疲れがたまっていない?暮らしのプロがやっている暑くて寝苦しい時の寝室の整え方と睡眠の質アップの方法
整理収納アドバイザーむらさき すいこです。
猛暑が続く毎日。暑かったりクーラーが効きすぎたりと、睡眠の質が落ちて疲れがたまっているという人はいませんか?
今回は、睡眠の質を上げるための寝室づくりについて、整理収納アドバイザーである筆者が実践している3つのポイントをお伝えします。
1.とにかく物を置かない
ホテルに行くとリラックスできる、というのは誰もが経験していることではないでしょうか。なぜホテルの部屋が安らぎを与えてくれるのかというと、それは「無駄な物がない」から。寝具が整えられ、必要最低限の物だけが整然と並び、過剰な装飾品のないホテルは心からリラックスできる空間です。家に居ると落ち着かないけど、ホテルに泊まると熟睡できるという人もいるかもしれません。
以前は片付けが苦手だった筆者。広くない寝室にチェストが2つ置いてあり、チェストの上には物が積まれていました。落ち着かない空間で、寝ても疲れが取れないという毎日を送っていた経験があります。このようにベッドの周りが物だらけとか、ベッド下が埃だらけといったご家庭をとてもよく見ます。寝苦しくて睡眠の質が悪いと感じている人は、ぜひ寝室に置いている無駄な物を取り除いて徹底的に掃除をしてみてください。床の上、チェストの上に物を置かないことは大前提。細かい物はトレーやカゴなどにまとめて見た目も整えましょう。それだけで、寝室の空気が変わること間違いなし。以前は寝ても疲れが取れなかった筆者ですが、徹底的に寝室を整理収納したことで、睡眠の質が改善されました。ぜひ寝苦しい夏こそ寝室を安らげる空間にしてみましょう。
2.寝具を洗濯する
そんなこと?と思われるかもしれませんが、意外と意識していない人が多いのが寝具の洗濯です。筆者は訪問整理収納サポートに多数の家庭に伺っていますが、前にいつシーツを洗ったか覚えていないという方も少なくありません。
寝ている間にかく汗の量は「コップ1杯分」ともいわれています。夏場は最低でも1週間に1度はシーツやタオルケットなどの寝具を洗濯するのがおすすめ。汗をかいた寝具をそのままにして、いつもじっとり湿った状態という人はいませんか?適度なペースで寝具の洗濯をして、清潔で気持ちの良い寝具で眠りについて睡眠の質をアップさせていきましょう。
3.香りにこだわる
一般的に夏の睡眠環境は温度は25~26度、湿度は50~60%が最適といわれています。特に湿度が60%を上回ると、スムーズに入眠しにくくなり、高湿度によりカビやダニが発生する危険性もあります。エアコンとサーキュレーターを活用して、最適な室温と湿度を保つようにしましょう。
そして眠る際の香りにこだわるのもおすすめ。特に天然のアロマ精油は自律神経のバランスを整えて身体の緊張をほぐし、入眠をサポートしてくれるといわれています。筆者はアロマウッドに精油を3~5滴垂らしたり、ピロースプレーを活用したりして枕元がほんのり香るようにしています。
寝苦しい夜は、香りを味方につけて睡眠の質を上げていきましょう。
筆者は、「睡眠の質」と「眠る場所の環境」は深く関係していると考えています。
寝室は最も人目につかない場所だから適当でいいと考えている人もいるかもしれません。ですが、住まいは人に見せるための場所ではなく、自分が快適に過ごし、幸せになる場所。
ぜひ寝室を快適かつ清潔な環境に整えて睡眠の質をアップさせ、猛暑を乗り切りましょう。
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