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アレクサンダーが語るヒモ論。そして、言葉の刃との向き合い方

中西正男芸能記者
ヒモ、誹謗中傷などへの持論を展開するアレクサンダーさん(すべての撮影・倉増崇史)

 元「AKB48」で実業家として活躍する妻・川崎希さんを支えるモデルのアレクサンダーさん(38)。“一流のヒモ”という道を切り開き、オンリーワンの存在感を放ちます。他に類を見ないスタイルだけにSNSでの誹謗中傷などにもさらされていますが、アレクサンダーさんが考える言葉の刃との向き合い方。そして、ヒモとは何なのか。言葉を飾らず、ストレートに語りました。

一流のヒモ

 去年10月に娘が生まれました。2017年に生まれた長男に比べると、すごくおとなしいんですよ。育てる方としては、本当に助かっています。

 長男が元気すぎるくらい元気だったので、大変さで言うと、そうだな…、1万分の1くらいです。下の子なら1万人いても大丈夫なくらい、今は余裕です(笑)。

 家事は僕が8割くらい、のんちゃん(川崎)が2割くらいやっている感じですね。

 今では“ヒモ”という言葉にもすっかりなじんじゃって、むしろ、そこにプライドも持っています。

 でも、最初にヒモと言われるきっかけになったテレビ番組出演時の7~8年前は、抵抗もあったんです。

 ヒモっていうのは、確かに、悪いヒモもいるんですよ。女性に偉そうにするヤツとか、中には手を出しちゃうヤツとか。そんなヤツらは最低です。そのイメージが僕の中にもあったから、ヒモという言葉を使われた時にイヤだったんだと思います。

 今でも、ヒモという言葉を聞いた時点で、直感的にマイナスイメージを持ってらっしゃる方も多いと思います。

 でもね、僕から言わせると、今の時代も、マイナスから始まるワードだと決めつけている人がいたら、それはチョー時代遅れだと思います。

 ただ、ヒモと言われるようになって、いろいろ考えたんです。その結果、ヒモはヒモでも一流のヒモは、いかに女性に幸せを感じてもらうか。そして、女性を仕事に対していかに前向きにするか。そこに日々向き合っている人間だと思うようになりました。

 今の時代は、男性が主夫として家事をするパターンも増えています。それも形としては似ているのかもしれませんけど、主夫とヒモは自分の中では違うんですよね。

 これは感覚的な部分なんですけど、やっぱりね、ウチだったら、のんちゃんにどんどん稼いでもらわないといけないんですよ(笑)。

 なので、家事をやって仕事のサポートをするだけでなく、その人の才能をさらに開花させる。そこまで含めて動くのが一流のヒモだと思うんです。

 そのために何をしたらいいのか。これも、家によって形はいろいろだと思うんですけど、僕が考えているのは、とにかくのんちゃんの考えを大事にするということです。

 仕事でストレスを感じない人はいないだろうし、そこのストレスもなるべく少なくなるように考える。そして、日々の生活でのストレスも極力減らしにかかる。

 例えば、すごく細かいことですけど、のんちゃんが家で集中してデザインの仕事をやっている時に、どのタイミングでお茶とチョコレートを持っていくか。

 デザインを考えている時は、そればっかり何十時間もやり続けるわけではなく、ものすごい集中力で2時間とか3時間そこに没頭するんです。

 なので、その最中に持っていくと邪魔になるし、作業が終わりそうだったり、難しいですけど、少し手詰まりになってそうなところでスッと持っていく。

 それまでの時間は哺乳瓶を洗ったり、ナチュラルに家事をする時間に充てます。テレビも消すと逆に気にもなるだろうし、消すわけじゃなく、かといって音声が派手で気になりそうな映画とかだと気になっちゃうだろうし、僕個人としては、そんなに興味があるわけじゃないけど(笑)、ニュース番組とかをつけてますね。

 一つ一つは小さなことかもしれませんけど、そういうことを積み重ねる。

 それがやる気だとか、良い発想だとか、ゆくゆくは幸せというところにもつながっているんだと思っているんです。こちらは徹底してのんちゃんを尊重する。それが僕のやり方でもあります。

 ぶっちゃけ、僕はのんちゃんに「ノー」って言ったことないです。のんちゃんからの提案にはいつも「いいよ!」という返答です。

 これをやるために必要なことは、相手への信頼です。

 僕の中に「のんちゃんが言うことは間違っていない」という気持ちの核みたいなものがあるんです。なので、ほぼ僕の感情はスルーで「いいよ!」が成立する。

 これはどこの家庭にも当てはまることではないかもしれませんし、それぞれの家でそれぞれのやり方があるんだと思います。

 ただ、いかにパートナーに幸せでいてもらうか。そして、それが自分の幸せだと心底思えるか。そこの仕組みは共通しているのかなと。

「10:0」から「0:10」

 これはね、のんちゃんへの点数稼ぎで言うわけでもなんでもなく(笑)、のんちゃんは基本的にすごくやさしいんです。

 でも、いざ怒ったら、本当に怖い。そして、何もないのに怒ったりはしないので、ベースとして、僕が何か悪いことをしたら怒るんです。

 洗濯乾燥機のフタを開けっぱなしにするとか、哺乳瓶を洗わずに置きっぱなしにしてミルクを飲ませられないとか、そういうことを繰り返したり。…あとは、僕の浮気ですね。

 今は10:0でのんちゃんがイニシアチブを握っていますけど、結婚した頃は6:4くらいでのんちゃん。付き合った頃は僕が10:0で握ってました。

 本当に正直な話を言いますけど、のんちゃんと付き合う前は他にも女の子がたくさんいたので「今から別の子が来るから、これタクシー代ね」と言って1000円だけ渡して帰ってもらうみたいな感じでしたからね。そう考えると10:0どころじゃなかったかもしれませんけど…。

