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秋キャンプでも寒くて凍える? 簡単に出来る秋の寒さ対策

C.C STYLEチャンネルファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

こんにちは、ちからです。今年も早いものでもう9月も終わろうとしていますが、キャンプに最適な秋はもう少し続きそうですね。秋のキャンプは気候も良く、キャンプがしやすいとても良い季節ではありますが、日を追うごとに寒くなっていくので注意が必要です。

秋はキャンプの季節とは言うけど、寒く無いの?

キャンプで最もツライのは暑すぎる、寒すぎる。この2点かなと思います。今回の記事では秋キャンプで寒さに凍えて一睡もできなかった!と言うことがないように、簡単にできる秋キャンプの寒さ対策ついて紹介していきます。

そもそも秋っていつからいつまで?

寒さ対策の話で最も重要なのは、何月、何度くらいまでの対策なのか?と言う事です。一言に寒さ対策と言っても時期によって寒さは違うし、厳冬期のキャンプと今では次元が変わります。なので秋の期間について先にお話しさせてください。

秋っていつまでかと言うと、気象学的季節では9月、10月、11月の3ヶ月の期間を秋と言うようです。おそらく皆さんのイメージ通りだと思います。

この期間は都道府県どこでも変わりませんが、寒さ対策で重要なのは気温です。この記事で紹介する寒さ対策については、最低気温5度までの寒さ対策と言う前提条件で紹介をしていきたいと思います。平野部であれば11月でも5度前後の気温だと思いますが、5度と言ってもキャンプで過ごすには寒い気温であり、もちろん寒さ対策をしておかないと凍えて一睡もできないと言ったこともあるので十分に気をつけて下さい。

簡単にできる秋キャンプの寒さ対策

それではここから、簡単にできる寒さ対策について紹介をしていきます。
油断せず、しっかりと寒さ対策をして秋キャンプへ行きましょう!!

焚火で暖を取る

焚火の後ろにある壁がリフレクター
焚火の後ろにある壁がリフレクター

まずは手っ取り早く焚火で暖を取る方法を紹介します。ストーブやヒーターが無いと言った場合でも、焚火をすれば簡単に暖を取ることができます。また、秋キャンプでは凍えずに焚火を楽しめるチャンスなので、長い時間焚火を楽しんでみましょう。

しかし、ただ焚火をするだけでは焚火の炎の熱が色々な方向へ逃げてしまい、もったいないです。なので、秋キャンプからオススメしたいキャンプギアはリフレクターです。リフレクターって何かわからない方のために簡単に説明すると、「熱を跳ね返してくれる反射板」です。リフレクターを焚火の周りに置いて壁を作ってあげることで、焚火の熱が跳ね返ってきてくれます。

このリフレクターの有無で、焚火の熱の暖かさを感じることができるか、大きく変わりますので、暖を取る目的であれば必ず用意することをオススメします。

ちなみに私が持っているものは、焚火台に合わせて大きいサイズのものを使用しています。また、リフレクターの下部にはリングが付いており、そこにペグ(杭)を打つことで、風が吹いても倒れ難いようなものを選んでいます。

価格的には高価なものではなく、数千円から購入できるので、焚火台の大きさを考えながら自分にあったリフレクターを用意してみて下さい。

寝袋の衣替え

秋キャンプで悩むのが寝袋問題。寒くて寝られないと言うことは絶対に避けたいですよね。持っている寝袋はスリーシーズン用(春・夏・秋用)の寝袋だから問題ない!

