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オランダの法律で宗教上の離婚を勝ち取った女性 「結婚する自由があるなら、何故離婚する自由はないの?」

小林恭子ジャーナリスト
「オランダでは、自分のパートナーは自分で選ぶ」と言うメッセージが入ったポスター

オランダ第2の都市ロッテルダム。世界的に知られる港湾都市の1つだが、5月24日、大胆な図柄のポスターが市内各地にお目見えした。市内名所のエラスムス橋を背景に、二人の若者がキスをしている姿が写っている。

ポスターには4つのパターンがある。黒人男性と褐色の肌の女性、白人女性同士、イスラム教徒を思わせるスカーフをかぶった女性とユダヤ教徒の男性、同様のスカーフ姿の女性と白人男性の組み合わせだ。ポスターの上部には「オランダでは、自分のパートナーは自分で選ぶ」とある。下方には「自分で自由に決めていますか?」という文章が入っていた。

ポスターはロッテルダム市が作成したもので、交際あるいは結婚相手を自分で決めることを奨励するキャンペーンの一環だった。

オランダの人は自分で自分の交際相手を決められないのだろうか?と不思議に思うかもしれないが、移民人口が高いロッテルダムにはこうしたキャンペーンを行う理由があった。移民出身者の中には出身国に由来する文化や宗教によって自由に結婚相手を選ぶことが難しい場合がある。家族や親せきなどから当事者の意思に反して「強制結婚」(forced marriage)を受け入れることを余儀なくされることがある。

自分の意思に反する結婚をした場合、離婚したくても周囲の圧力があってできなかったり、オランダの法律では宗教を基にした結婚を無効にすることができなかったりなどの理由から、結婚によって「捕らわれの身」になる人(多くは女性)がいる。

そこで、このキッス・ポスターを大々的に各地に貼り、強制結婚をしたり、そうなりそうな女性たちを助けよう、周囲の意識を高めようというのがキャンペーンの目的だ。

交際相手を自由に選ぶことを呼びかけるポスター
交際相手を自由に選ぶことを呼びかけるポスター

ロッテルダムの市民は「zelfgekozen(自分で決める)」という言葉をハッシュタグとして用い、ソーシャルメディアに自分たちの選択の結果や思うことをアップロードするように奨励された。

キャンペーンのウェブサイトを見ると、市民から寄せられたメッセージがたくさん掲載されている。

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キャンペーンは来月上旬まで続き、6月15日には市民集会が開催される。

「キッス・キャンペーン」開始を提案したのは、女性運動の組織「フェムズ・フォー・フリーダム(Femmes for Freedom、自由のための女性たち)」の創設者でディレクターのシリン・ムーサさん(39歳)だ。(オランダ語サイト英語版サイト

「このキャンペーンは『恋に落ちる自由』を奨励しているのよ」とムーサさん。彼女自身が「結婚による捕らわれの身」にいた体験がある。

生まれはパキスタン・クエッタ。「赤ん坊のころに、オランダにやってきた」ムーサさんにとって、オランダはほぼ母国ともいえる。

2011年に「フェムズ・フォー・フリーダム」を立ち上げたムーサさんは、オランダの法律を使ってイスラム教による結婚を無効化させた初めての女性だ。離婚が成立した日が「これまでの人生で最高の日だった」という。

オランダの首都ハーグにあるフェムズ・フォー・フリーダムのオフィスで、キッス・キャンペーンに至るまでの活動やなぜこうしたキャンペーンが必要なのかをムーサさんに聞いてみた。

***

自分が選んだ人と結婚し、離婚したい時に離婚する自由

―「フェムズ・フォー・フリーダム」とはどんな組織か?

