京都市上京区・200年の歴史を持つ油の専門店が手掛ける絶品フライを京町家でいただきます
今日で11月も終わり。明日からは師匠も走り出す、1年でも一番慌ただしい時期に突入するわけですね。今回はそんな忙しさに負けないパワーをつけるべく、ガッツリ揚げ物をいただいてきました。が、揚げ物ってもフツーじゃありませんよ。なんといっても200年の歴史を持つ油の専門店の油を使って揚げられてるっていうからお立ち会い。んじゃ、早速行ってみましょう!
こちらが京都市上京区にあります「綾綺殿」さん。読めませんでしたが「りょうきでん」って読むんです。先程お知らせしたように、200年の歴史を持つ油の専門店「山中油店」さんが手掛けるショップ&カフェ。最寄り駅は少し遠いですがJR二条駅、ホームページによりますと徒歩15分とのこと。さらにホームページによりますと、こちらの建物は築百年、長いことお米屋さんとして使われてた町家を改修してるんですって。
駐車場も用意されてるので、クルマでのアクセスもOKってのが超うれしい。
そして駐輪場も完備。お伺いしたときにはイスが置かれてましたが、これはもしかしたらピークタイムには行列して、ここで待つってことなのかしら…。多分そうですよね、きっと。
店舗前にはこのようなものも出されてまして。もうどれもめちゃめちゃおいしそうじゃないですか。と、横には石碑がありますね……。
その説明の書かれた案内板も掲示されております。こちらのある場所は、その昔「綾綺殿」があったところということで、その名前をいただいているということなんですね。
店内はこんな感じ。またまたホームページによりますと、改修のときには化学物質を一切使わず、ベンガラや荏油(えあぶら……多分エゴマを絞った油、かな?)、柿渋などを使ったんだそう。おくどさんも残されてて、とてもいい雰囲気でございますよ。
席からお庭も見えちゃったりして。ピークタイムをずらしたタイミングだったので、ゆったりとした時間が流れております。
メニュー見てみましょう。山形豚のロースカツがいちおしなのね。ほかにもおいしそうなのが並んどります。右ページの「いろいろ食べたい方はこちら」の「ミックスフライ定食」も魅力的。うーん、悩ましー!
ドリンクと揚げフレンチトーストのページです。「揚げ」フレンチトーストってどんなんでしょうか!? これまた気になるぅ〜。
というわけで、清水の舞台からぴょ〜んと飛んでみまして、「山形豚ロースカツ定食」の150グラム1,600円に、惣菜重300円を合わせてみました! リッチなアタス!!
こちらが惣菜重のアップ。メニューによりますと、山中油店の美味しい油を使ったお惣菜の4種盛りとのこと。左上から時計回りにナス、豆腐、人参、かぼちゃなんですが、どれも油っぽさをほとんど感じさせず、しかし素材の味に油の旨味&コクがプラスされていまして、とてもおいしゅうございました。
そんで、山形豚よ! ロースカツよ! まず揚げ方がゼツにしてミョー。薄い衣と細かめのパン粉でサックリ軽い揚げ上がりなんです。そんで山形豚はですね、柔らかくて、でもほどよい食感も残ってまして、一口食べると肉の旨味がお口の中を駆け巡ります。ソースも2種用意されてまして、あっちにつけて、次はこっちにつけて、とやってるうちにあっという間に完食でした。これは清水の舞台から飛んだ値打ちありまくり!
そんでこちらがミックスフライ定食3種。ミンチカツ、蟹クリームコロッケ、魚フライをチョイスしましたが、これもまたどれもたまらん揚げ上がり。フライにすることで素材のおいしさにターボがかかっておりましたよ。
大満足で店内を改めて見てみると、なんと! さすがと申しますか、本日の揚げ油が貼り出されておりました。あっさり軽い仕上がりのなたね油だったんですね。それであの軽い感じ! と膝を打った次第。こちらに書かれておりますように……。
お店へ入ってすぐのスペースには、こんな感じでおすすめの油が販売されておりました。食べたフライが気に入ったら、その揚げ油を買えちゃうなんて、ほかにあります!? あたしゃ、知りません。自分で使うのはもちろん、お土産にするのにもぴったりでっせ!
今回お伺いした「綾綺殿」さん。油の老舗が手掛ける絶品のフライをしっかり堪能できました。メニューをもう一度見ていただければと思うのですが、定食のご飯、味噌汁を「瓶ビール、ハイボール、グラスワイン」に変更できるというなんともうれしいことが書かれてあったり、定食プラス400円で味噌汁をカレー(!)に変更できたり、とにかくサービスがフレキシブル! いろんなニーズにしっかりと応えてくれるのです。満足度120%の名店、おすすめですよ〜。
綾綺殿
住所/京都市上京区浄福寺通下立売上る520-5
営業時間/11:00〜16:00(最終入店15:00)
定休日/水曜
綾綺殿 ホームページ