間も無くゴング! WBCバンタム級タイトル2度目の防衛戦を迎える中谷潤人
明日、ライトフライ級ファイターとして3戦目のリングに上がる元WBOミニマム級チャンピオンの谷口将隆。彼は自身の試合の翌日にWBCバンタム級タイトルの防衛戦を迎える中谷潤人に、熱い視線を送る。
「僕もサウスポーですから、中谷潤人選手の動きは本当に参考にしています。あの引き出しの広さには、本当に驚かされますよ。スパーリングで学んで、積み上げているんでしょうね。色んなタイプの選手と、ラウンドごとに課題を作って取り組んでいるからこそ、ああいう動きができるんだと思います。
試合中、その引き出しから1個1個、自分の技術を出しながら、相手が嫌がる事を見付けて、使っていく。で、鮮やかに勝つ。対応能力が素晴らしいです。スパーリングで力を蓄えるからこそ本番で力が出せるんでしょうね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dee19b7e83299f92480465aaa48e3401eebb1116
中谷選手のように、このラウンドはスイッチしてオーソドックスでやってみよう、ジャブだけでやってみよう、敢えてロープを背負ったシュチュエーションを作ってみようとか、そこまでの深さはまだ僕は試していません。でも、課題を作って徐々にトライすることはやっています。今回の試合に向けても、コンビネーションの4つ目をパワーパンチに変えるとか、撃ち合いの中でちょっとスイッチしてみるとか、ボディへの攻撃を増やす等は、浅い段階ながらやってきました。
中谷選手の練習メニューは、シャドウとスパーが主なんですよね。それで研ぎ澄ましていく。僕もシャドウの一つ一つを、考えて、丁寧にやるようになりましたね」
谷口が所属するワタナベジムが産んだ初代チャンピオン、日本ウエルター級王座を14度防衛し、同級OPBF東洋太平洋王座、日本スーパーウエルター級タイトルも獲得した吉野弘幸は、実際に中谷潤人のパンチをミットで受け、こんな感想を持っている。
「潤人の凄いところは、懐が深い上により遠くへ自身の強打を打ち込めること。それも強弱・緩急つけて角度・フォームを瞬時に変えて打てるところや、フィニッシュブローを打ち込む際のリードパンチのフェイントの多彩さなど、相手選手にしたら見えないパンチで余計に衝撃が大きいんだろうね」
https://gendai.media/articles/-/138788
WBCバンタム級チャンピオン、中谷潤人の同タイトル2度目の防衛戦のゴングが間も無く鳴る。今回もスカッとした勝利をファンに届けてもらいたい。