シリン・ムーサさん:女性が自分の人生を自分で決めることを支援する組織。自分が決めた人と結婚をし、自分が離婚したい時に離婚できるよう支援する。

ムーサさん(ツイッター画像から)
ムーサさん(ツイッター画像から)

オランダを含む多くの国が国連の「女子差別撤廃条約」(あるいは英語名の頭文字を取って「CEDAW」)を批准している。この条約の第16条には結婚に関して、男女が法的に平等であると書かれている。

私たちが力を入れているのは、特に結婚にまつわる事柄について男女が平等な権利を持つようにすること。「強制結婚」は人間の基本的な権利の侵害でもあると思う。一夫多妻制にも反対だ。

―オランダではどのような形で一夫多妻制が現実化するのか。

ここオランダは一夫一妻制だけれども、イスラム教の国を出身国とする移民の場合、例えばこういうことが起きる。

イスラム教では、男性が一人の女性と結婚した後、もし最初の妻が許せば第2、第3、第4の妻を持つことができる。

そこで、例えばパキスタン出身の移民家庭の男性がオランダで最初の妻と結婚した後、出身国のパキスタンに行く。そこで2番目、3番目、4番目の妻と結婚してしまう。

出身国と住んでいる国との法律や慣習の違いが問題を引き起こす。

離婚する場合を見てみよう。

パキスタンでイスラム教の法律と慣習によって結婚した人は、オランダに移り住んだとき、オランダの法律の下でパキスタンでの結婚が認められる。しかし、その後夫婦が離婚しようとするとき、オランダの法の下で離婚が成立した後、今度はパキスタンに行って離婚の手続きを取ろうとする。ところが、パキスタンで法律上は離婚できても、イスラム教の慣習上、離婚が認められないことがある。すると、あなたは未だに夫あるいは妻と「結婚をしている」状態と見られる。

これを私たちは「結婚の捕らわれの身」(marital captivity)と呼んでいる。

結婚に捕らわれた身となったあなたがもしほかの人と再婚しようとしたり、恋人を持とうとすれば、あなたはオランダのパキスタン人のコミュニティから「不倫をしている」と見なされてしまう。パキスタンあるいはほかのイスラム教の国を新しいパートナーと訪れれば、あなたは刑事上の犯罪行為を犯したことになってしまう。

―再婚したから、そうなる?

再婚でなくても、男女として交際をしていれば、既にダメ。イスラム教の法律では、性行為は結婚している男女がするものだから。性行為ができるのは、公式な夫あるいは妻とのみ可能だ。それ以外は不倫になる。場合によっては何年も投獄される可能性もある。

女性のあなたが離婚を望み、夫が離婚をしたがらないーそれだけでももうすでに「不倫をする女性」と見なされるのが現実だ。

ここオランダにいるあなたの家族はこう言うだろう。「あなたが家族に不名誉をもたらした」、と。不名誉を解消するため、あなたに暴力を使うことも辞さなくなる。イスラム教の伝統や法律の下ではあなたはまだ結婚しているのだから。夫を二人持つことは女性には許されないし、結婚しているのにボーイフレンドがいるのも、ダメ。

「私も捕らわれの身だった」

私自身がパキスタンからオランダにやってきたのは、私が赤ちゃんの時だった。だから生まれた時からここにいると思っている。

オランダの法律とイスラム教の法律の下で私は結婚した。その後、オランダの法律で離婚をしたが、夫はイスラム法での離婚をしたがらなかった。「これがお前の運命だ。あきらめろ。お前なんか、大嫌いだ」と言われた。私自身が結婚に捕らわれの身となった。

でも、私の両親は離婚に賛成し、支援してくれた。「自分の権利のために、そしてほかの女性の権利のためにも戦いなさい」と言ってくれた。私は幸運だったのだと思う。

私はオランダの法廷に行き、結婚による捕らわれの身を受け入れないと言って戦いを開始した初めてのイスラム教徒の女性だった。夫がイスラム法の下での離婚に同意しないのは私の人権を侵害すると主張して、夫が離婚を拒絶する日、一日ごとに罰金を支払わせるようにした。女性差別撤廃法や欧州人権条約が役に立った。

