こんにちは、ヤフー地域クリエイターのドジボです。
今日は仙台市太白区にある秋保大滝に行ってきました。日本三名瀑の一つと言われることもあるそうです。紅葉の名所ですが、紅葉の前に行って癒されて来ました。仙台は、車をちょいと走らせるとすぐ自然の中に包まれます。大好きな街です。そんな仙台をたっぷり楽しみましょう。

秋保大滝の駐車場に車を停め、すぐ隣の秋保大滝不動尊へ向かいます。

その脇を通り過ぎ……ないで、お参りしていきます。神社のお社があると素通り出来ないのです。信心深いですねって？ いえ、お参りしとけば何かいいことがありそうな気がして。不純な動機です。

ところで、秋保大滝不動尊って、そのまんまのネーミングですね。と思ったら正式には『滝本山西方寺』という名前だそうです。しかも何やら由緒があるみたい。浅草寺や松島の瑞巌寺、岩手の中尊寺を開いた円仁がこの大滝で100日の荒行をしたと伝えられてます。その後、山形の立石寺(山寺)を開山したので、ここは立石寺の奥の院とされているそうです。東北の名だたるお寺を開いてきた円仁が修行をした所なんですね。

そこから滝見台に向かって階段を少し下ります。

今は舗装されている道ですが、ここを円仁も歩いたのでしょうか。円仁好きの私にとって感慨深いものがあります。

ほどなく崖の突端の滝見台に着きました。秋保大滝の全景が見えます。結構な迫力。

青い空の下、緑の中から落ちる白い滝。いいコントラストです。周りは広葉樹なので、もう少し季節が進むと背景は鮮やかな紅葉に変わります。そりゃもうきれいです。猛暑が続いた今年の紅葉はどうなんでしょう。

日本三名瀑は、華厳の滝、那智の滝は確定で、三番目には一般的に袋田の滝が入るんですが、選者によってはこの秋保大滝になることもあるそうです。ま、よくある話です。でも三名瀑に入ろうが入るまいが、かっこいいから良しとしましょう。

滝見台から見るだけでも十分満足できますが、今日は天気がいいので滝つぼまで行ってみたくなりました。歩いてここから15～20分ぐらいかな。案内板に沿って杉林の遊歩道を進みます。

細い道なので要注意。しばらく歩くと車道に出るので、そのまま車道を下り、橋を渡るとすぐ左手に滝つぼへむかう階段状の遊歩道があります。ここで気付いたんだけど、橋を渡った所にも駐車場がありました。その名も滝つぼ駐車場。あんまり歩きたくない人はここまで車で来ることも出来るみたい。ただ、数台分しかありませんが。

遊歩道は舗装されてないので、落ち葉で滑らないように気をつけながら下ります。ほどなく滝つぼに着きました。周辺は結構な岩場なので足下に気を付けて。

間近で見る滝は迫力満点です。

水しぶきがミストとなって降り注いでいます。

流れる水もきれい。手を浸すとひんやり冷たい。

反対側を見上げると、さっき歩いて来た橋があんなに高く見えます。

帰りはあんなとこまで上るのかとの思いは置いといて、この時間を楽しみましょう。

ゆったりした時を過ごし、そろそろ帰りますか。
「運動、運動」と自分に言い聞かせ遊歩道を上り、杉林を抜け戻って来ました。歩いてみれば、あっという間です。
脚がちょっと疲れた頃にタイミング良く現れる茶店。ここでの一服の様子は前回の記事で。

滝見台から眺めるもよし、滝つぼまで歩いてマイナスイオンを浴びるもよし、暑さが収まりこれから絶好の滝見シーズンが始まります。