩豊か。見た目から気分が上がりますね！野菜も多く、ジャンキーな見た目の多い駅弁とは一線を画した一品です。

時雨煮は濃い味付けながら、鶏のしっかりとした旨味を感じられる一品です。それでいてご飯の味付けはさっぱり。メリハリのついた鶏の味わいを楽しめます。

また鶏と山菜の相性も抜群！どこか懐かしい優しい味付けでまとめられており、ホッと安らぐ美味しさ。どんな方にもオススメできる絶品駅弁です。

幕の内 こだま

一周回って定番となっている駅弁「幕の内 こだま」。ごま塩が振ってあるご飯にシンプルなおかず。まさにクラシカルな幕の内弁当となっています。

脂が乗って塩加減が絶妙な焼きさば。優しい甘さの卵焼き。味の染みた昆布巻き。一つ一つのおかずが、昔ながらのお弁当ならではの懐かしい味付けです。一見すると、ほぼ名古屋めしはなく、普通の弁当に見えるのですが、それがむしろ良いのです。

この味付けは老舗のお弁当屋さんだからこそ為せる技。昔から提供し続けている普遍の美味しさを受け継いでいるお弁当です。

特別なものはいらず、シンプルで美味しいおかずと、ボリュームのある白米。潔さを兼ね備えたお弁当がとても気に入っています。

いかがでしたでしょうか。昔ながら愛される駅弁を今に受け継ぐ「松浦商店」さんの名駅弁。ぜひ一度手に取ってみてくださいね。