そして、やっと離婚が成立した。

―いつ、成立したのか。

2010年12月。離婚判定が出た。忘れもしない。判定が出た日は私の人生の中でも最も美しい日だった。人生最高の日だった。私の判例はオランダで第一号となった。

でも、私は自由の身になれたけれど、それだけでは十分ではないと思った。強制結婚とともに、離婚を拒否されて結婚に捕らわれの身になっていることも違法にしなければと思い、ロビー活動を続けた。そして、オランダの刑法を変えることになった。結婚によって相手を捕らわれの身にすることが違法になった。このオフィスには法律を変えたことを証明する文書を額に入れて飾っている。とても重要な節目となった。

―オランダに住み、イスラム教徒の夫と結婚している女性が離婚をしたい時、夫が離婚に同意しなければ、オランダの法に従って裁いてもらうことができるようになった、と。

そうだ。ただ、「捕らわれの身」にするのはイスラム教の法律ばかりではない。ユダヤ教にもある。例えばキリスト教だが、ローマ・カトリック教会は離婚・再婚を認めていない。

カトリック教の国では夫あるいは妻が同性愛者であったり、夫婦間に性行為がないなどごく限られた状況では離婚ができるようだが、実際には非常に難しい。 もし女性が暴力を働くような男性と結婚したら、一生苦しむことになる。

―なぜ夫婦の一方は相手からの離婚の申し出を拒絶するのだろう?

宗教のせいと言うわけではない。離婚は常にどちらにとっても苦々しく、つらいものだ。

一方が相手からの離婚の申し出に同意しないのは、復讐したいという思いがあるからかもしれない。自分の力を見せつけたい、という思いも。相手を支配したい、とか。子供のためにもっとお金を巻き上げたいから、という場合もあるだろう。一種の脅迫だ。

フェムズ・フォー・フリーダムは、「捕らわれの身」以外にも、一夫多妻制、強制結婚、「名誉の暴力」(honor violence:女性が家族の意に沿わない相手と交際する、婚前・婚外交渉を行う場合、本人ばかりか家族に不名誉(dishonor)をもたらしと解釈され、名誉を守るために家族や親せきなどが暴力を働く。死に至り、「名誉殺人」が発生することもある)、児童婚にも反対で、こうした行為をなくするよう、ロビー活動を行っている。

「私だけが我慢すればいい」と思ってしまう移民社会の女性たち

―社会の自由度が高いオランダで、なぜ「強制」結婚が生じてしまうのだろう?

移民出身の家庭で発生するケースで、若い女性たちが意思に反する相手と結婚せざるを得なくなる状況が生じる。

その理由は家族からの期待やプレッシャーだ。自分が相手を気に入っていなくても、「私だけが我慢すればいいんだ。親がそう望むのだから」と思ってしまう。「親を失いたくない」、と。家族の方には、「息子、あるいは娘の幸せのためにこの人、あるいはあの人と結婚をするべき」という強い思いがある。

一部の移民社会の中では、家族全体で結婚相手や人生の決断をすることに慣れている。西欧社会では個人が誰と結婚するかを決めるが、例えばソマリアでは親が決め、母が決め、祖母が決める。全体の幸せのために決めてゆく。集団として決定してゆく。

「フェムズ・フォー・フリーダム」が作った支援ガイド
「フェムズ・フォー・フリーダム」が作った支援ガイド

―交際の仕方の違いは?

結婚前の男女の付き合い方もイスラム教社会では異なる。結婚前に、女性は男性と肉体関係を持ってはいけない。結婚前の交際段階では、一緒にお茶を飲んだり、映画を見に行ったりするぐらい。

世俗分離となっている西欧社会では結婚しないままに子供を産む人が増えている。しかし、イスラム教の世界では子供は結婚して生まれるものだ。

―イスラム教徒が非イスラム教徒と結婚するのはタブーか?

