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【香芝市】9/29開催の香芝ウォーク2024は穴虫方面。チェックポイントになった香芝の名所を紹介

にゃんこWebライター(香芝市・広陵町)

2024年9月29日、香芝市最大のウォーキングイベント「香芝ウォーク」が開催されました。

私と中学生の娘は昨年初めて参加し、香芝市内の歴史的なスポットをウォーキングで廻る楽しさに魅せられ、今年も参加してきました。

>>【香芝市】9/29開催の香芝ウォーク2024は穴虫方面。自然と歴史にふれながらウォーキングはいかが?

今回は、2024年の香芝ウォークについてレポートしつつ、立ち寄ったスポットについて紹介します。

2024年のコースについて

今年のウォーキングは穴虫方面。

集合場所だった今池親水公園を出発し、

大坂山口神社~大坂山口神社の参道~真善寺~大の松為次郎の墓碑~竹田川沿い~春日神社~ゴール

という、約8kmのコースです。

今池親水公園を出発

まずはスタート地点であり、受付のある今池親水公園に向かいます。

公園内の歩道は受付に向かう人と、歩き始める人でいっぱい。

たくさんの人が参加しているのがよくわかります。

受付のある浮御堂すぐそばの休憩所に到着。

うっかりして、申込用紙を忘れてしまった私。受付横に申込用紙を記入する台にたくさんの用紙が用意されていました。助かりました。

受付後、MAPを受け取り、ウォーキング開始。

市役所横を通り、陸橋横にある公園の横を通り抜け、線路沿いの道路を歩き、近鉄二上駅方面に向かいます。


線路沿いは参加者の行列ができています。

昨年もそうでしたが、出発してすぐはこんな感じでした。

チェックポイントを通過するたびに、それぞれ休憩を取ったり、チラ見ですぐに出発したりするなどさまざまな過ごし方をされるので、だんだん参加者同士、距離があいてきます。

二上駅・・・に到着する前に手前のクリーニング屋さんの角を左折。

以前お伺いさせていただいたカステラの六斎堂さんや、ドルチェ&バル コレガーレさんのとこるまで行く前に左折。イベント開始時間にはどちらも開店していないのでまた今度。

コースについては原則MAPを頼りに歩いていきますが、要所要所に係員さんがついてくださっているので、コースを間違ってしまう心配はありません。

うっかり二上駅方面に行きそうになった私を娘と係員さんが誘導してくれました。


大坂山口神社(穴虫)に着きました

懐かしい雰囲気のする街並みを歩いていくと、皆さん、石段を並んで上ってらっしゃるのが見えました。ええ、石段!?

石段かぁ・・・と思いましたが、さすがに仁和寺の法師のように石清水八幡宮が目の前にあるのに上に登らず帰る、ようなことはできないので、チャレンジ。

ぜいぜいぜい。何とか上の神殿までたどり着きました。

部活で鍛えてる娘は全然平気。うらやましい。

石段のあるこの神社は、大坂山口神社です。

大坂山口神社は今回行った穴虫と、逢坂にもありますね。

この神社は相撲にゆかりのある神社で、近世には秋の大祭にて神に奉納する宮相撲が行われていました。「馬場のお宮さんの相撲」といい、相当な賑わいであったとのこと。(香芝市公式サイト「大坂山口神社(穴虫)」より)

境内には桟敷席や土俵跡が残されています。

この小さなグラウンドのような場所で昔は、宮相撲が行われていたのですね。

石段を上るのはつらかったけれど、降りるのも怖い。でも、しっかりした手すりがあるので上り下りともゆっくり無理なくいけるなら大丈夫ですよ。私もゆっくり下りるようにし、無事次のチェックポイントに向かえました。

大坂山口神社 参道へ

コース通りに歩いていくと、景色が山道になりました。

だんだん山の中に向かっていくのだが・・・?

完全に山道に入りました。

ウォーキングと言うよりハイキングに、と言いたくなるほどの上り坂に差し掛かりました。

当日の天気が曇りだったのも手伝って、薄暗い道だったため、近くを歩いていた小学生ぐらいの女の子が「怖い」と言いながら歩いていました。

やっと山道を抜けたかと思えば、鳥居がありました。

振り返ると、「大坂山口神社 参道」と書いてある。

これが参道だったのか!

