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話題の“冷たいカレー”も楽しめる帝国ホテル 大阪の「カレーフェア2024」がホットだった?

メエメエヤギライター
帝国ホテル 大阪「カレーフェア 2024」新作も登場!

 夏になると「カレーが食べたくなる」という人が多い。実はカレーに含まれるスパイスは夏バテ防止にもいいそうだ。そして、恒例の帝国ホテル 大阪の「カレーフェア2024」(2024年7月1日〜9月30日)がこの夏も「カフェ クベール」で開催中だ。私自身も楽しみにしていた「カレーフェア2024」を取材させていただいた。

大好評の“冷たいカレー”。食べれば、スパイシーでホット!

 昨年、同フェアに初登場し、注目を集めたのが "冷たいカレー"『冷製ココナッツカレー』だ。今年は話題を呼んだ『冷製ココナッツカレー』に加え、新作の『冷製グリーンカレー』も登場中。

「カレーフェア2024」の会場となるカジュアルレストラン「カフェ クベール」
「カレーフェア2024」の会場となるカジュアルレストラン「カフェ クベール」

 「カフェ クベール」のシェフ、沼田堅二朗さんに新作のカレーについてお話をお聞きした。

「カフェ クベール」のシェフ、沼田堅二朗さん
「カフェ クベール」のシェフ、沼田堅二朗さん

 「冷たいカレーもおいしいと評判になり、今年は2種類になりました」。昨年評判だった『冷製ココナッツカレー 海の幸と夏野菜を添えて』(3,600円税サ込)は後半の8 月 16 日(金)〜9 月 30 日(月)に登場するという。

昨年、話題を呼んだ『冷製ココナッツカレー 海の幸と夏野菜を添えて』は後半(8 月 16 日(金)〜9 月 30 日(月)で登場する(写真提供=帝国ホテル 大阪)
昨年、話題を呼んだ『冷製ココナッツカレー 海の幸と夏野菜を添えて』は後半(8 月 16 日(金)〜9 月 30 日(月)で登場する(写真提供=帝国ホテル 大阪)

 8 月 15 日(木)まで提供される新作が『冷製グリーンカレー スイートチリ風味の海老フライと焼きライム』(3,600円税サ込)。

8 月 15 日(木)まで提供される新作『冷製グリーンカレー スイートチリ風味の海老フライと焼きライム』
8 月 15 日(木)まで提供される新作『冷製グリーンカレー スイートチリ風味の海老フライと焼きライム』

「見た目は楽しく、味もおいしくなくてはと、新作でも一工夫しています」と沼田シェフ。その言葉通り、新作の『冷製グリーンカレー』はナンプラーやハーブなどで味付けし、ココナッツミルクでクリーミーに仕上げているのが特徴。冷たいカレーなので涼を感じさせ、見た目だけでなく、味もさわやかで、かつパンチのあるカレーに仕上がっていて、冷製なのにホットな味に魅せられる。「甘味のあるスイートチリソースを纏った海老フライと夏野菜をライスに添えました。香ばしく焼いたライムを絞って、味の変化もぜひ、楽しんでください」とのこと。その言葉通り、ライムを絞れば、さわやかさが増す。暑い夏にぴったりの冷たいカレーに仕上がっているのは、さすが。

新作は個性派ぞろい!カレースパゲティは懐かしい味?

 8 月 15 日(木)まで味わえる新作には『鉄板カレースパゲティ 国産牛フィレカツとフライドエッグ』(4,500円税サ込)もある。

8 月 15 日(木)まで提供される新作『鉄板カレースパゲティ 国産牛フィレカツとフライドエッグ』
8 月 15 日(木)まで提供される新作『鉄板カレースパゲティ 国産牛フィレカツとフライドエッグ』

 新作なのに、食べたら懐かしい味がする。「昔懐かしいナポリタンの味付けをベースにしていて、数種類の香辛料を合わせたスパゲティです」と沼田シェフ。そんなスパゲティに柔らかくジューシーな食感の国産牛のフィレカツが乗っている。カレーソースをその上からかけて食べるのだが、卵をからめればマイルドになり、別添えでスパイスオイルなどがついていて、こちらも味変を楽しめるように工夫されている。

