【千曲市】姨捨棚田、田毎の月が見事でした。
姨捨山の麓に広がる棚田に、水が張られ、いよいよ夏がやってきました。この時期しか見られない田毎の月を見にいくことにしました。
その前に棚田について少し紹介します。
棚田とは。
傾斜があり稲作に適して無い土地を段々畑に開墾しそこに水田を作り稲作を可能にした、先人達の知恵と工夫の賜物です。
棚田の良いところは、狭い土地でも、収穫が見込めるところです。
千曲市観光局より抜粋。
しかし近年、担い手の高齢化、コンバインなどの農耕機が動きにくい為に年々その姿は失われていっています。
田毎の月とは
水が張られた棚田に月が映る様子を指します。
田毎の月とは、棚田それぞれに月が移りゆく様子を指しますが、今は、このような状態です。
姥捨山伝説
姥捨山の麓に棚田が広がっているのですが、姥捨山にはこんな伝説があるようです。
昔、両親が亡くなった為伯母さんに育てられた男が住んでいましたが、歳をとって動けなくなった伯母を男の嫁が嫌い、山に捨ててくるように言ったそうです。
男は、伯母を騙して山の上の寺に置き去りにしました。男は、それを悔んで
わがこころなぐさめかねつ、更級や姥捨山に照る月を見て。
という句を詠みます。
意味は。
私の心は慰めることはできない、更級のお姨捨山の月を見ていると。
そして伯母さんを連れ戻したといいます、以来この山を姨捨山という。
大和物語より。
綺麗な月にこんな物語があったんですね。
この時期しか見られない月、是非見に行ってみてはいががでしょうか?
近くに街灯などはごさいません懐中電灯などがあると、足元が照らされて安心です。なお、三脚の使用は、地表を崩すおそれがありますので使用は禁止されております、ご注意ください。
夜景も綺麗でした。
最後までお読みくださりありがとうございました。ルナうさぎ。
【千曲市棚田】
千曲市八幡。
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