国際通りから一本入った「浮島通り」をひたすら突き進むと、左手におしゃれなロゴの黄色い外観が目に飛び込んできます。

浮島通りとは

戦後間も無く建設された大きなホテル、「浮島ホテル」があったことから、この通りの名前がついたとのこと。現在は浮島ホテルは無くなってしまいましたが、この名称が長く愛されてきたため、今でも「浮島通り」と呼ばれています。ちなみに「浮島」とは琉球王朝時代の那覇の通称で、那覇が海（内湾）に浮かんでいた島だったことから、名付けられたようです。現在では、トラディショナルな建物と、新しく出来たスタイリッシュなお店等、新旧の建物が入り混じったおしゃれな通りです。

パッと目をひく黄色い外観の中に入り、階段を３階まで登るとアンティーク調のドアがあります。ちなみに私はしっかり息切れしましたが、「沢山階段を登った分だけビールが美味しいはず」という気持ちで頑張って登り切りました。己の運動不足をまさかクラフトビール屋さんで実感するとは…。

中に入ってみるとおしゃれなインテリアがセンス良く並ぶ、スタイリッシュな空間が広がっていました。クラフトビールが販売されていたり、テーブルの上には、イベントのフライヤー等が並んでいます。

お店のロゴが入ったおしゃれなアパレルグッズが壁にかかっており、販売されているようです。まさしくこのお店の雰囲気にピッタリな、シャツとトートバッグがおしゃれですね。これを着ている男性と、このお店に来たいものです…！

さらに奥に進むと、コンクリート調の壁とウッド調の長テーブルとカウンターがスタイリッシュな飲食スペースが広がっていました。照明含め、全てがおしゃれな空間で、まるでこの場にいる自分もおしゃれになれたかのような錯覚に陥ります。

メニューには美味しそうなクラフトビールと、クラフトビールに合いそうなおつまみが並びます。なんでも沖縄の食材を原材料に使い、常時15種類以上のクラフトビールを自社の醸造所で手作りしているそう。こだわりが詰まったクラフトビールが頂けます。

どのビールも飲んでみたい、という方には複数のビールを楽しめる「浮島ビアテイスティングセット」がオススメです。お好きなビールを３種類選び、程よい量を可愛らしいグラスに入れてくれます。IPAは味わい深いホップの苦味がありつつも、爽やかさも感じる美味しさで暑い日にも合います。真ん中のヴァイツェンは、フルーティーさと軽い飲み口が美味しく、ビールが苦手な方にもオススメできます。

店員さんに料理のおすすめを聞いたところ、若鶏の唐揚げとごぼうチップスの２品が特におすすめとのことでした。唐揚げは肉自体に味がしっかりをついており、クラフトビールによく合います。ちゃんとおつまみが美味しいので、一軒目の乾杯にもぴったりです。

ごぼうチップスはさっくりとした食感とシンプルな味付けで、パリッとした食感と、ごぼう本来の素材の味を楽しめます。

もちろん１杯ずつグラスでビールも頼めます。どのビールも美味しいので、量も種類も飲みたいという葛藤がありました。

個人的には、飲食店のお手洗いも着目してしまいます。こちらは水回りも清掃が行き届いていて綺麗で、何より他のスペースの世界観を損なわないよう、お手洗いの内装もしっかりおしゃれでこだわりが感じられて素敵でした。

ふらっと一人でカウンターに足を運んでみるのも、良さそうですね。店員さんも皆さん感じが良く、居心地が良かったです。

スタイリッシュな空間で、沖縄の食材を原材料に使った手作りクラフトビールを楽しめる「浮島ブルーイング」、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか？

浮島ブルーイング

住所：沖縄県那覇市牧志３丁目３−１ 水上店舗第二街区3F

電話：098-894-2636

定休日：水曜日

営業時間：17:00~23:00