山口県では創業７０年の老舗「桃太郎うどん」。２０１８年に福岡県に初めて出店した人気のうどん店が門司駅から歩いて１００メートルのところにあります。

改札を出て南口の階段を降りると左側に「桃太郎」の大きな看板が。老舗の味が北九州で楽しめるのはうれしいですね。

昔ながらの食堂の雰囲気

こぢんまりとした店内は昔ながらの食堂といった雰囲気で、カウンターの他にテーブル席があり家族やグループでも楽しめます。

カウンターに座ると目の前の壁には各種うどんの商品写真などが貼られていて「天ぷらうどん」に目が留まり注文。好きな玉子もトッピングします。お腹が空いていたのでわかめのおにぎりも追加しました。

まわりのお客さんの中にはぜんざいを美味しそうに食べているご婦人も。ここは甘味も人気なんですね。メニューの中には数種類のぜんざいに、懐かしいミルクセーキの文字がありました。

カレーや定食も人気があるようです。カレーとうどんのセット（７２０円）、卵かけご飯とうどんのセット（５６０円）はリーズナブル。冷やっこも付いてお得です。定食にはミニうどんも付いています。

「天ぷら」のスペクタクルに驚愕

しばらくして、天ぷらうどん玉子入り着丼。写真のとおり天ぷらが丼からはみ出すスペクタクルには驚きです。

普通の天ぷらと違って板状に固められた天かすに小エビが絡められています。まずはつゆをひと口。すっきりとした甘い出汁は、昆布や鰹節がしっかり感じられて美味しい。うどんは細麺でもちもちの食感です。

天ぷらが溶け出して味変？

少し時間がたつと大きな天ぷらがつゆに溶け出してきました。天かすの独特の甘さと出汁のきいたつゆが合わさってかなり旨い。溶けた天かすと麺面の絡みは絶妙です。これが人気の秘密なんですね。

トッピングした卵を絡めると２度目の味変が楽しめます。卵が絡んでまろやかな食感になり、つゆがさらに旨くなる。麺との絡みも抜群です。こいつは美味しい。

追加したわかめのおにぎりの素朴な美味しさがうどんのつゆとよく合います。

創業以来７０年も変らぬ出汁でつゆの旨さが引き立つ桃太郎うどん。価格もリーズナブルです。老舗の味をぜひ確かめに来てください。

うどん桃太郎門司店