名古屋市営地下鉄、黒川駅から徒歩１分ほど、大通りから一本路地へ入った場所にある菊井カツ黒川店。
昭和37年から愛され続ける北区の名店です。

こちらの串カツが人気だと以前から耳にしていたのですが、やっとお店に行くことができました。

店に到着したのが11時25分。
まだ準備中の札がかかっていました。
一番乗りでしたが、すぐに男性客が4，5人ほど後ろに並び始めました。

店の入口は二重扉のようになっていて、中の様子が見えません。
昔ながらの、近所のお父さんが通う店といった雰囲気ですね。

11時30分ちょうどに店がオープン。
一見入りづらそうに見える外観ですが、店員さんがにこやかに迎えてくれました。

店内の様子

カウンターが4席ほどと、小上がり座敷が3席のこじんまりした店内。
高い所に設置されたテレビや、壁付の扇風機が懐かしさを感じさせます。
THE・昭和な空間です。

店員さんは全員女性。
お母さん方、皆エプロン姿に三角巾というのも、親しみがわきます！

ランチメニュー

メニューをみてお気づきでしょうか？

こちらの串カツ、「とん（豚肉）」と「うま（馬肉）」の二種類。
一般的に串カツといえば、豚肉ですが、菊井カツで串カツといえば馬肉の串カツなんです。

これが、菊井カツの長年愛される名物なんですね。

馬肉の串カツと揚げ出し豆腐の定食をオーダー。
串カツ5本に、揚げ出し豆腐、ナスの小鉢とごはんとお漬物。
色んなものが値上がりする昨今、税込み860円。
店の頑張りを感じますよね。
食品ロスを減らすため、キャベツは必要なければ減らしてもらうこともできます。

揚げたてあつあつで運ばれてきました。
串カツは、10センチ弱の小ぶりサイズ。
衣は厚めであるものの、馬肉自体に脂身がないのであっさりしています。
串カツといえば豚肉が定番ですが、馬肉の串カツはサクサク軽いおいしさなので止まりません！
豚肉よりもヘルシーな印象です。
サクサクの衣にソースがしみて、おいしいの一言。

以前はソースの容器へドボンとつけるスタイルだったようですが、今回はソースのボトルが出てきました。
ソースは愛知県清須市の太陽食品の日乃鳥ソース。
ずーっと昔から変わらず太陽ソースなのだとか。
壁にかかったカレンダーにも太陽ソースの文字が入っていて、こんなところにも昔ながらの雰囲気を感じました。
地元愛を感じます。

注文したランチは5本のセットですが、お肉の串は5本単位から追加オーダーも可能。
もし食べきれなければ、包んでお持ちかえりもできるそうなので、もう少し食べたい！という時も気がねなく頼めます。

駐車場サービスあり

店舗横には一台分の駐車スペースがあります。
車の大きさによっては止めにくいと感じる方もいるかもしれません。
店内には提携駐車場の案内が貼ってありました。
駐車券のサービスもあるようなのでありがたいですね。

愛され続ける庶民の味

今でこそ、価格も上がってきてしまっていますが、長年庶民の味として愛され続けてきたのでしょう。
開店直後の第一波が落ち着くと、店員のお母さんがたの雑談も聞くとはなしに聞こえてきました。
庶民的で和気あいあいとした雰囲気も◎
帰ろうと立ち上がると
「もっとゆっくりしていっていいのよ～！」
距離感の近さが、なんだかうれしく感じました。

夜の営業もされているようなので、次は串カツをおつまみにビールをグイっと行きたいですね。

北区名物、菊井カツの馬肉串カツ、気になった方はぜひ足を運んでみてくださいね。