大阪京橋にある本格江戸前寿司が味わえる「鮨 黒潮海閤（くろしおたいこう）」をご紹介します。

JR・大阪メトロ京橋駅から徒歩1分。京橋駅前商店街を抜けた路地の2階にあります。1階の立ち飲み屋の左手に2階に続く階段があります。

愛媛のお店は残念ながら現在は閉店しているようですが、ミシュラン獲得店「黒潮太閤（くろしおたいこう）」の暖簾で東京と大阪で営業しているとのこと。

愛媛のお店同様に、江戸前鮨と会席の日本料理と、鉄板焼き店が楽しめるお店になっています。

料理長が独自に仕入れた愛媛の地物、極上の天然物の鮨ネタとのこと。長年腕を磨いた経験によって培われた、雅やかな振る舞いで魅せる芸術的な鮨と逸品をコースとして堪能できます。

今回は、「おまかせ握り特上コース16,999円（税込）」を味わってきました。

四季折々の新鮮な握りと逸品料理【全23品】

おすすめ一番出汁

島根県宍道湖しじみの一番出汁。しじみの旨味が詰まったあっさりした出汁です。

前菜

・春野菜のお浸し
・天使海老と菜の花キャビアのせ
・稚鮎酢味噌和え
・筍梅和え
・蒸し鮑を肝ソース

鉄板焼き

＋3000円で小鍋を鉄板焼きに変更しました。
・フィレステーキ50g
・サーロインステーキ50g
パプリカ、紅芯大根、 ズッキーニ、 桜の生麩、 エリンギが添えられています。

握り4貫

・宮城塩釜港天然本鮪
・縞鯵
・平目えんがわのせ
・太刀魚
赤酢のシャリは、酸味が控えめで素材本来をしっかり味わえます。中でも、平目えんがわのせは平目の柔からさと旨味、えんがわの食感と噛めば噛むほどに染み出す甘さと脂が絶品でした。

季節の蒸し物

フカヒレあんかけ茶碗蒸しは、和風だしが効いた卵の豊かな風味が口の中に広がります。

旬の焼魚甘鯛の松笠焼き

甘鯛を皮ごと焼いて、鱗を松ぼっくりに見立てている一品。パリパリした鱗の食感も楽しめます。

宇和島鯛めし小丼

愛媛の郷土料理の鯛めし丼。タレとうずらを絡めた鯛のお刺身がご飯の上に乗っています。鯛のコクとプリプリ食感が際立ちます。

雲丹のoneスプーン

ダイセンの生雲丹の一口サイズのスプーン鮨。臭みを感じない濃厚な雲丹です。

握り3貫

・宮城県天然本鮪中トロ
・鮎魚女の炙り
・車海老
車海老は湯通しすることで甘みが増すそうです。頭は塩焼きにしてくれます。縞模様がとても綺麗ですね。

お椀

一番出汁よりしじみの出汁をしっかりとっているとのこと。しじみの上品な香りと風味が身体に染み渡ります。

甘味

スターフルーツ、キウイ、ドラゴンフルーツ、西瓜、自家製水羊羹が一枚のプレートに。

珍しい素材や大好きな素材が入っていたとのことで、コースとは別に追加注文しました。

追加の握り

・のれそれ
・きんき
透き通る美しさののれそれは、穴子の稚魚だそうです。ツルンとした食感で淡白ですが、ほのかな甘みがあります。

追加の焼物

ふっくらと濃厚でクリーミーなフグの白子焼きは、塩とタレの2種類を用意してくれました。濃厚ながら、とても繊細な味です。

日本酒の品揃えが豊富

アルコールもソフトドリンクも種類が豊富です。特に日本酒は様々な銘柄があるので、日本酒好きな方には嬉しいですね。日本酒は、メニュー以外の銘柄も用意しているそうです。

職人として名店で腕を磨いた大将は、気さくで日本料理にまつわる楽しいお話も聞かせてくれます。山葵、醤油、海苔になど口にするもの全て大将が厳選しているとここと。

温かみある粋な店内で、落ち着いて食事ができます。接待や商談などビジネスシーンから、プライベートまでと様々なシーンで利用ができそうです。