本がいっぱい! 新しいスタイルのホテルがオープン! ブックカフェ利用で市民も取り込む(札幌市中央区)
新型コロナウイルス感染拡大の影響でしょうか、札幌では、休業になるホテルがある一方で、新しいホテルも誕生しています。
札幌市内でも独特な雰囲気が漂う中央区の狸小路7丁目に、「LAMP LIGHT BOOKS HOTEL(ランプライトブックスホテル)SAPPORO」が2021年6月にオープンしました。『本の世界を旅するホテル』というコンセプト通り、併設する1階のブックカフェの本棚にはズラーっと本が並んでいます。本の世界を存分に楽しめる新しいスタイルのホテルの魅力をご紹介します!
宿泊者以外も利用できるブックカフェスペース
1階には宿泊者以外、誰でも利用できるブックストアとカフェスペースを併設しており、気になった一冊を見つけたり、ちょっとお茶をしたり…。カフェテーブルのほかに、コンセント付きのカウンター席もあるので、パソコンを持ち込んでの仕事もできますね。
入口からまっすぐ奥の方にはソファー席もあります。何かカフェで注文をすると、ゆっくり座ってお茶などを楽しみながら読書ができます。
24時間営業の本屋さん機能がうれしい!
エントランスから中に入ると、奥までびっしりとたくさんの本が並んだ本棚が目に入ります。「旅」と「ミステリー」をテーマとした書籍を中心に約4000冊の本がラインナップされています。
札幌市民としては24時間営業(新型コロナウイルスの影響で、営業時間が変更になる場合があります)だと、仕事帰りや早朝散歩中、気分転換など、好きな時間にふらっと立ち寄って、目新しい本に出逢えるのがうれしい! 私はこの食べ物に関するコーナーの本が気に入りました。全部おうちに持って帰りたいくらいです!
人気の「MORIHICO.」を味わえるカフェスペース
長いカウンターから提供されるコーヒーやスイーツは、地元で有名は「MOEIHICO.」のもの。コーヒー豆の販売もしています。
また、パンや焼き菓子、アルコール、ノンアルコールなどのドリンクメニューも豊富です。
読書に没頭できる客室
せっかくなので、私もお泊りしてみました。
2~9階には全112室があります。室内は本棚をイメージさせる木の格子を配し、白を基調にした落ち着いたインテリアでまとめられています。
室内にはホテル側から提案された本がさりげなく置かれていました。私にはこの2冊!
本を読んでいて、「あれ? 本が読みやすい!」と。普通のホテルはよく眠れるようにと、枕元はあまり明るくないこともありますが、ここは天井に読書がしやすいように工夫された間接照明があり、ベッド横の照明とともに明るく、本当に読書を楽しみたい人に配慮されていると感じました。
さらに、宿泊客には気にはなる本2冊を客室に持っていける「BOOKS TO GO」というサービスを提供しています。ベッドにごろりと寝転びながらゆっくりとお気に入りの本を堪能できます。食いしん坊の私が今回選んだのはこの2冊。そして、つい朝3時まで読書してしまいました!
朝食は1階のカフェで!
数種類の中から2つ選べるパンと飲み物、フレッシュ野菜サラダ、スープ(この日はトマトとタマネギとソーセージのスープ)、ゆで卵が付いた栄養バランスのよい朝ごはん。私はコーヒーを選択しました。
読書が好きな方は、こんなホテルで、本三昧の時間をご自分にプレゼントしてはどうでしょうか? 慌ただしい日常でゆっくりと読書する時間が取れなかったり、自分では探せない本を発見したりと、普段とは異なるステキな時間を過ごせるはずです。
ホテルの立地は地下鉄「大通駅」や「すすきの駅」からも近く、また、ユニークな飲食店やエスニックレストランも点在する狸小路に面しているので、ビジネス利用でも、また、いかにも観光というよりは、〝住むような観光〟をしたい人にもオススメです。まずは、ブックカフェに立ち寄ってみてください!
<ランプライトブックスホテル札幌>
*住所:札幌市中央区南2条西7丁目5-1
*TEL:011-218-1511
*営業時間:24時間(ブックスカフェは7:00~22:00)
*定休日:なし