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【大阪・南方】奈良・類農園の有機メロン「あま玉」が今年も大阪の直売所に登場!贅沢な甘さを味わおう

北代靖典フリーライター(大阪市)

夏の訪れとともに、奈良県宇陀市にある「類農園」では、待望の有機メロン「あま玉」の収穫が始まりました。

類農園は、株式会社類設計室農園事業部(大阪市淀川区)が運営するもので、

今年も7月下旬から収穫が始まり9月末にかけて、大切に育てられたメロンが大阪の3か所の直売所とオンラインショップで販売されます。

類農園の有機メロン「あま玉」とは?

「あま玉」は、類農園が誇る有機メロンで、ミツバチの力を借りて丁寧に栽培されています。有機栽培は、農薬や化学肥料を使わずに作物を育てるため、特にメロンのように繊細で気難しい果物にとっては非常に難しいプロセスです。

しかし、類農園は2022年からこのチャレンジをスタートし、試行錯誤を繰り返しながら年々その技術を高めてきました。

大切に育てられる有機メロン
大切に育てられる有機メロン

メロンの栽培は、つる枯れ病やアブラムシの被害など、多くの課題が伴いますが、類農園では天然由来の資材を用い、ハウス内でミツバチによる受粉を行うなど、自然との調和を大切にしながら栽培を進めています。

特に、宇陀の肥沃な土壌で育てられたメロンは、皮ギリギリまでとろけるような食感と豊潤な果汁が特徴で、一度食べたら忘れられない味わいです。

今年は2000個用意
今年は2000個用意

昨年販売された1500個の「あま玉」は、「安心して食べられる」「有機栽培なのにお値打ち」といった好評を得て、すぐに完売。

今年は、その成功を受けて、昨年よりも500個多い2000個を用意。さらに多くの方にこの希少なメロンを楽しんでもらえるようになっています。

類農園の有機メロン「あま玉」
類農園の有機メロン「あま玉」

「あま玉」の魅力は、その優しい甘さと舌がピリピリしない食感です。

「メロンはちょっと苦手…」と思っている人でも、この有機メロンだけは別格だと認めているほど。

有機栽培によって実現できる、この上品で自然な甘さと芳醇な香りは、ホルモン剤を使用せず、手間暇かけて育てられたからこそ生まれるものです。

なお、1玉ずつ手作業で糖度を計測し、糖度の高いメロンだけを「あま玉」として出荷。

1~1.3kg玉3980円、1.4~1.7kg玉4980円となっています。

大阪の3か所の直売所で「あま玉」販売中
大阪の3か所の直売所で「あま玉」販売中

類農園の歴史と未来への取り組み

類農園は、1999年に「農の再生」を目指して農園事業をスタート。経済危機の中、自然に根ざした循環型有機農業の可能性を模索し、無農薬・無化学肥料の農法に取り組んできたと言います。2014年には、都市と農村を結ぶ直売所を開設し、現在では約600名の生産者の商品を取り扱うまでに。

2018年からは、共感する協働者と異業種連携を進め、社会課題にも積極的に取り組んでいます。栽培から販売まで一貫して担うことにより、生産者と消費者を直接結びつけ、持続可能な農業の実現を目指しているのです。

「あま玉」を味わってみませんか?

自然の力と人の手が一体となって生まれた有機メロン「あま玉」は、まさに贅沢な逸品です。今年もまた、その魅力を多くの方に届けるため、類農園は全力を尽くしています。

筆者は大阪の直売所「西中島南方店」におじゃまし、試食会に参加させていただき食べてみましたが、なるほど甘くてとろけるおいしさでした。

直売所「西中島南方店」
直売所「西中島南方店」

とにかく甘い!とろける
とにかく甘い!とろける

「メロンは〝気難しい子〟だとよく言われます。最適な環境でないと育てるのは技術的に難しい。だから有機メロンは全国的に非常に少ないですし、奈良の豊かな土壌で育まれたこの希少なメロンを、ぜひ一度味わってみてください」(類農園広報の三輪歩未さん)

大阪府内の類農園直売所、またはオンラインショップでの購入が可能です。

今夏の特別な贈り物や、ご自宅での贅沢なひとときに、いかがでしょう。

問い合わせ:株式会社類設計室農園事業部 類農園06・6305・2222
直売所「西中島南方店」06・6305・2223
類農園オンラインショップ

フリーライター(大阪市)

新聞記者を経て、フリーライターに。小説執筆、新人賞も受賞。グルメ、イベント、人物記事など多数。現在、ブログサイト「居酒ジャーナル」など運営中。

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