タブーだ。でも結婚している人はいる。それを受け入れる家族もいれば、受け入れない家族もいる。それで「名誉の暴力」が起きたりする。

例えば母親が娘にこういう。「非イスラム教徒と結婚してはいけない。イラクにいる親戚の男性と結婚しなさい」。これに娘が同意しないと、暴力を働く。娘は家出するしかない。女性専用シェルターに身を隠し、もう家族と会うことがない、孤独な人生となる。

2つの文化に挟まれた移民出身者

強制結婚が生じる過程には、さまざな複雑な法体系、様相がある。

1つには「移民」という側面がある。例えば、イスラム教徒であるあなたが、東の国から西の国であるここオランダに来たとしよう。子供がここで生まれ育つ。子供はイスラム教徒ではなく、人種も違う人と恋に落ちるかもしれない。

移民家庭出身者でしかもイスラム教徒と言うのは、オランダでは小さなグループになる。グループの外の世界は大きいし、この中で同じ人種ではなくてもこれはと言う人が見つかってゆく。出身国の伝統が失われてゆく過程でもあるだろう。

―移民は出身国の文化や考え方と、生まれ育った国の文化や伝統の間の板挟みだ。

そうだ。西欧の外から西欧の国に移民がやってくるとき、周囲は全部西欧になる―西欧の国に住んでいるのだから。自分の中で元々の文化がとても強い存在になってゆく。 文化の原理主義者のように。そこで、衝突や葛藤が生じる。

シリアからオランダにやってきた人は、シリアから逃れることはできるだろうけど、シリアの文化を自分の中からなくすることはできないと思う。

結婚や交際相手についての問題の背景には広い意味の文化の衝突がある。

若い世代が移民の第1世代、古い世代の人たちに話しかけることも必要。古い世代との関係を維持して、お互いやお互いの選択に敬意を払う必要がある。

―新しく外からやってきた人は、出身国の文化だけでもないし、移り住んだ国の文化だけでもない、自分の文化、自分のアイデンティティを作っていく必要があるのだろう。 

移民出身者は自分たちのアイデンティティや文化を維持しようとする。文化を維持しようとするのはいいけれど、文化の中にもいいものと悪いものがある。エジプトでは女性器切断(女性器の一部を切断・切開する行為)が行われている。これは悪い面ではないかと思う。強制結婚や一夫多妻制も。

もしあることが人権、女性の権利を侵害するものなら、私たちはそうした行為を止めるよう戦うべき。

英国人女性が名誉殺人で命を落とす

女性に対する暴力的発言や行為は特定の国だけに起きているのではない。

名誉殺人では、昨年、恐ろしいケースが英国で発生した。サミア・シャヒドさんのケースだ。

サミア・シャヒドさん(ウィキペディアより)
サミア・シャヒドさん(ウィキペディアより)

サミアさんは英国で生まれ育った女性だった。彼女は再婚したことで、家族の名誉を傷つけたことになった。最初の結婚は強制結婚で、サミアさんは夫のことが好きではなかった。それで離婚して、本当に好きな人と再婚した。そこで、彼女の両親がパキスタンに来てくれ、と言った。パキスタンに呼ばれたサミアさんを最初の夫がレイプし、それから殺害された。父も母も妹も、合意の上だった。誰もサミアさんを助けなかった。(補足:英北部ブラッドフォード出身のサミアさんはパキスタン系英国人。最初の夫と離婚し、再婚後は夫とドバイに住んでいた。昨年7月、パキスタンにいる父が病気と言われ、パキスタンに戻ったところで殺害された。)

―写真を見たことがある。とてもきれいな女性だった。

ひどい事件だった。

オランダでも、同様の事件が発生する例はありうると思う。

3月にオランダでは総選挙があったけれど、誰も女性の声を代弁していなかった。今度の政権にはもっと女性問題に目を向けてほしいと思っている。移民出身者の女性を含め、女性たちがもっと自由になれるための行動計画を作るべきだと思う。