と言うことは無いです。スリーシーズン用の寝袋だとしても、快適温度を下回っていれば、寒くて一晩凍えて過ごすようになってしまいます。

なので、まずは自分が持っている寝袋の快適温度(コンフォート温度)は何度か?と言ったことを確認して下さい。よく言われるのは寝袋の快適温度+5〜+10度の気温で使うと安心できると言われています。

もしも寝袋の快適温度が5度であった場合は気温5度で使うのは少し寒い場合がありますので、冬用の寝袋を用意するか、自宅で使っている毛布などを持って行き、寝袋の中に入れて使うようにすると、少しは暖かくなります。

秋の昼間は日差しがあると心地よい暖かさですが、夜は気温がグッと冷え込むのでしっかりと寝袋の準備をしておきましょう。

底冷え対策

気温5度であれば、上着をしっかり着て、下着も冬用の下着などを着ていれば、起きている時は別に大丈夫なんです。しかし、寝るときは地面から伝わってくる冷気で体の芯まで冷やされます。この寒さが秋、冬キャンプでは本当にきついです。

そんな時に絶対に必要なのがキャンプマット。地面に直接寝ると身体が痛いので、寝心地をよくするためにマット敷きます。このマットは寒い時期の必須アイテムです。

なぜそんなに重要かと言うと、底冷え対策にもなるからです。冷気を遮断する強さをR値と言うのですが、このR値と言うのは足し算ができます。

例えば、銀マット1枚ではすごく寒い。なら2枚ではどうか?ちょっと寒い。3枚では?寒くない!

と言うように、何枚も重ねることでR値が強くなり、保温性能が上がると言うことです。

安いマットしか持っていないと言った場合や、R値がわからないと言った場合。とりあえず、何枚かマットと共に敷いてみて下さい。地面からの冷気が少し和らぐかと思います。

ちなみに私はと言うと、銀マット、冬用のレジャーシート、数千円のエアーマット、寝袋と言う具合で対策をしています。

ただ、これだけの対策では底冷えして寒い場合があるので、次に紹介する寒さ対策も一緒に実施してみて下さい。

ホッカイロ・湯たんぽ

キャンプでホッカイロを準備している様子
キャンプでホッカイロを準備している様子

冬の定番、ホッカイロと湯たんぽはコスパ最強だと思いますので紹介します。ホッカイロは貼るタイプと貼らないタイプなどありますが、貼るタイプをオススメします。

洋服に貼る使い方ももちろん良いのですが、寝る30分〜1時間ほど前に、寝袋の足元、腰、肩の三箇所付近に貼るとかなり暖かさが得られます。寒いのが不安な方は数枚貼っておくと良いと思います。湯たんぽは、寝る10分ほど前にお湯を沸かして寝袋の足元に入れておきましょう。

ここで重要なのが、寝る前にセットして、寝床を温めておくことです。特にホッカイロは貼ってすぐには暖かくなりません。寝る時に貼ったのでは、ホッカイロが暖かくなるのが先か、体が冷え始めるのが先かとなってしまいます。

30分〜1時間前にセットしておくことで、寝る時に十分に寝床が温まり、寒さを感じずに寝ることができます。

湯たんぽは朝には冷めてぬるくなっているとは思いますが、ホッカイロは持続性があるので、朝まで暖かさが続きます。

ただここで注意が必要なのは低温やけどです。ホッカイロや湯たんぽは、肌に直接当たるところに貼ったり、置かないようにしましょう。特に小さなお子さんがいる場合は、ブランケットや毛布などでお子さんの肌を守って使うようにしておきましょう。寝るときは動かず同じ体勢でいる場合が多いので、ホッカイロや湯たんぽが長時間肌の同じ場所に触れると低温やけどになってしまう可能性があります。

使用する際は直接肌に触れないように注意をして使って下さい。

秋キャンプで簡単にできる寒さ対策についてこの記事では紹介をしてみました。
昼間は日差しが心地よいものの、夜には気温がグッと下がって寒くなるのが秋です。キャンプへ行く前にあらかじめキャンプ場周辺の気温を確認して、しっかりと寒さ対策をして行くようにしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは、楽しいキャンプを!

ファミリーキャンパー、キャンプ愛好家

ファミリーキャンパーで3児の父親。自身がキャンプを始めた時にわからない事が沢山あり失敗の連続。そこから学んだ経験や知識を活かし、YouTubeでは「キャンプ初心者のわからないを解決!」をテーマに、キャンプ初心者に向けたルールやマナー、ギアの選び方についてわかりやすく解説をしています。1人でも多くのキャンプ初心者の役に立つ情報を今後も発信していきます。

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