スパゲティとカレーの相性も抜群
スパゲティとカレーの相性も抜群

 この他、8 月 15 日(木)まで味わえる新作としては『プーパッポンカリー ジャスミンライス添え』(3,500円税サ込)がある。「プーパッポンカリー」とは蟹を意味するタイ語の「プー」、炒めるの「パッ」、カレー粉の「ポンカリー」を合わせた言葉だ。ほぐした蟹の身と、脱皮したてで殻ごと食べられるソフトシェルクラブの二種類の蟹を 使ったタイ風のカレーで、蟹好きには食べ逃せないカレーといえる。

 後半〈8 月 16 日(金)〜9 月 30 日(月) 〉に登場する新作には『鹿児島産黒豚とフォアグラのスープカレー』(4,200円税サ込)がある。

8  月 16 日(金)〜9 月 30 日(月)の期間、提供される『鹿児島産黒豚とフォアグラのスープカレー』(写真提供=帝国ホテル 大阪)
8 月 16 日(金)〜9 月 30 日(月)の期間、提供される『鹿児島産黒豚とフォアグラのスープカレー』(写真提供=帝国ホテル 大阪)

牛スジや鶏ガラ、昆布などでとったスープをベースに、 香辛料を加え旨味のあるスープカレーに仕上げているとか。 鹿児島県産黒豚のバラ肉、香ばしくソテーしたフォアグラや野菜と、スープカレーのハーモニーが楽しめる。

帝国ホテルといえばカレー?伝統のカレーにも魅せられる

 「カレーフェア2024」でも人気なのが、定番の『ビーフカレー』(2,600円税サ込)だ。

帝国ホテルといえば、『ビーフカレー』といわれるほど伝統のカレーだ(写真提供=帝国ホテル 大阪)
帝国ホテルといえば、『ビーフカレー』といわれるほど伝統のカレーだ(写真提供=帝国ホテル 大阪)

というのも、帝国ホテルのカレーソースは昭和初期に帝国ホテル第 8 代料理長の石渡文治郎さんがヨーロッパ 修行中に“近代フランス料理の父”オーギュスト・エスコフィエの直弟子として習得し、持ち帰った味を原型にしているからだ。「国産牛を使用し、みじん切りにした玉ねぎやニンジン、セロリなどの香味野菜をバターでしっかりと炒めたものにカレー粉を加えて、ブイヨンを加えてのばしたものを、裏ごしせずに野菜のつぶつぶ感を残して仕上げていることが特徴」と聞くだけで、食べたくなる人は多いはず。

 この他、定番カレーには10種類の野菜の食感・香り・味をさまざまな調理法で引き出した『野菜カレー』(2,600円税サ込)や、『海老フライカレー』(3,250円税サ込)、ヴィーガンメニューの『スパイス香る大豆ミートと野菜のキーマカレー』(2,700円税サ込)もある。

 カレーと一緒にオーダーしたいのが、『ラッシー』(1,500円税サ込)。プレーン、マンゴー、トマト、クランベリーの4種あり、どのラッシーもカレーとの相性抜群だ。

ラッシー』もご一緒に。写真はラズベリーとトマト(写真左)
ラッシー』もご一緒に。写真はラズベリーとトマト(写真左)

 なお、帝国ホテル 大阪地下1階の「ホテルショップ」(営業時間は午前11時~午後7時)では「カレーフェア2024」に合わせて、期間中『トマトカレーパン』(360円)を販売中。

帝国ホテル 大阪の「ホテルショップ」では『トマトカレーパン』を販売中
帝国ホテル 大阪の「ホテルショップ」では『トマトカレーパン』を販売中

 「カレーフェア2024」で夏バテ防止を兼ねて、さまざまな個性豊かなカレーを味わってみるのも楽しい。

■帝国ホテル 大阪「カレーフェア 2024」概要
期間:7月1日(月)〜9月30日(月)
時間 :平日:ランチ 11:00〜14:00、ディナー17:00〜22:00(21:00ラストオーダー) / 土日祝:11:00〜22:00(21:00 ラストオーダー)
場所:カジュアルレストラン「カフェ クベール」(2階)
予約・問い合わせ:TEL.(06)6881・4885(直通 10:00〜22:00)
(店舗情報) 
「帝国ホテル 大阪」
公式サイト https://www.imperialhotel.co.jp/osaka

取材協力=帝国ホテル 大阪

ライター

「食いだおれ」大阪出身で、食べることが大好き。新聞、雑誌記者、テレビ番組のブレーン、放送作家等を経て、雑誌、新聞、テレビ、ラジオなどの制作プロダクション「編集分室」の代表に。著書は「女将の顔」など。記者時代に渡仏30数回を誇る!?いたって「好奇心旺盛」。

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