―3月の選挙では、反イスラム教の自由党の声が目立ったが。

がっかりしている。もっと生活に密着した問題が中心になってほしかった。

移民はもっと融合するべきだとルッテ首相が言ったけれど、移民出身国の文化とオランダの文化や法律に挟まれた状態の女性たちは、どうやって融合したらいいのだろうか。

ほんの2週間前に聞いた話だけれど、結婚に捕らわれた状態のある女性が警察に助けてほしいと言ったところ、警察がどうしたらいいかわからず、返された、と。記録にも取っていない。まだまだ道は遠いと思う。

女性にもっと投資をするべきだと思う。社会、政治、文化などのあらゆる面で女性たちを助け、平等な位置を持てるようにする。女性が幸せになれば、社会全体も幸せになると信じている。

「恋に落ちる権利」を広める

―ロッテルダムで始まった「キッス・キャンペーン」の開催にはフェムズ・フォー・フリーダムの提案があった、と聞いたが。

私は今、ロッテルダムに住んでいる。ロッテルダム市の関係者にこう言った。「移民出身の、イスラム教徒の女性たちの問題を語る時、どうしていつも『強制結婚』の話と結びつけるの?」と。移民の問題ではなく、性の権利や自由の問題じゃないの、と。

平たく言えば、「恋に落ちる権利」。好きな人とキスをする権利。誰にも気兼ねをすることなく、ボーイフレンドを作れる権利。手をつないで道を歩ける権利では?と言って、行動を開始することを訴えた。

そこで今回のキャンペーンが始まったが、こういう試みを全国レベルでもぜひやってほしい。

キッス・キャンペーンで、非道徳的なことを奨励しようと思っているわけではない。ボーイフレンドと自由に手をつないで道を歩くというのは、個人の自由の1つだと思う。

同性愛の人を含め、結婚する権利については世界中の国の政府が賛同している。でも、離婚をする権利については十分な議論がない。

―フェムズ・フォー・フリーダムの運営資金はどこから来るのか。

こういった問題に関心のある人からの募金や個人の投資家からの資金で賄っている。政府からお金はもらっていない。

―何人が働いているのか?

給料をもらって働くのが私ともう一人。無給のボランティアが15人いる。

―日々の活動はどんな感じか。

結婚や離婚について弁護士がアドバイスを求めてくるので、それに対応している。離婚を望む女性たちと一緒に裁判所に行ったり、必要な書類を準備する。地元の自治体と協力して女性に力をつけるためのプログラムを実施したり、セミナーを開催したり。大学で講演を行うことも多い。女性に対する暴力や不平等について情報を集め、調査も行っている。

女性の権利向上のための教材も作る。国連や欧州議会に参考人として呼ばれて、証言をすることもある。欧州議会に呼ばれるのは、結婚に捕らわれた状態を刑事犯罪とした初の国がオランダだから。

―ムーサさんの判例で?

そうだ。

まだまだ、「これは自分の運命だから」とあきらめる女性が多い。そんな女性たちのために活動を続けたい。

オフィスで「自分の人生を生きよう」というメッセージ入りのクッションを持つムーサさん 撮影 小林恭子
オフィスで「自分の人生を生きよう」というメッセージ入りのクッションを持つムーサさん 撮影 小林恭子
ジャーナリスト

英国を中心に欧州各国の社会・経済・政治事情を執筆。最新刊『なぜBBCだけが伝えられるのか 民意、戦争、王室からジャニーズまで』(光文社新書)、既刊中公新書ラクレ『英国公文書の世界史 -一次資料の宝石箱』。本連載「英国メディアを読み解く」(「英国ニュースダイジェスト」)、「欧州事情」(「メディア展望」)、「最新メディア事情」(「GALAC])ほか多数。著書『フィナンシャル・タイムズの実力』(洋泉社)、『英国メディア史』(中央公論新社)、『日本人が知らないウィキリークス』(洋泉社)、共訳書『チャーチル・ファクター』(プレジデント社)。

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