【古河市】明治35年創業の老舗うなぎ屋、増田家。伝統を守りつつ、新しさも追及
うなぎの街、古河で活躍する増田家さん
古河の伝統的な郷土料理としては、文化庁の「100年フード」に認定された「鮒(ふな)甘露煮」が有名ですが、同じ川魚であるうなぎ料理も有名です。
2024年1月28日(日)には「第5回 寒の土用うなぎまつり」が開催されました。
古河では、昔は隣接する渡良瀬川や遊水地などの水利の恵みにより、フナやコイ、ウナギなどの川魚がたくさん獲れました。
そのため、渡良瀬川近辺にウナギをはじめ川魚料理を提供するお店が多く創業されました。
その中のひとつが創業明治35年の老舗、増田家さんです。
増田家さんは、「うなぎまつり」や「よかんべまつり」などの古河のイベントに積極的に参加されています。
増田家さんに行ってお話を伺ってきました
増田家さんは、旧古河市の中でも多くの史跡が集まる歴史深い地区の近くにあります。
店主のこだわりをお伺いしました。
「明治35年創業で、120年以上この地でうなぎ料理を提供してきました。初代・山本アサが川魚料理店を開業して以来、タレにこだわり代々守ってきたと先代から色々お話をいただきました。また、備長炭を使ってじっくりと焼き上げております。市の2023年度の審査を通過し、「老舗増田家の鰻うなぎ」が古河ブランドに新たに認証されました」
古河ブランド認証商品のページに掲載されている写真からも、秘伝のタレと炭火で焼き上げた美味しさがそのまま真空パックに詰め込まれている様子が伝わってきます。
お店は1階と2階に分かれています。
「石焼きビビンバ+ひつまぶし=石焼きひつまぶし」
増田家さんには特徴的なメニューとして、「石焼きひつまぶし」があります。
もともと店主は、旧総和地区で別のうなぎ屋さん(石焼きひつまぶし ますだや)を経営していました。石焼きひつまぶしは、そのお店の看板メニューでした。
しかし、先代の急逝により旧総和の店舗を閉め、今の増田家さんを継承しました。そのため、石焼きひつまぶしをメニューに組み込むことにしたのだとか。
石焼きひつまぶしのアイデアは、石焼きビビンバから思いついたとのこと。
石焼きすることにより、最後までご飯をアツアツで楽しめ、さらにひつまぶしにすることでいろんな味を楽しめます。
この石焼きひつまぶしは女性人気も高いのだそうです。私も、実際に食べてみました。
楽しみ方は、通常のひつまぶし同様、中身を四等分して一杯目を別の茶碗によそり、そのままの味を楽しみます。
白米に絡んだタレが石焼きの容器で焦げて香ばしくなります。
二杯目は好みで薬味と揚げ玉を入れて、三杯目は出汁を入れて。
出汁を入れると、タレのおこげが出汁に溶け出し、何とも言えない味わいになります。
女性には、二杯目の時に薬味と揚げ玉を入れる食べ方が一番人気だそうです。
四杯目は自分の一番好きなスタイルを楽しむことができます。
伝統を守りつつ、新しいことにも精力的に挑戦し続ける増田家さんのうなぎ料理を是非食べてみてください!
◆施設情報◆
増田家
住所:茨城県古河市大手町2-1
電話:0280-22-0315
営業時間:昼11:00~14:00 / 夜17:00~20:00
定休日:木曜日
駐車場:駐車場あり
※法事・慶事等、大小ご宴会の予約も可能(最大40名まで)
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