「ウクライナの夏が暑いからといって、ハッチを開けっ放しにして放置しておくことはおすすめしません」

2023年8月にウクライナ軍は公式SNSで置き去りにされたロシア軍の戦車の開けっ放しになっているハッチにドローンから爆弾を投下して大爆発させている動画を公開していた。そして「ウクライナの夏が暑いからといって、ハッチを開けっ放しにして放置しておくことはおすすめしません。最終的にはウクライナ軍のドローン操縦士が簡単に35度の気温から灼熱地獄の2500度超えまでにしちゃいます」と投稿していた。

2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻してから、ロシア軍によるウクライナへの攻撃やウクライナ軍によるロシア軍侵攻阻止のために、攻撃用の軍事ドローンが多く活用されている。また民生品ドローンも監視・偵察のために両軍によって多く使用されている。ウクライナ軍ではドローンで撮影した戦車や装甲車を破壊している動画も公開している。

ウクライナ軍ではロシア軍が置き去りにしていった戦車や装甲車をよく破壊している。小型の民生品ドローンから爆弾を投下して地上のロシア軍の戦車などを攻撃して破壊している。小型の民生品ドローンでロシア軍の置き去りにした車両の開いているハッチの中に向けて爆弾を投下している。ハッチが空いていたらそこをめがけて爆弾を投下すれば戦車は爆発する可能性が高い。小型の民生品ドローンからの投下でも威力はある。

置き去りにされた装甲車からはロシア兵も逃亡しているので周辺にロシア兵がいなければ、上空のドローンが迎撃される心配もない。ロシア兵がもういなくなり、置き去りにされた戦車や装甲車をわざわざドローンで爆弾を投下する必要があるのかと思われるかもしれない。だが徹底的に破壊しておけば、ロシア兵が戻ってきても再び戦車や装甲車を使用することはできない。またロシア兵が戻ってきて戦車や装甲車の部品などを再利用させないためにも、置き去りにされた車両でも破壊しておくことは重要である。

▼置き去りにされた戦車の開けっ放しのハッチにドローンから爆弾を投下して爆破させるウクライナ軍