MAPで見た感じ、こちらの参道は大坂側から大和側に行く参道ということだったようですね。

では、次のチェックポイント・真善寺に向かいます。

お寺までしばらく、こんな感じのレトロな雰囲気の景色が続きます。

こういう街並みが大好きな私は、目がハートになりながら歩き続け、真善寺に到着しました。

真善寺で金剛砂の歴史に触れる

このお寺には穴虫出身の金剛砂王・安川亀太郎の胸像が最近設置されたとのこと。

金剛砂は紙やすりの材料になる砂。そういえばこの人の名前は二上山博物館で知りました。

明治に始めた金剛砂の採掘と、安川氏の経営手腕によって金剛砂は近代的地場産業の地位に押し上げられるようになり、やがて穴虫村とその周辺エリアに住む人々の生計が安定したそうです。

銅像はもともと戦前からあったのですが、供出や損傷などにより作り替え、2024年1月、設置されたとのこと。

お寺ではちっちゃな小瓶に入った金剛砂がもらえました。

軽く休憩し、出発。

大の松為次郎の墓碑

うっとりするほどのレトロな風景の中を歩いていくと・・・

小さな石碑が見えました。

大坂山口神社で相撲を取っていた人物・大の松為次郎のお墓だとのこと。

先の大坂山口神社で奉納された宮相撲において、人気の力士だったそうです。

竹田川沿いを歩いていた…はずですが

ここからはひたすら川沿いの風景と田園風景を楽しみながら、ひたすら歩きます。

といっても私、竹田川がどこにあったかよくわからないまま歩いてました。

はるか先に香芝生喜病院の建物が見えます。

穴虫の交差点に到着。ここから山麓線沿いに東に向かって折り返します。

ここからがなかなか大変。

山麓線はゆるく上り坂で、これをえんえんと歩きました。私はもちろん、娘もそろそろ疲れが見えてきて、会話なし。

春日神社、まだかな〜。

春日神社に着くとほっとしました

昨年もチェックポイントになっていた春日神社です。

本当なら鳥居の前に行き、入口の石段を上って境内に入るのですが、神様ごめんなさい。横から入りました。

この向こうに石段があるのですが、コースの矢印は下りるほうに向いているので、私たちが入ってきたコースで構わなかったようですね。

この神社は二上山を登山する際に訪れ、無事に山登りができるように祈願していたそうです。

あとはゴールを目指すだけ!ですが・・・

あともうちょっとだね!と娘と励まし合いながらコースを歩いていました。

このトンネルが見えてきたら、いよいよ香芝ウォークも終了だなぁと名残を惜しみつつ、歩いていました。

トンネルをくぐった後は、少しコースを離れ、週末晴れの日営業の葛城庵でわらび餅ドリンクを飲みながら少し休憩。

二上山花火大会の開催場所や、畑の農協、香芝中学を横目に無事、ゴールとなる今池親水公園に到着しました。

今池親水公園に着きました(ゴール!)

はああ。やっと着いた〜。

先着先着300食限定のお味噌汁、残ってるかな?と淡い期待をしつつお味噌汁のテントに行ってみると・・・。

終了・・・。

寄り道したのが失敗だったみたいです。

でも、せっかくだから作ってきたお弁当だけは食べて帰りました。

あとで市職員さんにお伺いしたところ、今年はお天気も気温もウォーキングに適していたためか、参加者が600人と、例年よりかなり多かったそうです。

そのため、参加賞のサコッシュも足りなくなり、急きょトートバッグを用意したもののそれも配り切り、遅めにゴールされた方には「参加賞がなくてすみません」と謝っておられました。

最初、ものすごく人が多いなーと思ったのは、参加者が例年に比べ多かったのもあったのですね。

昨年の参加の時は、帰宅後疲れて爆睡しましたが、今年は午後から広陵町のみやびマルシェに行けたぐらい元気でした。身体も慣れてきたのかもしれません。

8kmという距離は初心者でもほんの少しの負荷、または無理のない範囲ぐらいで歩ける距離のようですね。次の香芝ウォークは来年になりますが、香芝の歴史を学びつつ、風景を楽しみながら身体を動かす絶好の機会になりますので、次の開催で一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

また、香芝市公式サイトの香芝ウォークのページでは、過去のコースマップが見れるようになっています(2023年以前)。そのマップを参考にしつつ、「自主的香芝ウォーク」もいいですね。

Webライター(香芝市・広陵町)

高校生男子1人と中学生女子1人の子持ち(一番上は今春就職し独立)。本と歴史、古民家と食べることが好きなWebライターにゃんこです。グルメ記事の参考までに⇒胃袋の容量は男子高校生並。家族が食べるスイーツの担当はドラフト会議で決めます。香芝市と広陵町の”えぇとこ”を探して発信していきます。

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