 そんな状況でも、言葉としては「分かった」と言ってくれてましたし「男の人の気持ちは理解できる」「浮気しても私は怒らない」なんてことも言ってくれてたんです。

 僕としては「この子、なんて、物分かりのいい子なんだ!」と喜びましたし、そんなやり取りがあって付き合うことにしたんですけど、今から思うとダマされてました(笑)。

 お付き合いが始まると、どこからか「浮気しちゃいけない」にすり替わっていて。ま、それが普通なんですけど(笑)、スタートラインの発言からすると180度変わっていて。

 僕が浮気をしてバレるたびに10:0から9:1になり、それがさらに8:2、7:3…と下がっていきました。

 数字が下がるようなことがあるたびに、しっかりと“お仕置き”もあるんです。こんな公の場ではとても言えないくらいのことがあります…。

 でもね、そうやって、僕を管理してくれているんだと思います。そうでなかったら、僕、とんでもないところまで自由にフラフラと飛んで行ってると思います(笑)。

言葉の刃

 ウチの家では不倫のニュースがテレビで流れてたら、のんちゃんも見て笑ってます。「負けてるんじゃないの?」くらいのことも僕に言ってきますしね。

 少なくとも、僕らはそんなトーンでそういうニュースと向き合っているので、SNSとかで多くの人?一部の人?が熱心に不倫した人を叩いたりしているのが理解できない。

 僕が言うのはアレですけど、もちろん、奥さんは傷つくだろうし、腹も立つと思います。でも、そこの家を叩いたら、つらい奥さんまでもっとつらくなると思うんです。すごくシンプルな話。

 これこそ、僕が言うなという話かもしれませんけど、当事者以外は、別に、ちょっとした笑い話くらいで済まないのかなと思いますけどね。

 結構、皆さん、普段から怒ってるんでしょうか。みんな自分の好きな目線で、自分が叩きたいように叩くんですね。

 ぶっちゃけ、そういう矢がこちらに向いてくることもあります。

 ただね、基本的に僕はなんとも思わない。中には行き過ぎたものもあるけど、単に「バカ」とか言われるのはどうでもいいです。

 それに反応する時間があるなら、他にもっと楽しいことがありますしね。

 子どもと遊んだり、買い物に行ったり。そうやって過ごしている方が、ずっと有意義です。心の底からそう思いますし、そうやって暮らすことが一番の対処法にもなるのかなと思います。

 だけど、なんで、こんな1円にもならないことを一生懸命やる人たちがいるのかなと思います。そして、ややこしいのはそれを気にしすぎちゃってる人もいるじゃないですか。

 企業もそうだろうし、政治もそうだろうし。そういう書き込みを取り上げたり、それに反応するから、また勢いがついちゃうんだと思うんですけどね。

 まぁね、いろいろ言われますけど、今、家族幸せです。結局ね、一番はのんちゃんがいかに幸せにいてくれるかということだと思います。そこに尽きます。もし不機嫌だったら、僕が困りますし(笑)。

 今の時代、いろいろな声が飛び交いますけど、当事者が幸せならば、それが正解です。外の知らない人は関係ないですから。

 今でも幸せなんですけど、あとはね、子どもたちをジャスティン・ビーバーとシャキーラにしようと思っています。のんちゃん、そして、子どもたちに稼いでもらったら、なおさら安泰です(笑)。

 そうなったら、子どもたちのグッズを作って、僕はグッズの管理とかをやれたらなと。もちろんグッズものんちゃんにデザインしてもらいます。その頃には、より一層、絶妙なタイミングでお茶を運んでると思います(笑)。

アレクサンダー

1982年12月3日生まれ。ペルー出身。モデル、タレント。10歳の時に来日し、モデル活動をスタート。東京コレクションなどで数多くのショーに出演する。海外ブランドのショーにも出演。また、2001年には映画「so faraway」に主演した。13年、元「AKB48」のメンバーで、アパレルブランド「ANTIMINSS」のプロデューサーである川崎希と結婚。日本テレビ「有吉反省会」への出演をきっかけにブレーク。独特の夫婦生活を綴ったブログも話題となる。17年に長男、20年に長女が生まれている。現在は、モデル、タレントとして活動するかたわら、事業家として多忙な川崎さんを支えるために、料理、子育てなどの家事を積極的にサポートしている。

【この記事は、Yahoo!ニュース個人編集部とオーサーが内容に関して共同で企画し、オーサーが執筆したものです】

芸能記者

立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当となり、お笑い、宝塚歌劇団などを取材。上方漫才大賞など数々の賞レースで審査員も担当。12年に同社を退社し、KOZOクリエイターズに所属する。読売テレビ・中京テレビ「上沼・高田のクギズケ!」、中京テレビ「キャッチ!」、MBSラジオ「松井愛のすこ~し愛して♡」、ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」などに出演中。「Yahoo!オーサーアワード2019」で特別賞を受賞。また「チャートビート」が発表した「2019年で注目を集めた記事100」で世界8位となる。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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1999年にデイリースポーツ入社以来、芸能取材一筋。2019年にはYahoo!などの連載で約120組にインタビューし“直接話を聞くこと”にこだわってきた筆者が「この目で見た」「この耳で聞いた」話だけを綴るコラムです。最新ニュースの裏側から、どこを探しても絶対に読むことができない芸人さん直送の“楽屋ニュース”まで。友達に耳打ちするように「ここだけの話やで…」とお伝えします。粉骨砕身、300円以上の値打ちをお届けします。

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