2022年11月26日（土）17時30分より、香里ヌヴェール学院にて、「Light Up Nevers2022」が開催されます。

昨年は、無観客で開催、YouTubeでの配信が行われましたが、今年はグラウンドに約1,300名の観客（学校関係者に加えて、近隣の公立中学3年生と保護者150組）の来場を見込んで準備に入っています。

2022年10月5日、プロジェクト会議の様子を取材させていただきました。

創造されたばかりの真っ暗な世界に「秩序」をもたらすために神が言われた言葉が「光あれ」、そして創造されたのが「光」です。

その光を今回の企画における「校舎をともす光」に例え「光あれ」、ラテン語に訳すと「Fiat Lux（フィーアット・ルクス）」をテーマに「光が笑顔を、笑顔は光に」を合言葉として全員一丸となってプロジェクトを進めています。

全体リーダーの岡田茉湖さん（高2）は「『光が笑顔を、笑顔は光に』を合言葉に、ご覧になった方、プロジェクトに携わった私たち、参加した全員にとって希望となり、笑顔を増やす増やすきっかけとなることを目標に、取り組んでいきたい。全体リーダーとしてみんなを引っ張っていきたい。」と話します。

また、副リーダーの井上聖英さん（高２）、脇田真那さん（高２）は、「各班に分かれて活動しているので、全体のタスクマネージャーとしての役割を果たしていきたい」と話します。

プロジェクトのメンバーは、およそ２週に1度の間隔で会議を行っています。

このチラシを携えて近隣の公立中学校を回ります。

班に分かれてそれぞれの分野に力を入れて活動しており、「SNS・YouTube班」「渉外・プレゼン班」「デザイン・手紙班」「クラブ取りまとめ班」などに分れて、生徒中心に活動し、会議で情報を共有します。

当日の機材については、宝塚大学東京メディア芸術学部が協力して設置、操作を行いますが、希望者は機材の担当も行うそうです。

現時点では、雨の場合、生演奏は中止とし、音楽は予め録音した音源を使用する予定です。

小雨であれば、デジタル掛軸の観覧はできますが、大雨の場合は、YouTubeの配信のみとし、観客の入場は無しになります。

天候による中止の発表については、ホームページもしくは、SNSでご確認ください。

デジタル掛け軸という手法は、複数のプロジェクターから建物などに美しい映像を投影する長谷川章氏が第一人者の最先端アートです。

映像が主役となるプロジェクションマッピングとは異なり、投影されたもの(被写体)が主役となるため、伝統ある香里ヌヴェール学院校舎に色彩豊かな幾何学模様等の光が映し出されることで「ゆったりとした空間」が演出されます。

今年も実施に当たっては、宝塚大学 東京メディア芸術学部 渡邉研究室、株式会社フォーラムエイト・一般財団法人　最先端表現技術利用推進協会 のご協力を得ています。

宝塚大学 東京メディア芸術学部 渡邉哲意教授からのメッセージ

新型コロナウイルス感染拡大防止のため多くの学校で文化祭・体育祭・芸術発表会など科目授業以外での学びの機会が減少しています。こうしたイベントを通しての学びは、「主体的・対話的で深い学び」を実現する上での「アクティブラーニング」としての役割も大きいものと考えますが、現在のような制約された状況の中で、高校単独で規模の大きいイベントを開催することは容易ではありません。本プロジェクトを企画する上で、生徒たちの学びの場、大学生との交流の場として、取り組みをすすめていきたいとの強い思いがあり、このプロジェクトが実現しました。

当研究室の制作活動内容は、グラフィック、映像を中心としたデザイン提案のほか、プロジェクションマッピングを活用したコンテンツ、イベントの提案など多岐にわたっており、今後とも様々な活動を通して学生・生徒の交流、相互の教育活動の充実を図っていこうと考えています。

香里ヌヴェール学院の校舎は大変歴史があり、1932年に建築家アントニン・レーモンドによって設計されています。

その歴史ある場所と現在を生きる生徒たちが作り出す、夢の空間をお楽しみいただけるイベントとなること間違いなしです。